Benson Amps (2)
Blackstar (2)
Bogner (3)
BOSS (3)
Crazy Tube Circuits (2)
E.N.T EFFECTS (2)
EarthQuaker Devices (2)
electro-harmonix (6)
Empress Effects (2)
Eventide (1)
Fender (5)
Free The Tone (3)
Friedman (2)
Fulltone (1)
HOTONE (3)
IK MULTIMEDIA (3)
Jackson Audio (1)
JHS PEDALS (3)
Keeley Electronics (5)
KEMPER (3)
klon (1)
Limetone Audio (2)
Marshall (4)
Morgan Amplification (1)
MXR (2)
One Control (3)
Origin Effects (1)
Paul Reed Smith (5)
Positive Grid (2)
Revv Amplification (1)
Soldano (2)
strymon (7)
Suhr (6)
Sunfish Audio (1)
Supro (2)
tc electronic (3)
TECH21 (1)
TONEX (2)
Universal Audio (3)
VEMURAM (7)
Virtues (2)
WALRUS AUDIO (4)
Wampler (5)
Warm Audio (2)
Xotic (10)
【あのサウンドを自宅やライブでも】Bogner Ecstasy 3534の特長・機能・口コミを徹底解説!【おすすめキャビあり】

「真空管アンプは重くて大きい」──そんな常識を覆すのが
Bogner Ecstasy 3534
かつては“憧れのハイゲイン機”だったBogner Ecstasyシリーズのサウンドと操作性を、自宅サイズで完全再現した35Wヘッドアンプです。
Fender系にも迫る澄んだクリーン、密度のあるクランチ、艶のあるリード。3チャンネル+ブースト搭載で、1台ですべてが完結します。しかも重さはわずか13kg台──ライブにも宅録にも、今いちばん「持ち運べる本格派」。
本記事では、Ecstasy 3534の実力・特徴・音作りの鍵・口コミ評価まで徹底解説。さらに、真価を引き出すBogner製1×12キャビの組み合わせも紹介します。




Bogner Ecstasy 3534|スペック


Bogner Ecstasy 3534の基本情報
出力 | 35W(真空管) ※Class AB、ソリッドなステージ音量 |
チャンネル数 | 3チャンネル(Green=クリーン、Blue=オーバードライブ、Red=リード) |
プリアンプ管 | 12AX7/ECC83 ×4本(真空管プリアンプ) |
パワーアンプ管 | EL34 ×2本(真空管パワーアンプ、35W出力) |
コントロール | 各CH専用ボリューム・ゲイン、3バンドEQ(CH2/3共用)、グローバルPresence、3-way Pre-EQスイッチ(各CH)、3-way Excursionスイッチ、Boostスイッチ(CH2/3用) |
エフェクトループ | チューブバッファード(真空管駆動)・フットスイッチ式(ON/OFF可)、Assign機能付き(後述) |
フットスイッチ | 専用4ボタン・フットスイッチ付属(CH切替・Boost・FX Loop)※MIDIスイッチャー経由での制御も可能 |
出力端子類 | スピーカーアウト×5(4Ω×2、8Ω×2、16Ω×1)、ラインアウト×1 |
外形寸法・重量 | 約W490×H240×D210mm、重量13.5kg(小型軽量、101B比で幅70%・重量▲7.4kg) |
Bogner Ecstasy 3534は上記スペックのとおり、35W出力・3チャンネル構成のオールチューブ・ギターアンプヘッドです。4本の12AX7(ECC83)プリ管と2本のEL34パワー管によるサウンドはきわめてリッチで、フルチューブならではのダイナミクスと迫力を実現しています。
各チャンネルに独立したゲインとボリュームを備え(CH2/CH3はEQ共有)、グローバルのPresenceつまみや多彩なミニスイッチ類を搭載するなど、コンパクトな筐体にフラッグシップ機譲りの充実した機能性を凝縮しています。特に3つのフットスイッチ切替え可能なチャンネル+Boostにより、透き通るクリーンからブルージーなクランチ、強烈なハイゲイン歪みまで一台で幅広くカバー可能です。
小型ながら13.6kgと非常に軽量で持ち運びもしやすく(同クラス平均18〜20kg) 、自宅からスタジオ、ライブ会場まで扱いやすいサイズ・重量に収まっている点も大きな魅力です。


