【徹底比較】TONEX PEDALS vs TONEX One 用途別のおすすめと違いを比べました【選び方・口コミ】

「高品質なアンプモデリングを、足元で気軽に扱いたい」
そんなギタリストやベーシストのニーズを満たすべく登場したのが、IK MultimediaのTONEXシリーズ。
「TONEX Pedal」と「TONEX One」 は、コンパクトながらプロレベルのアンプサウンドを再現できるペダル型プロファイラーとして、多くのミュージシャンから注目されています。
しかし、価格も機能も異なるこの2つのモデル。
- 「どちらが自分に合っているのか?」
- 「音質に違いはあるのか?」
- 「用途に応じた最適な選択は?」
この記事では、TONEX PedalとTONEX Oneの違いを徹底比較し、それぞれの特徴やおすすめのユーザー層を詳しく解説していきます。
両モデルの強み・弱みを把握し、あなたに最適なTONEXペダルを見つけましょう。




TONEX Pedal vs TONEX One|基本仕様を比較
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---|---|---|
モデル | TONEX Pedal | TONEX One |
サイズ | 約176×142×55mm | 約48×94×53mm |
重量 | 約1 kg | 約160 g |
プリセット数 | 150種類 (50バンク×3) | 20種類 (A/B切替) |
内蔵TONEモデル | 1100種類 (TONEX MAX) | 200種類 (TONEX SE) |
エフェクト | 15種類 (ディレイ・モジュレーション搭載) | リバーブ・EQ・ノイズゲートなど 基本エフェクトのみ |
入出力端子 | ステレオアウト ヘッドフォンアウト MIDI In/Out エクスプレッション端子 | モノラルアウト(TRS) USB-C |
MIDI | あり(In/Out搭載) | なし |
電源 | 9V DCアダプター (320mA) | 9V DCアダプター(120mA) またはUSB給電 |
価格 | 約59,800円 | 約36,800円 |
まずは基本スペックの違いを見てみましょう。TONEX Pedalはフロア型の大型ペダルで、最大150のプリセットを本体に保存可能です。
3つのフットスイッチ(A/B/C)でバンク内のプリセットを切り替えられ、合計50バンク×3プリセットの構成になっています。
一方のTONEX Oneは掌に乗る超小型サイズで、本体に保存できるプリセットは20種類のみです。
切替も同時使用は2つの音色(A/Bチャンネル)までに制限され、フットスイッチでA/Bをトグルする方式となります
保存数ではPedalが有利ですが、「20もあれば十分」というシンプル志向ならOneでも不足ないでしょう。
TONEX Pedal vs TONEX One|特徴・機能の違い
内蔵モデル数・エフェクトを比較


次に内蔵モデル数やエフェクトを比較します。
TONEX Pedalは工場出荷時から1100種類ものTone Model(アンプ/リグ・キャプチャーデータ)を含むTONEX MAXソフトウェアが付属し、購入後すぐ膨大な音作りが楽しめます。


一方のTONEX One付属ソフトは簡易版のTONEX SEで、収録Tone Modelは約200種と少なめですが、それでも有料アンプコレクションに匹敵する数です。
両機種ともノイズゲート、コンプレッサー、EQ、リバーブといった基本的なエフェクトを搭載していますが、TONEX Pedalはさらにディレイ2種やモジュレーション5種など合計15種のエフェクトスロットを備えています。
一方TONEX Oneはハード上で調整できるエフェクトが限定的で、モジュレーションやディレイはPCソフト側で設定する必要があります。
例えばTONEX Pedalではキャプチャーしたアンプに加えペダル内でリバーブ等を完結できますが、TONEX Oneでもソフト編集で同等の処理は可能です。
端子類・拡張性を比較


TONEX Pedalは標準的なインプットに加え、ステレオ対応のアウトプット(L/Mono, Rの2系統)と独立したヘッドフォンアウト、MIDI In/Out端子、エクスプレッションペダル用端子を備えます。
外部MIDI機器でのプリセット切替や表現系ペダルでワウ・ボリューム操作など、拡張性は万全です。


一方TONEX Oneはミニサイズゆえに端子類も最小限で、入力1系統、TRSアウト1系統のみというシンプルな構成です。
(TRSアウトはY字ケーブルでステレオ出力やヘッドホン出力に兼用可能)。
MIDI端子やエクスプレッション端子は搭載していないため、他機器との連動や足元での細かな操作には向きません。
ただしTONEX One本体のUSB-C端子経由でPCと接続すればオーディオインターフェースとして機能し、DAW録音やソフトでのエディットが行えます。
音質の違いはある?
結論から言えば、音質そのものに大きな差はありません。
TONEX OneとPedalはどちらも同じ「Tone Model」を再生するプラットフォームであり、使用しているモデリング技術やアルゴリズムは共通です。


