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【話題】Virtues arca 半透明(トランスルーセント)オーバードライブとは?【サウンドデモ・評判】

日本国内で、新進気鋭ながら着実にファンを増やしているエフェクターブランドVirtues。
その最新作となるオーバードライブペダル
Virtues arca
透明な音と言われる“トランスペアレント系”よりもひと味違う、半透明(トランスルーセント)なサウンドを持つというこのペダル、一体どんな音響体験をもたらしてくれるのでしょうか。
本記事では、Virtues arcaの基本情報から特徴・機能、他のペダルとの違い、どんな人に向いているかまでを深掘りします。
Virtues arca|外観・スペック


Virtues arcaの基本情報
エフェクター種類 | オーバードライブ(歪み系ペダル) |
コントロール | Volume(ボリューム)、Gain(ゲイン)、Treble(高音)、Bass(低音) |
イコライザー | 2バンドEQ搭載(Treble、Bassで高音域・低音域を調整可能) |
バイパス方式 | トゥルーバイパス |
電源 | DC9Vアダプター(センターマイナス、2.1mm) ※電池駆動対応、残量表示機能あり |
消費電流 | 確認中(※メーカー発表待ち) |
入出力端子 | INPUT、OUTPUT、DCジャック(2.1mm) |
付属品 | 取扱説明書、保証書 |
外形寸法 | 縦61mm × 横112mm × 高46mm |
価格 | ¥30,000(税別)※税込¥33,000前後 |


Virtues arca|特長・機能


原音の魅力を活かしつつ豊かな中音域をプラス
arcaは、ギター本来の音像の特徴を損なわないまま、より魅力的なミッドレンジと倍音成分を付加する設計となっています 。有機的で奥行きのあるサウンドは、既存のどのペダルにもないオリジナリティを感じさせます。耳に痛くない柔らかな歪みでありながら音の芯はしっかりと存在し、クリーン~クラシカルなディストーション領域まで幅広くカバーするゲインレンジを実現しています 。
「半透明」サウンド=柔らかさと透明感の両立
一般的なトランスペアレント系ODとはコンセプト上似ているようでいて、その実態は異なります。arcaでは解像度やクリアさ、自然な聴感を維持しつつ、ピッキングの勢いや明瞭な音の分離感、そして非常に質の高い豊かな中音域を両立しています 。決して音が硬くならず、柔らかさと透明さを兼ね備えた音像は、たとえるなら「レンズ越しに風景を見る」ような印象を与えてくれるといいます 。この独特なニュアンスこそ、“半透明”たる所以でしょう。
バッテリー使用を配慮した設計
歪み系ペダルをあえて電池駆動するユーザーにも嬉しいポイントとして、LEDインジケーターが電池残量に応じて色変化する機能があります 。音質的にも電池駆動でナチュラルなコンプレッション感を好むギタリストは多いですが、肝心の電池切れに気づかず演奏に支障が出る…という不安を軽減する工夫です。細かな部分ですが、メーカーのユーザーフレンドリーな姿勢がうかがえます。
Virtues arca|サウンドデモ
Virtues arca|レビュー・評判
良い評判(ポジティブな口コミ)
- 「ギアキチでVirtuesのarcaの試奏したんだけど、良かったです。なんかバーサタイルな歪みって言われるようなペダルの手触りというか。」
- 「virtues arca 良かった stellaよりハイ抑えめミドル強めでもうちょっと主張できるような音?な気がする」
悪い評判(ネガティブな口コミ)
まとめ|“半透明”ODが切り拓く新境地
- 原音のキャラクターを活かしつつ音に厚みを加えたい人
自分のギターやアンプの素の音が好きだけれど、もう少しだけ中音域の厚みや艶が欲しい……そんな欲張りなニーズを持つ方に、arcaは理想的です。クリーンに近いナチュラルな音から、ほんのり歪んだクランチ、クラシカルなオーバードライブ領域まで、原音の良さを残しつつ音像をワンランク魅力的に彩ってくれるでしょう 。たとえばシングルコイルPUのカッティングに暖かみを足したり、ハムバッカーのリードトーンに透明感を加えたりといった用途にも最適です。 - 激しすぎない歪みで表現力を重視する人
arcaはハイゲインなディストーションペダルではなく、クリーンブースト~中程度の歪みをカバーするペダルです 。そのため、音圧よりも表現力・ダイナミクスを重視するプレイヤーに向いています。ピッキングの強弱やギターのボリューム操作に対する反応が自然で、タッチニュアンスがそのまま音に表れるので、繊細な表現をしたいブルースやポストロック系のギタリストにはうってつけです。逆に言えば、がっつりハイゲインで歪ませたいメタル系などには向かないかもしれません。 - 他のドライブペダルやアンプと組み合わせて使いたい人
Virtues arcaは音の腰を支えるメインの歪みとしても、あるいはクリーンブースト的に他ペダルやアンプをプッシュする用途でも活躍します 。単体で使えば半透明ならではのナチュラルドライブが得られ、既存のオーバードライブ/ディストーションペダルの前段に置けば音質を損なわずに艶とハリを加えるブースターとして機能します。どのようなギター・アンプにもマッチさせやすい懐の深さがあり、手持ちの機材のポテンシャルを引き出したい幅広いジャンルの奏者におすすめできます。 - エフェクターボードに高品質な国産ODを一本加えたい人
Virtuesブランドは近年国内で人気急上昇中で、arcaはその最新モデルです。価格帯は決して安くありませんが、その作り込みの良さやサウンドクオリティは折り紙付きです。手元の安価なオーバードライブでは満足できず「次はハンドメイド系の名機を試したい」と考えている方には、monica(モニカ)などで評価の高いVirtues製という点も含め、arcaは信頼に足る選択肢となるでしょう。特に既にVirtuesのフラッグシップOD「monica」を愛用している方にとっては、その“妹分”的な存在であるarcaのサウンドがかなり気になるところではないでしょうか。
透明系オーバードライブの延長線上にありながら、単なる焼き直しではない独自のサウンドキャラクターを備えたVirtues arca。 その柔らかく有機的な歪みは、ギター本来の音色を尊重しつつ音楽的な厚みを加えてくれる頼もしい存在です。実際にユーザーからも「どんなアンプやギターでもマッチする」「表現力豊かで使いやすい」といった好意的な口コミが聞こえてきています。
もちろんエフェクターの評価は使用環境や求める音によって千差万別ですが、arcaは「自分のサウンドをナチュラルにグレードアップしたい」という多くのギタリストの悩みに応えるポテンシャルを秘めています。もしあなたが現在のドライブサウンドに物足りなさやマンネリを感じているなら、Virtues arcaを試してみる価値は大いにあるでしょう。半透明な音のヴェールをまとったこのペダルが、きっと新たなインスピレーションと音作りの可能性をもたらしてくれるはずです。
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