【何が便利?】FRYETTE Power Load IR リアクティブロード×IRローダーの真価【評判・比較あり】

「真空管アンプの本当の音を、自宅で、深夜でも、最高の音質で楽しみたい。」
そんな中級者〜上級者ギタリストの願いを叶える存在として注目されているのが
FRYETTE Power Load IR
本機は、リアクティブロード、アナログキャビネットシミュレーター、IRローダー、
さらにヘッドフォンアウトやAUX INなど、宅録・ライブの両シーンを完全にカバーするプロ仕様の多機能ボックス。
SuhrやTwo Notes、Universal Audioなどの競合製品と比較しても、
本機だけが持つ“アナログとデジタルの両立”という大きな強みがあります。
本記事では、そんなPower Load IRの製品仕様、特徴・機能、どんな人におすすめか、実際の口コミ(良い評判・悪い評判)、他社製品との簡易比較などを詳しくご紹介。
「結局、Fryetteのこれってどこがすごいの?」
「自分のアンプに本当に合うのか知りたい」
というギタリストの方はぜひご覧ください。


FRYETTE Power Load IR|スペック・外観


FRYETTE Power Load IRの基本情報
サイズ | 幅22.0 × 奥行15.7 × 高さ8.1 cm |
重量 | 約2.1 kg |
対応インピーダンス | 2Ω/4Ω、8Ω、16Ω(切替式) アンプのスピーカー出力に合わせてインピーダンスを選択可能 |
許容入力 | 最大200W(2Ω/4Ωまたは16Ω時)、150W(8Ω時)までのアンプ出力に対応 100W超のハイワットアンプでも安心して接続可能 |
IRストレージ | 合計16個のIRデータを本体に保存可能(4バンク×4プリセット) 出荷時にはFryette社の実機キャビネットから作成されたファクトリーIRが複数インストール済み |
端子 | アンプ入力(スピーカー入力)端子 バランスドXLRラインアウト アンバランスラインアウト ヘッドフォンアウト(ステレオ) ステレオ外部入力(AUX/Program In)etc |
電源 | 2V DC(500mA)アダプター |
価格帯 | 約13万円 |
Power Load IRは「リアクティブロード+アナログキャビネットシミュ+IRローダー+ヘッドフォン練習環境」を一体化したオールインワン設計となっています。
アンプからの生々しい音のエネルギーをそのまま受け止めつつ、用途に応じてアナログ/デジタル両方の手法で最適なキャビネットサウンドを提供してくれるため、自宅録音からスタジオ作業、ライブのライン出力まで幅広く活用できるでしょう。


FRYETTE Power Load IR|特徴・機能
リアクティブ・ロード回路


最大の特徴はリアクティブ(可変)ロード機能です。2〜16Ωまでインピーダンスを切り替えられる負荷回路を搭載し、接続したアンプに対してスピーカーキャビネットと同じようなインピーダンス特性を与えます。
これにより、アンプは実際にスピーカーを鳴らしている時と同様のレスポンスで反応し、ナチュラルな弾き心地やサウンド変化を得ることができます。Fryette社は自社のパワーアンプ製品(PS-2/PS-100など)で培った技術を応用し、真空管アンプ特有の挙動を忠実に再現するロード回路を実現しています。
アナログCab+Micエミュレーション


本体内部にはアナログ方式のキャビネット&マイク・エミュレーター回路を内蔵しています。前モデルPL-1から進化したこのアナログ・キャビネットシミュレーションは、0レイテンシーでダイナミクスに優れたマイキング済みキャビネットのサウンドを再現します。
フロントパネルのコントロールで、LO-MID(低〜中音域)、HI-MID(中高音域)の周波数特性やEMPHASIS(高域強調)を連続可変で調整可能です。またAIR/BITEスイッチにより、マイクの距離感やプレゼンス感を切り替え、空気感の調整も可能になっています。
このようにアナログ回路だけでも細かな音作りができ、レスポンスの良さから従来モデルでも高い評価を得てきました。
IRローダー機能


本機最大のセールスポイントがIR(インパルス応答)ローダー機能の搭載です。USB経由でPCと接続し、任意のIRデータ(キャビネットのインパルス応答)を本体にアップロード可能です。最大16個のIRをストックでき、ライブ用や曲ごとのプリセットを登録して切り替えることも容易です。
標準収録のIRデータには、Steven Fryette氏(Fryette創設者)が開発・所有する複数のキャビネットの音が含まれており、ユーザーは購入後すぐに高品質なキャビネットIRを利用できます。
IRを用いることで、アナログエミュレーターだけでは再現しきれない**「よりリアルな空間の響き」**まで表現可能になる点も大きなメリットです。
ヘッドフォンアウト&ステレオFXループ


