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【保存版】Xotic/エキゾチックのギター解説!魅力と特徴・愛用ギタリストを徹底解剖【評判・人気モデル】

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「ヴィンテージの味わいとモダンな弾き心地、その両方を本気で手に入れたい」

そんな欲張りなギタリストが最後に行き着くブランド

Xotic

ロサンゼルスの小さなガレージから始まり、今や世界中のプロがステージで抱えるまでになったハイエンド・ギター。

その秘密は、往年のストラトやテレキャスターが持つ“枯れたトーン”を徹底研究しつつ、最先端の木材処理や独自ピックアップで現代基準へアップデートした“モダン・クラシック”という設計思想にあります。

本記事では、Xoticブランドのルーツから代表モデルの特徴、著名プロの使用例、そして購入前に気になるリアルな評判までを一挙に解説。

ストラト派もテレ派も、「フェンダー系では物足りない」「SuhrやTom Andersonとは違う個性が欲しい」と感じているギタリストにこそ届いてほしい内容です。

あなたが求める“次の一本”が、ここにあるかもしれません。

目次

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Xotic|ブランドの成り立ちと魅力

創業の背景

Xotic(エキゾチック)は1996年にロサンゼルス郊外で誕生した、比較的若いハイエンド・ギターブランドです 。当初は小さな工房からスタートし、ギターやベースに加えてエフェクター(ペダル類)やピックアップ、プリアンプまですべてハンドメイドで製作してきました 。

創業者は「ミュージシャンが求める理想の音と演奏性」を常に追求し、それを楽器という形で具現化することを目指しました 。その結果、20年あまりという短い歴史にもかかわらず国内外の多くのミュージシャンから高い支持を集めるまでに成長しています 。

Xoticブランドの躍進に大きく貢献したのが、同社が製作するエフェクターの成功でした。中でも2000年代前半に発売された「ACブースター」「RCブースター」「BBプレンプ」といったペダル類(愛称:“Tremendous Trio”)は世界中でヒットし、Xoticの名を広める原動力となりました 。

こうしたペダル製作で培われた“音作り”のノウハウや高品質な物作りの哲学が、後に展開されるエレキギターのラインにも活かされています。2009年には本拠をLAのバンナイズ(Van Nuys)に構え、以降はギター/ベース部門も本格的に拡大。今日では「世界最高峰のギター、ベース、ペダルを設計・製造するブランド」として、プロから愛好家まで確固たる評価を得ています 。

“ヴィンテージ×革新”という設計思想

Xoticのギター作りを語る上で外せないのが、「ヴィンテージ×革新」という設計思想です。

これはつまり、往年のヴィンテージ・ギターが持つルックスやトーンへのリスペクトを軸にしつつ、現代的な演奏性や技術革新を融合しようというコンセプトです。

創業者は「ギターをゼロから作り変えるのではなく、モダンな演奏性とトーン調整のスペックを取り入れることで現代のプレイヤーにも受け入れられるギターを作る」ことを目標に掲げました。

実際、Xoticの理念を体現したギターは**「古き良きギターの改良版」とも言える仕上がりで、まさに“We didn’t reinvent the wheel… We only improved it.”(車輪を再発明したのではなく改良しただけ)というブランドのモットー通りのスタンスです。

具体的には、ボディ形状や基本構造はフェンダー系の伝統的デザイン(ストラトやテレキャスター)を踏襲しつつ、素材選定や内部構造に最新の工夫が凝らされています。例えば厳選された木材の使用、頑丈かつ音響特性に優れるローステッドメイプル材のネック、ヴィンテージ機材研究から生まれたRaw Vintage(ロウ・ヴィンテージ)ピックアップやスチールサドル&スプリングの採用など、細部までこだわり抜いた仕様です。