Bogner Ecstasy 3534|特長・機能


3チャンネル構成でクリーンからハイゲインまで対応
Ecstasy 3534は3チャンネル(CH1: Green、CH2: Blue、CH3: Red)仕様で、それぞれクリスタルなクリーン、厚みのあるクランチ〜オーバードライブ、そして強烈なリードディストーションを担当します
CH1はFender系クリーンに匹敵するほど美しく澄んだクリーントーンを持ち、ペダルプラットフォームとしても優秀です(実際「クリーンチャンネルはフェンダーのクリーンに匹敵する」との声もあります )。
CH2のBlueチャンネルは初代Ecstasyから定評あるオーバードライブで、ギターのボリューム操作やゲイン設定次第でクランチからハイゲインまで多彩な表情を生み出すことができます 。
CH3のRedチャンネルはソロ向きのリードサウンドに特化しており、濃密で伸びやかなサステインが得られるハイゲイン・リードトーンを提供します。CH2およびCH3にはそれぞれ専用のブースト回路が内蔵されており、フロントパネルやフットスイッチでON/OFF可能です。
ブーストを使えばリズムとリードでゲイン差をつけることができ、ソロ時にさらなる歪みと音量を確保して存在感を引き出すことができます 。これら計4通り(3CH+Boost)のサウンドは付属フットスイッチで瞬時に切替可能なので、クリーン⇔歪みの素早い交代はもちろん、クランチ→リードのブーストアップも足元ひとつでコントロールできます 。まさに1台であらゆるジャンルをカバーできる懐の深いアンプと言えるでしょう。
35W EL34パワーによる迫力と実用性
出力は35Wと100W級アンプに比べ抑えめですが、デュアルEL34管による35WパワーアンプはBognerならではの十分なパンチとステージ音量を発揮します。実際メーカーも「35WでもBognerらしいパンチとステージボリュームを存分に届ける」とアピールしており 、ライブハウス程度であれば余裕の出力です。
ボリュームを上げてパワー管をドライブさせれば、ステージ映えする分厚いサウンドとリッチな倍音成分が得られるでしょう。一方でワット数が低めなおかげで出力管のサチュレーションを引き出しやすく、自宅や小規模環境でも音量を抑えつつ真空管ならではの厚みあるドライブ感を楽しみやすいというメリットもあります。
マスターボリューム機能はエフェクトループReturnレベルとして搭載されており、小音量時にも効果的です。ユーザーからも「本機のマスターボリュームは優秀で、テレビ音量から誰も居ない土曜の昼の轟音まで自由自在だ」と評価されており(“Best Master Volume I have seen; great at TV volumes or Saturday nobody-is-home thrills.” )、シチュエーションを選ばず極上サウンドを引き出せる実用性の高さが支持されています。
また、小型軽量設計も3534の大きな特徴です。横幅はフラッグシップ101Bの約70%(49cm)に短縮され、重量も約13.6kgと真空管ヘッドとして驚くほど軽量です 。一般的な40–50Wクラスのヘッド(18–20kg前後)と比べても明らかに取り回しが良く、車での運搬やリハスタへの持ち込みも楽に行えるでしょう。こうした扱いやすさとサウンドクオリティの両立こそ、現代のプレイヤー志向に応えたEcstasy 3534最大の魅力と言えます。
音作りを追求するPRE-EQスイッチとExcursionコントロール
フロントパネルには、各チャンネル毎に3段階のPre-EQスイッチが設けられています。これは高域の出方やプレゼンス感を微調整するブライトスイッチで、B1(ややブライト)、B2(さらにブライト)、N(ノーマル/オフ)の3ポジションで高域ハーモニクスの量感をコントロール可能です 。ピックアップや好みに合わせてきめ細かく高音域のキャラクターを調整でき、クリーンのキラキラ感を足したり、歪みチャンネルで耳障りな高音を抑えたりと柔軟に音作りに貢献します(※ゲインをフルに上げた場合は効果が薄れます )。
また、パワーアンプ部にはExcursion(エクスカーション)と呼ばれる3段階スイッチを搭載。Loose / Deep / Tightの切替えにより、スピーカーのダンピング量=低音のタイトさを調節することができます 。一般にダンピングが強い(=Tight)ほど音を止めたときのブリッジミュートが「ザクッ」とキレ良く締まり、ダンピングが弱い(=Loose)ほど残響が伸びて低音がゆったり鳴る傾向があります 。Ecstasy 3534ではアンプ側でこの低域レスポンスの硬さ/柔らかさを自在に切替え可能で、演奏スタイルやキャビネットに合わせた微調整が行えます。例えばメタル系の高速リフにはTight設定で切れ味鋭く、ブルースやオールドロックにはLooseでゆったり太く、といった具合にアンプの低域キャラクター自体を変えられるのはBognerならではのプロ仕様機能です。これらスイッチ類に加え、グローバルのPresenceつまみも搭載しており、超高域のきらびやかさを全体で調整できます。以上のコントロールによって、状況や好みに応じた最適なトーンメイクが可能となっています。
柔軟なブースト機能とエフェクトループ
前述のとおり、CH2とCH3にはそれぞれ切替え式のブーストが用意されています。Boostオフ時にリズム向けのやや控えめな歪み設定にしておき、Boostオンでソロ向けにゲインアップするといった使い分けがワンタッチで行えます 。ブーストのオン/オフは付属フットスイッチでも制御できるため、演奏中でも足元で瞬時に音圧を引き上げて主役級のトーンを得ることができます。
エフェクト処理に関しては、真空管バッファによる高音質エフェクトループをリアパネルに装備しています 。内部ジャンパでシリーズ/パラレル切替えも可能で、お気に入りの空間系ペダルなどをアンプの後段に組み込んでクリアな音像のままかけることができます。またEcstasy 3534独自の新機能として、「Assign FX」スイッチがリアパネルに追加されました 。Assign FXをオンにするとCH2/CH3使用時のみ自動でループがオンになり、クリーンCH1ではループ信号をバイパスすることができます。
例えば歪みチャンネルではディレイやリバーブをループにかけつつ、クリーンCHではループを切ってギター直のピュアなクリーン+空間系ペダル(アンプ直)とする、といった高度な使い分けが可能です。現代のギターサウンド事情を考慮した便利なループ運用ができる点は、さすがBognerといえるでしょう。
なお、Assignスイッチをオフにすれば全チャンネルで通常どおりループが有効になります 。その他、リアパネルにはラインアウト端子も搭載されており 、サブのパワーアンプ/キャビネットへの信号送りやレコーディングへの活用も可能です。付属4ボタン・フットスイッチは前述のようにチャンネル切替えやブースト、ループON/OFFに対応し、外部MIDIスイッチャー(例えばRJM社のAmp Gizmoなど)からフットスイッチ端子へ接続してMIDIプログラムチェンジで制御することもできます。このようにBogner Ecstasy 3534は、小柄な見た目からは想像できないプロユース志向の拡張性と柔軟さを備えたアンプヘッドなのです。
Bogner Ecstasy 3534|サウンドデモ
Bogner Ecstasy 3534|レビュー・評判
ポジティブな評判
- 「クリスタルクリーンから灼熱のリードまで、欲しい音が全部出る。最高の3chアンプ」
- 「スイッチ類が多くて音作りの自由度が高い。もう他を探す必要がない」
- 「サイズが小さいのに音圧とパンチは100W級。軽くてライブに持っていきやすい」
- 「マスターボリュームが優秀で、自宅でも真空管の鳴りを気持ちよく出せる」
- 「クリーンが本当に綺麗で、Fender系に引けを取らない」
ネガティブな評判
- 「エフェクトループのリターンを上げすぎるとノイズが気になる」
- 「初期設定のままだと音量差が大きく感じる。各チャンネルのレベル調整が必要」
- 「ブーストONでゲインが急に跳ねる印象があり、繊細な設定には工夫が要る」
- 「値段は張るので購入にはかなりの覚悟が必要」
- 「出荷数が少ないのか、在庫を見つけるのが大変だった」
Bogner Ecstasy 3534|おすすめキャビ


