【ギター用エフェクター】バッファーのおすすめ5選!【使い方や必要性も解説】
- バッファー・エフェクターのおすすめモデルが知りたい
- バッファーを本当に導入したほうが良いのか迷っている
- いまいちバッファーの役割やメリットがわからない
エフェクターについてあれこれ調べていると、「バッファー」や「インピーダンス」「トゥルーバイパス」などのカタカナ語がたくさん出てきて困惑しがち…
今回は、バッファー・エフェクターの用途や注意点もあわせて、おすすめのモデルを厳選してご紹介します。
ギター用エフェクター|バッファーとは?
バッファーは、インピーダンスを下げる機能を持ち、音質劣化やノイズ抑制の目的で使われています。
ハイインピーダンスをローインピーダンスに変えるのがバッファーの役割。
インピーダンスについてざっくり解説!
つまり、ギターから出た微弱な信号をバッファーを通すことで強くし、音質劣化やノイズを防ぐというもの。
バッファーを理解するために|バイパス方式との関係
バッファードバイパス・トゥルーバイパスの違い
「音質劣化やノイズを防いでくれる」という機能だけではバッファーを理解しきれないのが難しい部分。
バッファーを検討する上で、「トゥルーバイパス」と「バッファードバイパス」について知っておく必要があります。
ギターやベースの信号がOFF状態のエフェクターを通るときのバイパス方式のこと。
- バッファードバイパス
エフェクトOFF時でも内部の回路を通るため常にバッファを通過した音
→エフェクターによってバッファによる音の変化に差があるため、多少なりとも原音が変わる - トゥルーバイパス
エフェクトOFF時にエフェクターの回路を通さないバイパス方式
→繋いでいるエフェクターがすべてOFFのトゥルーバイパスならアンプ直と同じ状態。
エフェクターにバッファーは必要?
必須ではないものの、環境によっては大きな効果をもたらすのであったほうがベター
というのが結論。
では、具体的にどんなシーンで必要になるのでしょうか?
- トゥルーバイパスのエフェクターを複数直列で繋いでいる
- アンプまでケーブルの距離が長い(たとえば10m以上)
距離が長くなったり、仲介する要素が増えるほど音の劣化やノイズは出やすくなります。
最も多いのは、エフェクターボードを直列で4つ5つと複数使用しているパターン。
ただし、マルチエフェクターやプログラマブルスイッチャーを使用している方でも、バッファーを通したほうが好きで使っているというパターンもあります。
- 1つでもバッファードバイパスのエフェクターを使用している
- 常時ONのエフェクターがある
トゥルーバイパスであっても、エフェクターをONにすれば必ずバッファー回路を通過することになります。
ただし、エフェクターによってバッファーの性能や特性は変わるため、難しいですが結局は場合によりけり。
ヴィンテージ・エフェクターにはハイインピーダンスで受ける前提で設定されているものもあり、前段にバッファーを置くと本来の歪みや音が引き出せないことがあります。また、信号を強くすることで繊細さが欠け、不自然になる可能性もあるので、最終的には好み次第。
ギター用バッファー・エフェクターのおすすめ5選!
PROVIDENCE/ VZW-1 VITALIZER WV
限りなく原音のギターに近いサウンドと定評のあるバッファーのロングセラー。
ローインピーダンスに変換する際、高音域が強調されたHi-Fiな音になりすぎないようにプロビデンス独自の設計になっています。
バッファーにありがちなアクティブ臭い感じもなく、コンパクトなのでペダルボードへの収まりもGOOD!
Xotic / Super Clean Buffer・EP Booster
Super Clean Bufferは、コンパクトな筐体にハイエンドなバッファー機能と、最大+12dBのクリーン・ブースト機能を搭載したミニサイズのペダル。複数のエフェクターをパッチケーブルでつないだり、長いケーブルを取り回した際に発生する音質劣化を防ぐことができます。
オペアンプにJRC4558を採用、本体側面の4つのDPスイッチの操作によってブーストのEQセッティングをハイカット/ハイミッドブースト/ローミッドブースト/ベースブーストから組み合わせることができます。また本体内部のDIPスイッチの操作によってバッファー機能をOFFにすることもできます。
Xoticの名作EP Boosterをバッファー機能に寄せたモデルですが、汎用性とサウンドの好みでEPを選ぶ方も。
常時ONでバッファー兼用での用途が人気なベストセラー
One Control / Minimal Series BJF Buffer Split
One Control Minimal Series BJF Buffer Splitは、フレキシブルな使い方の出来る、小さく機能的なバッファー・スプリッターです。筺体横のスイッチにより、バッファーのON/OFF、SPLIT/LOOPの切り替えができ、1台で6通りの使用が可能です。
・高品質、ナチュラルサウンドのBJF Buffer(ON/OFF可能)
・出力を2系統に分けられるスプリットアウト
・1系統のエフェクトループをON/OFFできる1LOOP Box(トゥルーバイパス/バッファードバイパス切替可能)
・2系統の出力を切替えるAB Box
・入力する楽器を切替えるインプットセレクター
・様々な機器をリモートコントロールできるラッチタイプのフットスイッチ
Suhr / BUFFER
~メーカーサイトより~
今日のプレイヤーはクオリティ、信頼性、素晴らしいトーンを求めています。SuhrのBufferはハイクオリティー、ローノイズのオーディオファイルオペアンプ、グラスエボニーPCB、機械加工されたアルミニウムエンクロージャーなどの高級パーツを使用しています。私たちは更に信頼を得るため、Badger, Hand Wired、OD series amplifiersなど過去の成功したシリーズと同様全力で開発に取り組みました。この製品は透き通るようなクリアなトーンをもたらすバッファー/ラインドライバーです。信号のロスというのは、ケーブルを長距離這わせたり、複数のケーブルを交差させたりすることで発生します。このBufferを使用することによりこのようなロスを回避でき、あなたのトーンを守ります。通常私たちはBufferを最初に配置することを勧めています。ただし、あなたがFuzz FaceやTone Benderのようなヴィンテージファズを使用している場合、キャラクターを守るためにそれらのエフェクターの後に接続することをお勧めしています。どのようなシチュエーションにも耐えうるように設計されており、このコンパクトなアルミニウムのエンクロージャーに最高の技術と最高の素材を詰め込みました。出力1(ISO)は他の回路から独立して設計されており、グラウンドノイズなどを抑えるとともに、フェイズスイッチにより位相を最適な位置に戻します。
TC Electronic / BonaFide Buffer
コンパクトかつシンプル、価格的にも手の届きやすいTCのバッファー。
高品位なアナログ回路で原音に忠実なモデルです。
スイッチもないので、接続すれば常時ON。
万が一の電源落ち時にもトゥルーバイパスに切り替わる安心の機能。