また塗装もオールドギターの雰囲気を再現するために**ニトロセルロースラッカー塗装(ラッカー仕上げ)が用いられ、経年変化を感じさせるレリック加工(エイジド仕上げ)にも定評があります。これらにより、Xoticのギターは「ヴィンテージのフィールとサウンドを持ちながら、演奏面では現代的に洗練され信頼性が高い」**一本に仕上がっているのです 。

実際プロの現場でも、Xoticの徹底したクラフトマンシップとモダンな工夫は高く評価されています。設計思想の根底にある「プレイヤビリティーと音を第一に追求する姿勢」 が、ジャンルを問わず様々なギタリストの要求に応えている点がブランドの大きな魅力でしょう。

Xoticギターの主なモデルラインナップと特徴

Xoticは現在、「California Classicシリーズ」と呼ばれるエレキギターのラインナップを展開しており、その中心となるのがストラトキャスター系のXSCシリーズとテレキャスター系のXTCシリーズです。

いずれもヴィンテージ・フェンダーの代表的モデルを彷彿とさせるデザインですが、中身はXotic独自の工夫が光るハイエンド機です。それぞれの特徴を詳しく見てみましょう。

XSCシリーズ – “究極のストラト”に現代技術を注入

ギターの特長
  • 伝統的ストラトキャスターを基にしたエレガントなシルエット
  • アルダーまたはライトウェイトエンプレス材ボディ+ニトロセルロースラッカー&レリック仕上げ
  • AAAAグレード・ローステッドメイプルネック&21〜22フレット・カスタムCグリップ
  • 自社ハンドワウンド Raw Vintageシングルコイル(HSS仕様はRVハムも採用)
  • Gotoh 510ブリッジ&鍛造スチールサドル、Raw Vintageスプリングで滑らかなアーミング
  • XSC-1=SSS、XSC-2=HSS、限定でアーティスト仕様のカスタム配線/カラーも用意

Xoticの看板モデルであるXSCシリーズは、「古き良きストラトの鳴り」を徹底的に追求しながら、現代的な演奏性と耐久性を盛り込んだハイブリッド機です。

ローステッドメイプルネックは高温処理で水分と不純物を除去しており、温湿度変化に強く、反りやねじれを最小限に抑制。結果としてチューニングは驚くほど安定し、サスティンも向上しています。

ピックアップはRaw Vintage製で、ヴィンテージ期の手巻きPUが持つ有機的な倍音と、モダンアンプでも埋もれない高域ヌケを両立。

HSS仕様のXSC-2ではアルニコVマグネットのRVハムを搭載し、リアだけハム的粘りを加えることで、ファットなリードからシングルのガラス質クリーンまでワンボリュームで行き来できます。加えてヘビーエイジドの外観は新品ながら長年弾き込んだ風格を放ち、所有欲も満たしてくれるストラトの最終回答と言えるでしょう。

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XSC-1(シングルコイル)

XSC-2(リアハム)

XTCシリーズ – テレキャスターを極めた“Blackguardの再解釈”

ギターの特長
  • 1950年代Blackguardを彷彿させるアッシュボディ+ボルトオン構造
  • ローステッドメイプルネック/21フレット・ヴィンテージC〜ミディアムCプロファイル
  • Raw Vintage TEシングルコイル×2(限定でハム/P90搭載モデルも)
  • クラシック3ブラスサドル or スチールサドル選択可、Gotoh In-Tuneもオプション
  • ナチュラルからヘビーまで4段階のエイジド度合いをカスタム指定
  • XTC-1=2シングルの王道、XTC-AH=Allen Hindsシグネチャーなど多彩な派生モデル

テレキャスターの直線的な鳴りとカッティングのキレ――これを21世紀基準で磨き上げたのがXTCシリーズです。軽量アッシュボディが生み出すエアリーな中高域と、ブラスサドル由来の太いミッドのコンビネーションはまさに王道テレトーン。