メーカーも「TONEX OneはポケットサイズながらTONEX Pedalと同じ“ハイパーリアル”なアンプ/キャビネット/ペダルトーンを提供する」と謳っています。
実際、海外の検証動画でも両機種に同一のTone Modelをロードして音を鳴らし比べても違いは感じられないとの報告が多く、内部処理やサンプリングレートも同一であるためサウンドは原理的に一致するはずです。
国内プロデューサーの鈴木氏も「キャプチャー性能が劣っている感じはせず、Kemperで感じた違和感がTONEX Pedalでは解消されていて確実に進化を感じる」と述べており、高価なプロファイラー機に引けを取らないサウンドクオリティを評価しています。
TONEX OneもそのDNAを受け継いでいる以上、音質面での心配は不要でしょう。


操作性を比較


機能面では、フットスイッチの数やUI設計の違いが両モデルの性格を大きく分けます。
TONEX Pedalは3つのフットスイッチを備え、ライブモードでは1バンク内のA/B/C各プリセットをワンタッチで呼び出し、長押しや外部スイッチでバンク切替も可能です。
加えてMIDI対応なので、セットリストに沿ったプリセットチェンジをシーケンスしたり他のエフェクトと同期させることも容易です。
本体に小型のディスプレイもあり、プリセット名やパラメータを表示可能で視認性も良好。


一方、TONEX Oneのフットスイッチは1つだけで、モードを切り替えてA/Bの2チャンネル切替またはエフェクトのオン/オフ(スタンバイ)に割り当てる仕組みです。
そのため同時に使える音色は2種類までとなり、曲中に3種類以上のサウンドを使い分けたい場合は工夫が必要になります。
プリセットの変更自体は、One本体でも「ブラウジングモード」に入ってノブを回せば可能ですが、演奏中に足だけでパパッと多数の音色を呼ぶような運用には向いていません。
TONEX Pedal vs TONEX One|用途別のおすすめ


自宅練習・宅録:TONEX Oneの良さが光る
自宅練習・宅録が主な目的なら、TONEX Oneが非常に魅力的です。
小型でデスク上に置いても邪魔にならず、USB接続すればオーディオインターフェース兼プラグインとしても機能するため、思いついたフレーズをすぐ高品質なアンプ音で録音できます。
ヘッドフォン練習にも対応しており、深夜でもアンプさながらのサウンドを楽しめます。
プリセット数は20までですが、家庭で使う分には「クリーン1つとハイゲイン1つあれば十分」と感じるユーザーも多く、実際「今はクリーンと歪みの2パッチで十分満足している」との声もあります。
TONEX Oneなら自宅環境で気に入ったサウンドを作り込み、それをスタジオやライブにそのまま持ち出すことも可能です。
一方、自宅用途でも「色々なアンプモデルを試したい」「エフェクト込みで凝った音作りをしたい」場合はTONEX Pedalの方がおすすめです。
付属のTONEX MAXソフトから好きなTone Modelを次々本体に送り込んで切替えて弾き比べる、といった使い方もPedalならではの楽しみ方です。
バンドの曲作りで多彩な音色を検討したいときも、150プリセット容量があるPedalならジャンルを超えた音作りに対応できます。


スタジオ練習・ライブ出演:TONEX Pedal
スタジオ練習・ライブ出演が主目的なら、基本的にはTONEX Pedalを推奨します。
やはりライブの現場で足元だけで完結して複数の音を即切替えられる安心感は大きく、MIDI制御も含めた拡張性からPedal版がステージ向きです。
「実際ライブで使うならやっぱりペダルになっている方が便利じゃないですか。とっつきやすいし、説明書を見なくても使えました」とプロも太鼓判を押しています。
加えてTONEX Pedalは堅牢なアルミ筐体でツアーにも耐える設計なので、長期の使用にも信頼がおけます。
もっとも最近はコンパクトエフェクター主体のボードでライブを行う人も多く、そうした場合TONEX Oneをボードの隙間に組み込みアンプ代わりに使う方法も非常に有効です。
例えば歪みペダルやマルチエフェクターで作った音を、最後にTONEX Oneでアンプ+キャビネット特性だけ付与してPAに直送するといった使い方です。
実際「どんな過密なペダルボードにも載るアンプ&歪みモデラー」としてTONEX Oneは海外でも話題になっています。
ただし前述の通りOneは単体ではエフェクトループが使えないため、手持ちのアンプと併用するような場合(例えばアンプの歪みチャンネルだけTONEXに置き換える等)にもPedal版の方が融通が利きます。
またMIDI非対応のOneでは外部スイッチャーからの制御ができないため、大きな会場でステージ上を動き回りながら演奏するようなケースでもPedal版が有利でしょう。


