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【現代版Klon系】Keeley Manis Overdrive もたらす新たな“トランスペアレント系歪み”体験【サウンドデモ・評判】

「クリーンを一滴も濁さず、それでいて弾いた瞬間に“芯”が立ち上がる」
そんな理想を求め続けてきたギタリストに、Keeley Electronics が届ける新たな答えが
Keeley Manis Overdrive
往年の “透明系” を思わせるナチュラルなトーンを軸に、ゲルマニウム切替と Bass+ スイッチで低域やサチュレーションを瞬時にチューニング。しかもトゥルーバイパス/バッファードをフットスイッチ長押しで行き来できるなど、ライブ現場で「あと一歩ほしかった」機能を実装しています。ペダルボードに余計な色を足さず、欲しいところだけグッと押し出す――本記事では Manis の仕様・音の特徴・実際の口コミまで徹底検証し、その価値を紐解きます


Keeley Manis Overdrive|スペック・特徴


Keeley Manis Overdriveの基本情報
ブランド | Keeley Electronics(キーリー) |
製品名 | Manis Overdrive(マニス・オーバードライブ) |
タイプ | オーバードライブ(ハードクリッピング・ブースター) |
コントロール | Tone、Drive、Level ノブBass+ トグルスイッチ(低域ブースト)GE Diode/Trans トグルスイッチ(クリッピング切替) |
バイパス方式 | トゥルーバイパス / バッファードバイパス 切替式(フットスイッチ長押しでモード切替) |
電源 | DC 9V~18V(センターマイナス)※内部昇圧回路搭載、18V駆動対応消費電流 約17mA、電池駆動不可 |
サイズ・重量 | 約66(W) × 49(H) × 127(D) mm(突起物除く)重量 約290g |
製造国 | アメリカ合衆国(USA製)、アルミ製筐体、堅牢なメタルフットスイッチ採用 |
価格 | ¥35,200(税込)※国内販売価格 |
こうしてスペックを見ても、Manis Overdriveが伝説の透明系オーバードライブ回路を基にしながら現代的な改良を施したモデルであることが分かります。
3ノブのシンプルさに隠れた追加スイッチや高電圧対応など、細部までプレイヤーのニーズを意識した設計と言えるでしょう。コンパクトながら頑丈な筐体やスイッチング方式にも最新技術が投入されており、ステージからスタジオまで安心して使える作り込みになっています。
Keeley Manis Overdrive|特長・機能


Germaniumクリッピング切替スイッチ
回路のクリッピング素子として、ゲルマニウムダイオードとゲルマニウムトランジスタを切り替え可能です。 スイッチを下げてダイオード(表示は「GE Diode」)に設定すれば、伝統的な透明系オーバードライブ特有の、コンプレッションの効いた艶やかなクランチサウンドを再現します。一方、スイッチを上げてトランジスタ(「GE Trans」)に切り替えるとドライブ時のサスティンとサチュレーション(飽和感)が増し、アタックが柔らかでチューブアンプに近いレスポンスを得られます 。ダイオード時よりミッドの押し出しが穏やかになり、よりオーガニックでナチュラルな歪み方になるのがポイントです。ピッキングの強弱に対する追従性も高まり、表現力豊かなオーバードライブサウンドを楽しめます。
「Bass+」スイッチ
低域ブースト用のトグルスイッチを搭載。スイッチを上げる(Bass+モード)とカットオフ周波数を通常より1オクターブ下げ、出力を+3dB持ち上げることで、低音域を厚く補強します 。とりわけシングルコイル搭載ギターで感じやすい低音の物足りなさを解消し、サウンドに深みと迫力を与えてくれる便利な機能です 。スイッチを下げた「Stock」モードではオリジナルのKlon系と同じタイトでミッド中心の応答特性になり、バンドの中で抜けの良いトーンを維持できます。曲調や使用ギターに応じて瞬時に低域の出方を調整できるため、ライブでも重宝するでしょう。
バイパス方式の切替(True/Buffered)
トゥルーバイパスとバッファード・バイパス(静音スイッチング)をワンタッチで切り替えられるのもManisの魅力です 。フットスイッチを長押し(約2秒)するだけで、従来のトゥルーバイパスと、バッファを経由したサイレントスイッチングをトグル可能。バッファ付きにすればオフ時にも信号劣化を防ぎ長いエフェクター鎖でも音痩せしにくくなりますし、スイッチングノイズも極力抑えられます。一方、ピュアな直結音にこだわりたい場合やビンテージペダルの音色変化を避けたい場合はトゥルーバイパスに設定可能です。足元で素早く切替できる仕様のため、リグや状況に合わせ最適なモードを選べる柔軟性があります。
18V駆動対応&高ヘッドルーム設計
標準的な9Vアダプターで動作しつつ、最大18Vまでの電圧に対応しています 。内部には電圧昇圧用のチャージポンプ回路を搭載しており、ヘッドルーム(歪まずに扱える音量の余裕)が大きく取られているのも特徴です。より高い電圧で駆動することでクリーン時のダイナミクスが増し、力強いピッキングでも音が潰れにくくなります。これは特にブースター的な使い方をする際に有利で、大音量のクリーンブーストでも音像が崩れません。なお高電圧対応でありながら回路はしっかり保護されているため、誤って18Vを入力しても故障しにくい安心設計になっています。
以上のように、Manis Overdriveは**「元祖Klon系サウンドの忠実な再現」と「現代向け機能拡張」の両立を実現しています。 ゲルマニウム素材の活用による音質チューニングや低域補正スイッチ、バッファ搭載など、従来ユーザーが「欲しかった!」と感じるポイントをしっかり押さえている点はさすがです。
筐体も米国オクラホマの自社工場で丁寧に製造されており、「楽器のように精巧に作られた」**高い工作精度と頑丈さもKeeleyならでは 。まさにプロユースに耐える次世代のKlon系ペダルとして大きな期待に応えるモデルと言えるでしょう。
Keeley Manis Overdrive|サウンドデモ