一方ネックはローステッドメイプルで反りに強く、22フレット化やコンパウンドラジアスなどカスタム仕様も柔軟に対応できるため、ハイポジションのベンドもストレスフリー。フロントPUは甘く丸いトーン、リアPUは鋭い切れ味を持ちつつ耳に刺さらない絶妙なEQで、R&B〜カントリーからジャズ、ロックまで幅広く対応します。

Allen Hindsモデルではリア1基のみ+22フレット仕様という潔いレイアウトで、シンプルに“音と弾き心地”だけを突き詰めたいプレイヤーに人気。ヴィンテージテレの魅力を最新ビルドで手に入れたいなら、XTCは外せない選択肢と言えます。

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XS(Masterbuilt)シリーズ – プレミアム・カスタムライン

ギターの特長
  • 最高グレード材を個別選定し、シニアルシアンクラフターが一本ずつ製作
  • ボディ材にアルダー/ライトアッシュ/ホンジュラスマホガニーなど多彩なレシピ
  • Top Options:極上キルト/フレイムメイプル・カーヴドトップ仕様も
  • ネックシェイプや指板R、フレットサイズまでフルオーダー可能
  • ハードウェア/エレクトロニクスはRaw Vintageを中心に徹底マッチング

XSシリーズは注文ごとに仕様を完全カスタムできる“究極のXotic”ラインです。選定木材はAAA〜マスタービルトクラスのみ。トップ材に立体的なキルトやディープフレイムを貼ったカーブドトップのストラトシェイプは、見た目の豪奢さ以上に中低域の厚みやサステインの伸びを向上させ、単なる装飾ではない実質的な音質アップを実現します。

電装系はRaw Vintageを基準に、Suhr ThornbuckerやLollarなど他社PUへ差し替えオーダーも可能。さらにノイズ対策として銅箔シールディングやリレー方式のトレブルブリード回路など、細部のモディファイにも柔軟に応じます。価格は100万円クラスに到達することもしばしばですが、「一生モノのドリームギターを作りたい」というハイエンド志向のプレイヤーにとって唯一無二の選択肢です。

Xoticのギターを愛用するプロギタリストたち

菰口雄矢 / Yuya Komoguchi

日本が誇る若手実力派ギタリストの一人、菰口雄矢。

フュージョン~ジャズ系を中心に幅広いジャンルで卓越したプレイを披露し、国内外から高い評価を受けています 。1988年生まれと若い世代ながら、既に伝説的ギタリストであるアレン・ハインズとの共演や国内フュージョンバンドTRIXでの活躍など、その経歴は華々しいものがあります。

菰口氏はXoticのギターを長年愛用しており、自身のトレードマークともいえるストラトタイプのXoticを複数所有しています 。中でもXS-2 Silver Flip-Flopフィニッシュの個体(マジョーラのように角度で色味が変わる特殊塗装)は彼のシグネチャーモデル的存在で、アルダーボディ+メイプルネック/バーズアイメイプル指板という王道スペックに加え、Lindy Fralin製ヴィンテージホットピックアップ(シングル)+Bare Knuckle製ザ・ミュール(リアハム)という独特なピックアップ構成が特徴です 。この一本について本人は「まさにプロの道具という感じ」と評しており、その完成度の高さが伺えます 。

菰口雄矢のプレイはテクニカルでありながら情感豊かで、楽曲に合わせた多彩な音色を操ることでも知られます。Xoticギターの高い表現力と汎用性は、彼のように幅広いスタイルをこなすギタリストにとって心強い相棒と言えるでしょう。

「音作りに妥協しないプロが選ぶブランド」として、菰口氏の存在はXoticの信頼性を裏付ける象徴的なケースです。

アレン・ハインズ / Allen Hinds

Allen Hinds(アレン・ハインズ)*はロサンゼルスを拠点に活躍する米国人ギタリストで、ジャズ・フュージョン系を中心に非常に高い評価を得ている名手です 。滑らかでシルキーなレガートプレイとブルージーなフィールを融合させた独特のスタイルで知られ、これまでにリー・リトナーやロベン・フォードら著名ギタリストとも肩を並べてきました。

