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【脱デジタル感】マルチエフェクターとあわせて使いたいバッファー・クリーンブースター5選【まるでアンプな音へ】

Helix、Quad Cortex、Kemper、HX Stomp…。
現代のマルチエフェクターは非常に高機能で、音作りの自由度も驚くほど高くなりました。
ですが、それと同時にこんな悩みを感じたことはありませんか?
- 「悪くはない。でもなんだか物足りない」
- 「音が硬いし、平面的で“箱の中の音”に聞こえる」
- 「録音したらペラペラだった…」
この“何か足りない感”の正体は、もしかするとギターからマルチへ入る“前段”のクオリティ不足かもしれません。
そんなときに試してほしいのが、バッファー/クリーンブースターの導入です。
たった1台加えるだけで、ギターの音が驚くほど“アンプっぽく”、そして“気持ちよく”なります。
今回は、マルチと相性抜群。
本当に“音が変わる”バッファー・クリーンブースター5選を厳選して紹介。
なぜマルチに“バッファー/ブースター”が効くのか


マルチエフェクターは万能ですが、ギターの入力信号に対してかなりシビアです。
シールドの長さやエフェクトの数が増えると、知らない間に高域が削れ、芯のない音になってしまいます。
そんなとき、信号を整える高品位なバッファーや、原音に厚みを加えるクリーンブースターを1台挟むことで、以下のような変化が得られます。
- 音痩せの防止(高域のロスを回復)
- 音の輪郭や存在感の補強
- 空間系エフェクトの“ノリ”が良くなる
- ピッキングのニュアンスがより自然に反映される
とくに“アンプで鳴らしているような気持ちよさ”を取り戻したいなら、前段の補正がとても効果的です。
マルチと相性抜群!本当に“音が変わる”バッファー・クリーンブースター5選
Xotic / Super Clean


機材解説
XoticのSuper Cleanは、その名の通り“非常に透明度の高いクリーンブースター”です。EP BoosterがEchoplexプリアンプ由来の中音域の太さや粘りを加える設計なのに対し、Super Cleanはもっとピュアでナチュラルな補正に特化しています。信号に癖をつけず、あくまで原音のキャラクターを保ちながら、芯と厚みを加えてくれるのが特長です。
内部には4つのDIPスイッチがあり、Bright(高域)、Mid、Bass、Tightなど、プレイヤーの好みに応じて音色のチューニングが可能です。例えばストラトのシングルコイルが少し痩せて聞こえるときはMid Boostを足したり、クリーントーンに煌びやかさを加えたい場合はBrightをオンにするといった使い方ができます。これらはあくまで“ほんの少しだけ”キャラクターに方向性を持たせる程度で、基本はクリーンでナチュラルなトーンが前提になっています。
マルチエフェクターと組み合わせる場合、Super Cleanは非常に相性が良く、HelixやHX Stomp、Quad Cortexなどの入力段に繋ぐことで「音の押し出し感」「解像度」「リッチな倍音感」が明らかに変化します。デジタル臭さが少し抜け、アンプで鳴らしているような自然な響きに近づくのが最大の魅力です。もちろんゲインノブを上げれば最大+12dB程度のブーストが可能ですが、Super Cleanの真価は「何もしないのに音が良くなる」常時ONの使用にあります。
ユーザーからは「クリーンでも歪みでも、音が前に出てくる」「弾いたときの“触感”が柔らかくなる」「空間系のエフェクトのノリが明らかに変わった」といった声が多く、特にマルチの硬さに悩むプレイヤーにとっては“最後のピース”となりうるペダルです。
Super Cleanはこんな人におすすめ!
- マルチで「音が固い」「輪郭が硬い」と感じる方
- EQでは出せない自然な厚みを求めている方
- クリーントーンに奥行きと艶を加えたい方
ユーザーの声
「クリーンでも歪みでも、音がパッと前に出るようになる」
「細く感じていたストラトの音が、しっかり太くなった」
「常時オンにして使っています。オフに戻すと物足りなくなるくらい自然な効果です」