Bogner 112CP “Cube” 1×12
搭載スピーカー | Celestion Vintage 30(16Ω / 60W) |
構造 | 密閉型(クローズドバック)+前面デュアルポート設計 |
寸法・重量 | 約47.6×44.5×30.2cm / 約18kg |
接続端子 | モノラル1入力(16Ω) |
外装 | バルティックバーチ材、トーレックス仕上げ(Cometなど) |
- コンパクトなのに4×12並みの重厚な鳴りを実現
- デュアルポート構造により、低音の厚みと抜けを両立
- Celestion Vintage 30が中域の押し出しと高域の輪郭を強化
- マイキングしやすく、レコーディング/ライブでそのまま使える音像
- Ecstasy 3534との周波数特性の相性が非常に良い
Bognerの112CP “Cube”は、Ecstasy 3534の性能を余すことなく引き出すために設計された1×12キャビネットです。密閉型+前面バスレフ構造により、同サイズのキャビネットでは類を見ない重厚でタイトな低域を実現し、4×12と比較しても驚くほどパワフルに鳴ります。搭載されたVintage 30は、Ecstasyシリーズ特有の豊かなローミッドと倍音成分との相性が良く、リード・クランチ・クリーンいずれのチャンネルでも明瞭な音像を保ちます。さらに高域が適度に抜けるため、ハイゲインでもこもらず、クリーントーンでは立体的な空間を演出。サイズは小型ながら約18kgとキャビ自体の箱鳴り感も上質で、近接マイク録音時には定番のスタジオ音として通用します。携帯性と音質を両立した、まさに“3534の純正パートナー”と言えるキャビネットです。
ユーザーの口コミ
- 「1×12とは思えない音の太さ。Mesaの2×12からこれに乗り換えて大満足」
- 「中低域の押し出しが強く、クランチでも歪みすぎず粒立ちが良い」
- 「ライブで使っても抜けが良く、マイキングしやすいから音作りが楽」
- 「見た目以上に重いけど、そのぶんしっかり鳴る。存在感は1×12とは思えない」
- 「3534と組んだら世界が変わった。純正のマッチングはさすが」