フロントには高品位なステレオ・ヘッドフォンアウトも備わっており、自宅練習に最適です。
さらにヘッドフォンアウトには**エフェクトループ(ステレオ)**が直結しているため、IRやアナログキャビネットで整えたサウンドにディレイやリバーブなど空間系エフェクトをかけてモニターすることが可能です。
深夜でもアンプをフルドライブさせ、その音にリバーブをかけてヘッドフォンで気持ち良く演奏するといった使い方ができます。
外部入力(AUX IN)
リアパネルにはProgram Inputと呼ばれるステレオAUX入力も装備されています。これによりスマホや音楽プレーヤー、あるいはバンドのミックス音源などを本機に入力し、ギターアンプの音と一緒にヘッドフォンで聴きながら演奏することができます。
宅録や個人練習時に、バックトラックに合わせて演奏したり、細かなフレーズ練習を行ったりする際にも便利な機能です。


FRYETTE Power Load IR|デモ・接続例
接続例一覧
















FRYETTE Power Load IR|レビュー・評判
ポジティブな評判
- 「I’ve tried the Suhr and Driftwood, but prefer the Fryette.」
ある海外フォーラムのユーザーからは、「Suhr(Reactive Load IR)やDriftwood社のロードボックスも試したが、最終的にFryetteを選好する」との声が上がっています。他メーカー製品と直接比較しても、本機のサウンドや機能に満足していることが伺えます。 - 「Being able to play my main rig silently any time of day or night was my goal, and it definitely delivers that in spades.」
別のユーザーからは、「一日中いつでもメインアンプを無音で鳴らせること」が購入目的だったが、まさに本機がそれを完璧に叶えてくれた、と絶賛する声が寄せられています。自宅で大音量アンプを使えない不満が一気に解消した様子が伝わってきます。 - 「It sounds fantastic to my ears now – very lifelike and responsive.」
ヘッドフォン出力の音質について、「設定を調整したところ、自分の耳には驚くほど生々しく反応の良いサウンドに聞こえる」と評価する意見もあります。アンプとスピーカーが対峙したときのようなダイナミックな鳴り方がヘッドフォン越しにも感じられる点は、本機のリアクティブロードとキャビネットシミュの効果を物語っています。
ネガティブな評判
- 「The barrel plug of the included power cable has no resistance against the jack… I have to set a book on top of the cable to keep it from moving and sliding out, causing the unit to shut off.」
付属のACアダプターに関して、「プラグの差し込みが緩く、重し(本など)を乗せて固定しないと抜けて電源が落ちてしまう」という不満の声がありました。実際に初期不良レベルの不具合に当たってしまったケースのようですが、「今まで見た中でも最悪の質の電源ケーブルだ」と酷評するユーザーもおり、一部では付属品の品質に不満を感じた意見も見受けられます。 - 「The only downside is that one cannot audition external IR’s on the fly… the unit needs to be powered off to load external IR’s.
機能面の要望として、「外部IRデータを差し替えて試聴(オーディション)するには、その都度本体の電源を落としてからロードし直す必要があり、リアルタイムで切り替えられないのが唯一の欠点だ」という指摘もあります。多彩なIRを使い分けたいユーザーにとって、PC接続でのIR管理にやや手間がかかる点はデメリットと感じられているようです。他社の類似製品(例えばFriedmanのIRD-Xなど)はソフト上でIRを瞬時に切替試聴できる仕組みがあるだけに、Fryetteにも今後アップデートで改善してほしいという期待が語られていました。
FRYETTE Power Load IR|競合製品との比較
競合各製品それぞれ強みがありますが、FRYETTE Power Load IRは「リアクティブロードの自然な挙動」「アナログ+デジタル両立の柔軟性」「ハイパワーアンプ対応」といった点で際立った存在です。
価格帯は高めながら、その分プロフェッショナルの要求にも応え得る作り込みがなされています。他社製品と比較検討する際は、自身のアンプ出力や用途、重視する機能に照らして、本機の持つメリットがマッチするかを判断すると良いでしょう。
Suhr / Suhr Reactive Load I.R.


米国Suhr社の定番リアクティブ・ロードボックスです。8Ω固定のリアクティブ負荷(150W対応)と16基のキャビネットIRロード機能を持ち、シンプルかつ高音質な点でプロにも支持されています。
ただしヘッドフォン出力やアナログキャビネットエミュレータは非搭載で、ラインアウトを活用するには別途オーディオインターフェース等が必要です。Power Load IRはインピーダンス切替やヘッドフォンアンプ内蔵など機能面でSuhr製より充実しています。
その反面、価格帯はSuhrより高めで、本格的な仕様を求めるユーザー向けと言えます。


