strymon SUNSET 6種の歪みを自在に操るハイブリット・ドライブペダル【サウンドデモ・評判】
空間系ペダルにおいて絶大な信頼と評価をえているstrymon(ストライモン)。
6種もの歪みを柔軟に組み合わせて自分好みのサウンドをつくれるハイブリットドライブペダル
アナログ&DSPのハイブリット設計により、真空管アンプにつないだニュアンスやタッチを再現。
ノイズゲートまで搭載したオールインワンなドライブペダルです。
About strymon|ブランドについて
STRYMON(ストライモン)は真空管を搭載したギター/ベース用エフェクターを取り扱うDamage Controlが、2009年からスタートさせたブランド。妥協のない製造方法と音楽の技術の限界に挑むSTRYMONのエフェクターは、奥行きのあるサウンドと確かな音質を生み出します。素晴らしい音楽を作り出すためにこだわり抜かれたその製品群は、どこよりも良い音を作り出したいというスタッフの手で多くのギタリスト達を新たなステージへと導きます。
strymon SUNSET|Spec & Info.
strymon SUNSETの基本情報
エフェクター名 | SUNSET |
ブランド | strymon |
カテゴリー | Over Drive / Distortion |
仕様 | バイパス:トゥルー・バイパス (アナログ・バッファード・バイパスに設定可能) 入力電圧:9VDC センターマイナス、250mA サイズ:102mm(幅)×117mm(縦)×67mm(高)※突起部含む 重量:450 g 軽量、堅牢なアルマイト処理アルミシャーシを採用 Made in USA |
- クラシックなオーバードライブ/ ディストーション回路の歪みを6種類搭載
- A/B2つのドライブを組み合わせるだけでなく、A→B・B→A・A+Bという3パターンの組み合わせ方が可能。
- 使用アンプにあわせて高域特性を選べるブライトスイッチ
- 効き始めるレベルが設定でき、サステインの減衰音も音の切れ目が聞き取れないほどの性能を誇るノイズリダクション
- 「お気に入り」セッティングの保存・呼び出しが可能(オプション使用時)
- エクスプレッションペダルによるコントロール
- MIDI制御対応
strymon SUNSET|Sound Demo
strymon SUNSET|レビュー・評判
購入した理由は多機能!これ以上でもこれ以下でもないです。
Sound House より
Aチャンネル(OD系×2+トレブルブースター)とBチャンネル(DIS系+JFETブースター)がありますが、A→Bはもちろん、B→AやA+Bというパターンもセッティングも出来るので個人的にはコレ一台で歪みに関しては完結できてます。違う味も欲しいなぁという事でsunsetの前にOD系の歪みを置いてはいますが基本はsunsetをMIDI制御してセッティングを切り替えて使用しています。
歪みは一台で完結させたい!って方にはMIDI制御できる事も含めてオススメです。
自分の出したい音=楽曲に合うであろう音が出せれば良いので、指標にされたであろうペダルに近いのか?の部分は私には分かりませんけど機能面では満足だし出したい音は作れてるので非常に満足してます。
八方美人的な歪みペダルではあるけれど音作りの幅広さと使い勝手の良さに★×5ですね。
A-ch
■Ge
ケンタウルス系の歪み。エレハモのsoulfoodをLOW-MID寄りにした印象。レンジは狭いですが音が太くなりブースターに最適。
■Texas
TS系の歪み。こちらは逆にレンジが意外と広く、TS9をフルドライブさせた音が丁度ドライブ12時辺りに相当します。コードの分離感が抜群です。B-ch
■2stage:王道のハードロックドライブです。レンジが広く、持っている物の中では SUHRのRiotに近い印象を受けました。特にドライブを0にした時のクランチサウンドは素晴らしいです。
■Hard:最もハイゲインなモード。ツマミを回しきればファズっぽい音になります。BOSSのBD-2もフルドライブするとファズっ気が出るので、その辺りは似ていますがドライブ・トーンともにかなり上げてもBD-2のよう薄っぺらい感じにはならずしっかりした粒立ちがあります。A-Bとも一番↓のスイッチはクリーンブースト用です。
もうホントどのモードも使えるものばかりで、何のモードをどう使おうか迷ってしまうくらい贅沢に色々詰まってます。すごい。
また、リアパネルに音域を調整する3段階のスイッチがあるのですが、これがまた素晴らしいんです。
バンドアンサンブルでどうにも抜けが悪い時、逆にハイがキツく感じる時はこのスイッチだけでがらっとトーンが変わります。アンプを選ばず使えますし、他の歪み系エフェクターと併せて使う際にもこのスイッチは大活躍ですね。一番好きな設定はA-chのTexasとB-chの2stageをA+BにしてリアパネルトーンをBrightにした設定です。
3×3のモードセレクトに更に3段階のトーン、A→BとB→AとA+Bの接続順番、各モードのTONE&GAINの設定と、とんでもないくらい幅広いサウンドメイキングが出来ます。プレイヤーの趣向や使用目的など、どんな要望にも応じてくれるポテンシャルに感服しました。
Amazon より
とにかくほんとにこれすごいです。
所謂「持ってるペダル手放す程良い」カテゴリーに属する商品ですが、ご多分に漏れず私も処分しました。セッティングして色々音を出していると自然に笑みがこぼれ何時間でも弾いていれる位のレベルです。(わかり辛いですね)
Amazon より
まずはダイナミックレンジ・S/N比が高く解像度が良いというかとても音楽的です。数値的にはもっと優れているペダルはたくさんあるでしょうがどの様にセッティングしても破綻がないというか穴がないというか。昨今のデジタルの技術は多少わかっていて破綻なく使えるペダルも所有、試したことはありますが、得てしてそういうペダルは飽きるのも早いんですね。変に音がきれいだったり立体的でなかったり‥。ところがこのSUNSETはとても音楽的で色々試したくなります。
さて皆さんが気になるのはゲイン幅についてだと思いますが、単体(A+B)ではハードロックまでのハイゲインは余裕です。メタルとかになるとEQ的にミドルの調整がないのでドンシャリに持っていくには別にイコライザーやアンプ側の調整次第では行けると思います。が、このペダルを検討している層ではないと勝手に思っています。ノイズリダクションもあり機能的にも多機能です。個人的にはクリーンブーストの音色に一番やられました。
チョット高いかなと思いながらも実機を触って音を奏でれば、逆に「こんな価格でいいんかい?Strymon!」となる筈。
今までに何台も何台も歪みペダルを買っては売り、売っては買い、何年ぶり何度目かの対面しているエフェクターの泥沼にもがいている同士の方々は全国にいらっしゃると思いますが、よーく考えてみると(冷静さは必要ですよ)2台か3台分の価格で何役も高度にこなす素敵なペダルと捉えればとても安いです。という訳でAmazonではないのですが他店でRiversideもポチりましたので、比較してみようと思います。
ん、これは‥。Strymonの沼?