Keeley Manis Overdrive|レビュー・評判
ポジティブな評判
- 「GermaniumクリッピングとBassブーストのおかげでどんなアンプ相手でも理想のドライブサウンドを作れる汎用性が嬉しい。ライブのバックラインでも安心して使えています」
- 「従来のKlon系ペダルと比べても驚くほど透明で厚みのあるオーバードライブです。ギター本来の音を活かしつつ必要な押し出しだけ与えてくれるので、常時ONにしたくなる存在感ですね」
- 「GEトランジスタモードにすると明らかにサスティンが伸びて、チューブアンプをプッシュした時のような心地よい歪みが得られます。Bass+のおかげでシングルコイルでも音痩せしないし、本当に一台で音作りの幅が広がりました」
ネガティブな評判
- 「トーンを絞って暗めのセッティングにすると、少しこもった印象になることがありました。バンドで使う際は抜け具合に注意が必要かもしれません」
- 「機能や音質には満足していますが、価格がやや高めに感じます。他社のKlon系クローンと比べてももう少し手頃なら、なお良かったです」
Keeley Manis Overdrive|伝説を継承し進化させた透明系ODの価値
- 原音を活かしたブースターが欲しい人
ギターやアンプ本来の音色を損なわずに音圧だけ持ち上げたい場合、Manisは理想的です。“透明系”オーバードライブならではのナチュラルな押し出しで、クリーンブースト的に常時オンにしておく用途でも違和感がありません。音質に透明感があるため、ジャズやポップスからブルースまでジャンルを問わず使いやすいでしょう。 - アンプや現場を選ばない万能ドライブが欲しい人
ライブ会場のレンタルアンプやセッション先の機材環境など、その場その場で音作りを追い込む必要があるプレイヤーにも適しています。Germanium切替とBass+スイッチによってどんなアンプとも素早く適切なマッチングが図れるため、不慣れな機材でも理想のドライブ・トーンに近づけられます。「ひとつ持っていればどんな現場でも安心」と言える対応力の高さは、大きな武器になるでしょう。 - シングルコイル使いで音の細さに悩んでいる人
ストラトやテレキャスターなどシングルコイルPU搭載ギターのユーザーで、「もう少し低音が太ければ…」と感じている方にもManisはうってつけです。Bass+スイッチをオンにすれば低域の量感アップが即座に得られ、バンドアンサンブルでも音が細く埋もれてしまう心配が減ります。スイッチオフすれば元の締まった音に戻せるので、曲に応じて柔軟に切り替え可能です。 - 伝説の“Klon”サウンドを手に入れたい人
長年語り継がれるKlon Centaur系オーバードライブのトーンに憧れている方にも、Manis Overdriveは魅力的な選択肢です。オリジナル同様に3ノブで扱いやすく、忠実に再現されたミスティックなサウンドが手に入るうえ 、先述の追加機能によってその活用シーンはさらに広がっています。「Klonは興味あるけど高価すぎて手が出ない…」というプレイヤーでも、比較的入手しやすい価格帯のManisなら検討しやすいでしょう。伝統を踏襲しつつアップグレードされた本機は、初めての本格オーバードライブとしても満足度の高い一台です。
Keeley Manis Overdriveは、ギタリスト憧れの伝説的オーバードライブの音色を現代に甦らせつつ、実践的な機能を盛り込んだ注目の一台です。 オリジナル譲りの豊かなトーンとレスポンスはそのままに、ゲルマニウム素材の切替による質感の変化や低域の調整機能、スマートなバイパス方式など、現代ならではの改良が随所に光ります。
結果として、ジャンルを問わず使いやすい万能オーバードライブに仕上がっており、プロからアマチュアまで幅広いプレイヤーにとって頼れる存在となるでしょう。価格面では決して安価ではないものの、それに見合う音質と柔軟性、そしてKeeley製ならではの高品位なビルドクオリティを備えており、“買って損なし”の価値あるペダルと言えます。伝統と革新が見事に融合したManis Overdriveは、きっとあなたのペダルボードにも新たな定番として収まってくれるはずです。


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