TONEX Pedal vs TONEX One|口コミ・レビュー
TONEX Pedal の口コミ・レビュー
良い口コミ | 悪い口コミ |
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TONEX Pedalのプリセット管理が非常に便利。ライブでもスムーズに音色を切り替えられる AI Machine Modelingの精度が高く、本物のアンプと区別がつかないほどのリアルなトーンが得られる エフェクト機能が豊富で、アンプモデリングだけでなく、EQやコンプなども内蔵されていて使い勝手が良い MIDI制御ができるので、フットコントローラーと組み合わせることで、より柔軟なセットアップが可能 USBオーディオインターフェース機能が搭載されているため、宅録でもそのままDAWに接続できるのが便利 | フットスイッチの感度が少し固めで、思ったより踏みにくいと感じることがある プリセットを切り替える際に若干のレイテンシーがあるのが気になる 専用ソフトのUIが直感的ではなく、設定をカスタマイズするのに少し手間がかかる 音作りの幅は広いが、エフェクトの種類がFractalやLine 6ほど豊富ではない |
TONEX One の口コミ・レビュー
良い口コミ | 悪い口コミ |
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サイズが小さくて超軽量。カバンに入れてどこへでも持ち運べるのが最高 AI Machine ModelingのクオリティはTONEX Pedalと同じで、アンプの鳴りがリアルに再現される シンプルな設計で直感的に使える。複雑な設定をせずに、すぐに良い音が出せるのが嬉しい 自宅練習や宅録にはこれで十分。余計な機能がないぶん、音作りに集中できる USBオーディオ機能のおかげで、PCと簡単に接続して録音できる。 | プリセット数が20までなのが少なすぎる フットスイッチが1つしかないので、ライブでの切り替えが難しく、実質宅録向けになってしまう MIDI機能がないため、外部コントローラーとの連携ができず、拡張性が低い エフェクトがリバーブとEQしかないので、単体で完結できず、外部エフェクトが必須になる |
まとめ|TONEX PedalとTONEX Oneのどちらを選ぶべき?


TONEX Oneがおすすめなのは…
とにかく手軽に高品質なアンプ音を楽しみたいプレイヤー
価格もリーズナブルで、自宅練習から小規模なライブまで必要十分な機能を持っています。
既存のペダルボードに組み込んでアンプシミュレーターとして使う場合や、荷物を最小限にしてセッションに参加したいケースなど、Oneのコンパクトさは何物にも代え難いメリットです。
扱える音色数や操作系が限定的とはいえ、「使う音は厳選して2~3種類」という割り切った使い方であれば不自由は感じないでしょう。
またPC連携が前提の製品と割り切れば、ToneNETから好きなTone Modelをダウンロードして本体に入れ、一発で良い音を出すトーンプレイヤー的な運用にも最適です。
初めてアンプモデル系ペダルを導入する人にもハードルが低く、「最初の1台」として満足度の高い製品と言えます。


TONEX Pedalがおすすめなのは…
マルチな音作りやライブ運用まで見据えた本格志向のプレイヤー
価格は差がありますが、その中には膨大なTone Modelコレクション(TONEX MAX)やAmpliTube 5のフル機能などソフト面の付加価値も含まれているため、むしろ出音への探究心が強い人ほどPedal版のコストパフォーマンスは高く感じられるでしょう。
実際、「KemperやHelixなどハイエンド機に比肩するサウンドをこの価格で実現している」という評価もあり、長期的な機材投資として有力です。
ライブでのプリセット活用やMIDIコントロール、リアルタイムの表現力(ワウやボリューム操作)を求める場合もTONEX Pedal一択になります。
自分のアンプや歪みペダルをどんどんキャプチャーしてTone Modelを増やしたい、といった凝った使い込みをしたいユーザーにも、容量と機能に余裕のあるPedal版が安心です。
「1台で何でもできる」ペダルボードを構築したいギタリストにはTONEX Pedalがベストパートナーになるでしょう。