Bogner Ecstasy 3534|どんな人におすすめ?
- ハイゲイン志向だが100W級フルスタックは持て余すと感じている人
Ecstasy 3534なら35Wという扱いやすい出力で、自宅〜ライブまでBognerのフラッグシップ級ハイゲイン・トーンを堪能できます。筐体も軽量コンパクトで、省スペースかつ音量も適正にコントロール可能です。 - クリーンから歪みまで1台で網羅した“メインアンプ”を探している人
3チャンネル+Boostであらゆる音楽ジャンルに柔軟に対応します。実際ユーザーからも「クリスタルクリーンから燃え上がるリードまで…どんなスタイルでもこのアンプならハマる」と評されるほどで 、カバー・バンドやジャンル横断的なプレイヤーにも最適です。 - デジタルからのステップアップや真空管アンプ回帰を考えている人
便利なモデリングアンプやプロファイラーも良いですが、Bogner 3534は本物のチューブサウンドが持つ「触れて響く」感動を思い出させてくれます。シミュレーターしか使ったことがない若いギタリストが真空管アンプに触れて衝撃を受けたり、長年ソフトで済ませていたベテランがもう一度チューブに回帰するケースも増えています 。3534はそうした「リアルなアンプ体験」への最高の入り口となるでしょう。 - 機材に強いこだわりを持つ上質志向の人
Bognerアンプはロック/メタル系のトッププロにも愛用者が多く、その高品位な音はレコーディングや大規模ライブでも通用します。3534はそのDNAを受け継ぎつつ現代的なサイズに収めたモデルで、妥協のないメイン機材として据える価値があります。「高価だけどその価値は十分ある」との声もあるように 、一度鳴らせば15分で虜になる極上トーンは価格以上の満足感を与えてくれるはずです。
Bogner Ecstasy 3534ヘッドアンプは、ハイエンドアンプの代名詞ともいえるEcstasyシリーズの音と魂を、小さな筐体に凝縮した画期的モデルです。その35Wながらパワフルなオールチューブサウンド、3チャンネル+豊富なコントロールによる万能性、小型軽量による取り回しやすさなど、現代のギタリストが求める要素を高次元で満たしています。クリーンからドライブまで音質は妥協なく素晴らしく、多くのユーザーが「手放せない最高のアンプ」と絶賛するのも頷けます。 一部で指摘されたエフェクトループのノイズ問題など課題もありますが、それを差し引いてもなお余りある魅力が3534には備わっています。
また、本機の性能を存分に発揮するにはBogner純正の1×12” Cubeキャビネットとの組み合わせが理想的です。コンパクトなフットプリントで持ち運びが容易ながら、4×12にも匹敵するリッチなトーンを実現するこのキャビネットは、Ecstasy 3534のために用意されたと言っても過言ではありません。実際に使えば、そのマッチングの良さにきっと驚くでしょう。
総じて、Bogner Ecstasy 3534はプロ志向のハイゲイン・アンプヘッドを求める全てのギタリストに自信を持っておすすめできる一台です。価格は決して安くありませんが、それに見合う価値と満足感を必ず届けてくれるはずです。ぜひその音色を実際に体感し、真空管アンプの醍醐味とBognerサウンドの真髄を味わってみてください。




コメント