アレン・ハインズはXoticのごく初期からのエンドーサーであり、Xoticブランドのアイコン的存在でもあります 。事実、Xoticの公式サイトには彼のシグネチャー製品がいくつもラインナップされており、ギターではXSC-2 Allen HindsモデルとXTC-AHモデル、エフェクターでは「AH Booster」(ブースター・ペダル)や「Soul Driven」*(オーバードライブ、彼のサウンドを再現したモデル)などが発売されています。

彼がメインで使用するギターはXotic XSCシリーズのカスタム品で、ストラトシェイプにHSS配列という構成です。愛用カラーはレイクプラシッドブルーのヘビーエイジド仕上げで、ステージでも一際目を引く渋いルックスとなっています 。アレン自身、「Xoticのギターはどんな現場でも安心して使えるし、自分の理想のトーンに応えてくれる」とコメントしており、その信頼は絶大です。実際彼のライブ映像やレコーディングでは、クリーンのカッティングから濃厚なオーバードライブトーンまでXotic一本でカバーしている場面が多く見受けられます。緻密な作り込みによるチューニングの安定性や音色バランスも、プロ中のプロである彼が惚れ込む理由でしょう。

アレン・ハインズはXoticの広告塔的存在であるだけでなく、開発面でもフィードバックを提供するパートナーのような関係にあります。彼の要求に基づいて改良が加えられた製品も多く、まさに**「アーティストと二人三脚で進化するブランド」**というXoticの姿勢を体現する人物です。世界中のギターファンから支持される彼のサウンドを支えるXoticギターは、そのままブランドの看板とも言えるでしょう。

マイケル・トンプソン / Michael Thompson

Michael Thompson(マイケル・トンプソン)*はアメリカのトップスタジオ・ギタリストとして名を馳せる人物です。マイケル・ジャクソンを始めとする数多くの有名アーティストのレコーディングに参加し、その卓越したバッキングセンスと多彩な音作りでポップス~ロック界を支えてきました。彼はヴィンテージ・ストラトやGibson系など様々なギターを使い分けますが、Xoticのギターも愛用する一人です。

Xoticの公式YouTubeチャンネルでは、マイケル・トンプソンがXotic California Classicシリーズのデモ演奏を行う動画がいくつも公開されており、自身もXSC-1やXTC-1を所有していることが伺えます 。特に彼のお気に入りはヘビーエイジドが施されたシェルピンクのXSCモデルで、「ヴィンテージのStratを彷彿とさせるルックスとサウンドなのに演奏性は段違いだ」とコメントしています(動画内発言より)。

スタジオワークでは音作りの柔軟性と確実なチューニングが何より重要ですが、マイケルはその点でXoticギターを高く評価しています。ライブとは異なり、一発で完璧なテイクを求められるレコーディング現場において、ネックの反りやピッチの狂いが少なく安定していること、そして状況に応じて欲しい音がすぐ作れる扱いやすいトーンコントロールは大きな利点です 。

Xoticの持つそれらの強みが、彼のような超一流スタジオミュージシャンにとって心強い武器になっているのでしょう。ポップスからフュージョンまでどんなジャンルにも対応できる懐の深いギターとして、マイケル・トンプソンがXoticに寄せる信頼は厚いものがあります。

ジョシュ・スミス / Josh Smith

Josh Smith(ジョシュ・スミス)は現代ブルース・ギターシーンを代表するギタリストの一人で、そのソウルフルかつテクニカルなギタープレイで人気を博しています。

近年はアイバニーズからシグネチャーモデルが発売されるなど活躍の幅を広げていますが、実はキャリア初期にはXotic製ギターをメインに使用していました。2000年代半ば頃、彼はXoticのストラトタイプ(当時のXSシリーズ)を手に各地のライブを巡り、Xoticエフェクターのプロモーションビデオにも出演するなどエンドーサー的な活動も行っていました 。当時ジョシュが使用していたのはXS-4というHSHピックアップ配列のモデルで、ブルースだけでなくジャズやフュージョン寄りのサウンドメイクまで対応できるギターとして愛用していたようです。