Lee Custom Amplifier / 12AU7BB


機材解説
Lee Custom Amplifierが手がける12AU7BBは、国産ハンドメイドならではの精密な作りと、12AU7真空管の自然な倍音感を活かしたバッファー/ブースターです。内部にはElectro-Harmonix製12AU7真空管を1本搭載しており、信号のナチュラルな質感を保ちながらも、空気感と奥行きのあるサウンドへと変化させてくれます。特に特徴的なのは、「通すだけで音が良くなる」と評されるほどの自然な補正力です。
トーンを大きく変えるわけではありませんが、あらゆる帯域に滑らかな丸みが加わり、クリーンでも歪みでもどこか“高級感”を感じるトーンへと押し上げてくれます。HX StompやQuad Cortexと組み合わせたユーザーからは、「ライン臭さが薄れた」「ピッキングが気持ちよくなった」との声が多く寄せられています。
特にモデラーやマルチにありがちな「平面的で硬い音」に対して、チューブの持つ自然な“厚み”や“呼吸感”を加えてくれるため、どんなジャンルのプレイヤーでもその恩恵を体感できます。ナチュラルなクリーンブースターとしても、空間系エフェクトの前段バッファーとしても優秀です。
12AU7BBはこんな人におすすめ!
- モデラーの音に“生命感”が欲しい方
- ピッキングニュアンスを自然に補正したい方
- 真空管特有の艶や奥行きが欲しい方
ユーザーの声
「指のニュアンスまで素直に出てくれる」
「硬くて疲れる音が、心地よくなるだけで演奏が楽しくなりました」
「音が一段“深く”なる。EQでは絶対に出せない質感です」


Lee Custom Amplifier / 12AU7Pre


機材解説
12AU7BBと同じく12AU7管を搭載する兄弟機ですが、こちらは“Pre”の名の通り、より前段用途に特化したモデルです。音の太さや温かさという点ではBBと共通していますが、12AU7Preは“ピッキングのニュアンス”や“アタックの柔らかさ”を整える方向に優れています。
最大の特長は、クリーンでも歪みでも弾き心地が非常にナチュラルになることです。ペダルを通すことで、指先からアンプにかけての伝達がスムーズになり、まるでコンプとEQを絶妙に掛け合わせたような整ったサウンドに仕上がります。特にハイがキツくなりがちなマルチの出音に対して、耳に痛くない上質な高域と、滑らかで丸みのある中域が加わるのが魅力です。
Quad CortexやHelixに直挿ししたユーザーからは「ラインの冷たさが解消された」「弾いた瞬間に違いが分かった」といった感想が多く聞かれます。回路はきわめて静かでノイズも少なく、レコーディングやインイヤーモニター環境でもストレスなく使用できます。
12AU7BBが全体の音像を豊かにするタイプとすれば、12AU7Preは弾き心地の心地よさにフォーカスした“プレイヤー目線”の補正ツールです。演奏のタッチ感そのものを心地よく変えてくれる1台です。
12AU7Preはこんな人におすすめ!
- マルチの音が“硬くて冷たい”と感じている方
- 上質な倍音とニュアンスの丸みが欲しい方
- 真空管の“粘り”をクリーンにも活かしたい方
ユーザーの声
「指のニュアンスまで素直に出てくれる」
「硬くて疲れる音が、心地よくなるだけで演奏が楽しくなりました」
「音が一段“深く”なる。EQでは絶対に出せない質感です」


THINGS / beyond Tube Buffer 2S


機材解説
beyond Tube Buffer 2Sは、東京のビルダー「THINGS」による真空管バッファー/ブースターです。1ノブ設計のシンプルな操作性ながら、Electro-Harmonix製の12AU7管を内部昇圧で駆動し、音に豊かな倍音と自然な厚みを加えることができます。
このペダルの魅力は、“通すだけで分かるレベル”での立体感の向上にあります。特にクリーン系マルチエフェクターと組み合わせると、信号の密度が高まり、空間系エフェクトの反応が一段と良くなります。弾き始めのアタックが柔らかくなり、音が耳に馴染むようになりますが、芯はしっかりと保たれるため、輪郭が曖昧になることはありません。
また、ゲインを上げると軽く歪む特性を活かして、ほんのり色気を加える“味付けブースター”としても使用可能です。実際にプロのレコーディング現場でも使われており、自然なサチュレーションを必要とする場面で真価を発揮します。
beyond Tube Buffer 2Sはこんな人におすすめ!
- マルチの出音が“平べったい”と感じている方
- 空間系が気持ちよく“広がらない”と感じている方
- 真空管の自然な厚みを常時ONで使いたい方
ユーザーの声
「マルチ特有の平べったさが消えて、空間にふわっと音が浮かぶようになった」
「とにかく“気持ちいい”。弾いた瞬間から違うと感じました」
「音に“厚み”が足されたというより、信号そのものが上質になった印象です」