Two Notes / Torpedo Captor X


フランスTwo Notes社のTorpedo Captor Xは、コンパクトサイズで人気のロードボックス&IRローダーです。4Ω・8Ω・16Ωモデルがあり、100Wまでのアンプに対応。デュアルIR出力や内蔵エフェクト(リバーブやEQ)、Bluetooth対応アプリでのエディット機能など、デジタル面の機能が豊富なのが特徴です。
価格も比較的リーズナブルで手に入れやすく、ライトユーザーには魅力的でしょう。ただし負荷容量は100Wまでのため、大出力アンプには注意が必要です。
またファン搭載による動作音や、若干のレイテンシーが発生する点は無音・無遅延にこだわるFryette PL-IRとは設計思想が異なる部分です。
純粋な音質面ではどちらも定評がありますが、Power Load IRはアナログ回路によるゼロレイテンシー監視と200W対応の安心感でプロユースに応えています。


Universal Audio / OX Amp Top Box


UA社のOXは高品質なスピーカーキャビネットモデリング(IRではなく自社モデリング)とエフェクトを内蔵した先駆的製品です。UIも優れ、マイキング環境を詳細にシミュレート可能でスタジオ定番となっています。ただしロードは一部で抵抗式との指摘もあり、ヴィンテージアンプへの負担を懸念する声もあります。
また100W程度までの対応、価格も非常に高価です。Power Load IRはOXに比べてより実アンプに忠実なリアクティブ負荷を備え、IRによる拡張性もユーザー次第で自由にできる点がメリットです。
反面、リバーブなどのエフェクトは内蔵していないため、必要に応じて外部エフェクトやDAW処理で補う形になります。


FRYETTE Power Load IR|こんな人におすすめ
- 真空管アンプへの強いこだわりを持つ中〜上級者
自宅にマーシャルやメサブギーなど大出力アンプヘッドを持っているものの、「音量の問題で思い切り鳴らせない」「深夜でも良い音で練習・録音したい」という悩みを抱える方にとって、PL-IRは理想的な解決策となるでしょう。実際、200W対応のリアクティブロードにより100W級アンプをフルにドライブさせても安全に音を吸収できますし、ヘッドフォンアウトの搭載によってスピーカーを繋がずともアンプ本来のドライブ感をヘッドフォンでモニター可能です。真空管アンプならではの「スピーカーを鳴らしてこそ得られるタッチやトーン」を犠牲にせず、小音量や無音環境で使える点は、アンプを知り尽くしたプレイヤーほど恩恵を感じるでしょう。 - レコーディングや宅録を頻繁に行うギタリスト
マイキング録音は環境やテクニックに左右されますが、本機ならば高品質なキャビネットIRを使って安定した録音ができます。例えば、自宅スタジオで深夜に思いついたフレーズをそのままDAWに録り込む場合でも、PL-IR経由であればアンプからスピーカーを鳴らさずライン直結でリアルなキャビ音を得られます。宅録派ギタリストにとって「毎回ベストなマイキングを探す手間が省けた」という声も納得できるでしょう。また、アナログとデジタル両方のキャビネットシミュレーションを備えているため、レイテンシーゼロのアナログ音でモニタリングしつつ、録音はIR音を使用するといったプロ顔負けの使い分けも可能です。音質に妥協したくない録音マニアやプロ志向のDTMerにとって頼もしいツールとなります。 - ライブでアンプのラインアウトを活用したいプレイヤー
ペダルボードに収まるサイズではないもののコンパクトにまとまっており、ヘッドやラックと一緒に持ち運ぶこともできます。ライブ会場でアンプからキャビネットではなくPAに直接ライン出力を送りたい場合、本機のXLRバランスアウトからミキサーに送れば、マイキング無しで安定したギターサウンドを提供できます。ツアー先の環境に左右されず、自分の作り込んだキャビネットIRサウンドを再現できるため、音作りにシビアなギタリストやエンジニアにも心強いでしょう。


まとめ|プロも唸る高品位ロードボックス&IRローダー
FRYETTE Power Load IR(PL-IR)は、真空管アンプ愛好家にとって夢のような機能セットを実現した次世代ロードボックス&IRローダーです。リアクティブロードによるアンプの生々しい反応の再現、アナログ回路の即応性とデジタルIRの柔軟性を両立し、自宅練習からレコーディング、ライブPA出力まで幅広く活用できる万能ぶりはまさにプロも唸る完成度と言えます。
もちろん完璧ではなく、価格の高さや一部操作上の制限(例えばIR切替の手間)など注意点もあります。しかし、それらを差し引いても「自宅でチューブアンプを思い切り鳴らし、最高の音で録音・モニターしたい」というギタリストには代え難い魅力を持つでしょう。実際のユーザー評価でもサウンドクオリティや機能面への満足度は非常に高く、**「アンプの良さを損なわずに活かし切る」**ためのツールとして本機を手放せなくなったという声も頷けます。
総括すると、FRYETTE Power Load IRは単なる宅録便利グッズの域を超え、ギターアンプの可能性を最大限引き出すプロ仕様機材です。真空管アンプサウンドを極めたい中級・上級ギタリストにとって、本機は末永く相棒となり得る価値ある一台ではないでしょうか。ロードボックス&IRローダー選びで迷っている方は、ぜひこの「プロも唸る高品位」なFryetteの実力をチェックしてみてください。