OATS AND MOLASSES / VB-2 FET DRIVER


機材解説
OATS AND MOLASSESが手がけるVB-2 FET DRIVERは、一見すると小ぶりなアートペダルに見えますが、その実力は驚くほど本格的です。内部にはシンプルな2ノブ構成ながら、FET(フィールド・エフェクト・トランジスタ)による倍音の立ち上がりと、ファズのような質感を両立したサウンドキャラクターを持っています。
マルチエフェクターと組み合わせる場合、このペダルは単なる“信号の整え役”ではありません。デジタル的に整いすぎた音に、ほんのりとした歪み感や質感を足し、あえて“揺らぎ”や“ザラつき”を加えるための前段補正ツールとして非常に効果的です。
特にHelixやQuad Cortexといったモデラーでは、プリセットが整いすぎていて、どこか“演奏に対して返ってくる音が無機質”と感じることがあります。VB-2を前段に接続することで、その整いすぎた信号にFET由来のナチュラルな倍音と微妙なニュアンスの濁りを加え、“演奏している手触り”を戻してくれるのです。
使い方としては、Gain/Biasノブを低めに設定して常時ONにしておけば、自然なブースターとして働き、入力信号に僅かな厚みとニュアンスの彩度を与えてくれます。そこにややBiasを上げていくと、独特の歪み感=プレーンなデジタルの輪郭に“手書き感”を与えるような作用があり、シンセ系サウンドやループ処理とも相性が良くなります。
とくにインスト系、ポストロック、アンビエント、オルタナなどのギタリストにとっては、「ただ太くする」だけでは得られない**存在感のある“テクスチャー”**を得られる稀有な1台です。
“補正”と“破綻”のギリギリのバランスを狙える、プレイヤーの感性を刺激するブーストペダル──それがVB-2 FET DRIVERです。
VB-2 FET DRIVERはこんな人におすすめ!
- マルチやアンプシミュレーターの音に“空気感”が足りないと感じる方
- 真空管の厚みや艶を“補正レベル”で自然に加えたい方
- クリーンでも歪みでも「奥行きのある音像」を目指したい方
ユーザーの声
「VB-2は、シンセやドラムマシンにも使える多用途なペダルで、音に独特のキャラクターを加えてくれます。」
「Biasコントロールを調整することで、オーバードライブからファズまで自在に変化し、演奏の幅が広がります。」
「手作りの品質が感じられ、デザインも美しく、所有する喜びを感じさせてくれるペダルです。」
【まとめ】マルチにこそ、“前段の魔法”を


マルチエフェクターは万能ですが、
ギターの音がそのまま良くなるわけではありません。
むしろ、ギターから入力される“素材”が整っていないと、本来の性能が活きないのです。
今回ご紹介した5機種は、それぞれ異なるアプローチで音の質感を整え、
“デジタルっぽさ”をアンプライクなトーンに変換してくれる心強い相棒です。
- Super Cleanは、バランスの整った音圧と立体感を補ってくれます。
- 12AU7BBと12AU7Preは、真空管ならではの艶と厚みを付加してくれます。
- beyond Tube Bufferは、ピュアな信号強化で奥行きを加えます。
- Sunday Driverは、透明なまま音を1ランク上の“鳴り”に整えてくれます。
「EQでは出せない」「アンプで鳴らすと良いのに…」と感じていたあの違和感が、
たった1台、バッファーやブースターを加えるだけで解消されるかもしれません。
マルチの音を本物に近づけたいあなたへ。
まずはこの5台から、“前段の革命”を体感してみてください。
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