ジョシュ・スミスがXoticを選んだ理由として語っていたのは、「ヴィンテージギターのように表情豊かだが、コンテンポラリーな演奏にも十分応えてくれる」という点でした。ブルースマンらしくビンテージ・ストラトやテレキャスにも精通している彼ですが、Xoticにはそれらクラシックギターのトーンスピリットが確かに宿りつつ、現代的な信頼性と演奏性が備わっていることに魅了されたといいます。

近年は契約の関係で別ブランドのギターを使うことが多いものの、現在でもレコーディングでXoticギターを使用する場面があるとのことで、古巣への信頼は変わらず厚いようです。「プロのブルースギタリストが一生物の相棒として選ぶ価値がある」と言わしめるXoticギターは、ジャンルを超えてプレイヤーたちに愛されています。

Xoticギターの評判・口コミ:良い評価と悪い評価

ポジティブな評判

ポジティブな口コミ
  • サウンドが抜群
    ヴィンテージライクでありながらモダンに抜けるトーン。
    各音域のバランスが良く、ジャンル問わず使える。
  • 演奏性に優れる
    ネックの握りやすさ、弦高設定のしやすさ、チューニング安定性などプレイヤー視点の作り込みが秀逸。
  • 品質が安定して高い
    個体差が少なくどれを取ってもハイクオリティ。
    細部の仕上げまで丁寧で信頼できる。
  • ルックスが魅力的
    レリックフィニッシュの巧みさや木目の美しさなど所有欲を満たす外観。
  • プロのお墨付き
    一流ギタリストたちの使用実績が豊富で、信頼性・将来性への安心感がある。

Xoticギターに対するポジティブな評価でまず挙がるのは、やはりサウンドと演奏性の素晴らしさです。前述の通りXoticはプレイヤビリティー(演奏のしやすさ)とトーンを第一に追求して設計されており、そのクオリティは折り紙付きだと評判です 。実際に「Xoticは音抜けが良く各弦のバランスが絶妙」「アンプに繋いだ瞬間、上質な響きに驚いた」など、その音質面を称賛する声が多く聞かれます。またネックグリップやフレット処理の丁寧さなど弾き心地の良さも高評価のポイントで、「長時間弾いていてもストレスを感じない」「自分のプレイが上達したように感じる」といったコメントもあるほどです。

工作精度・品質の安定性もXoticが信頼される理由です。小規模ハンドメイドメーカーながら品質管理は非常に厳格で、個体差が少なくどのギターも安定した出来映えだと言われます。ある専門家は「Xoticのギターは日本人が作る製品らしく品質が安定しており、これは多くのUSメイドギターには無い強みだ」と評しています 。実際、海外生産のギターでは時に当たり外れが語られることもありますが、Xoticに関しては「ハズレ個体をほとんど聞かない」という声もあり、均一に高い完成度でユーザーの信頼を得ているようです。木工から電装まで細部に手を抜かないクラフトマンシップが評価され、「工芸品のように美しい内部配線だった」という報告もあります。

さらに外観の魅力も多くのユーザーを惹きつけています。レリック加工による味わい深い見た目は「新品なのに何十年も弾き込まれた風格がある」と好評で、塗装の色味やエイジングの巧さには定評があります。「部屋に飾って眺めたくなるギター」「写真映えがすごい」と、所有欲を満たすルックスも評価ポイントの一つです。もちろん見た目だけでなく実用性も兼ね備えているので、「ステージ上のインパクトと演奏性能を両立した希有なギター」といった声もあります。

そして忘れてはならないのが、著名プロギタリストたちからの支持そのものが信頼の証になっている点です。「○○(有名ギタリスト)がレコーディングで使っていた音に惚れて購入した」「憧れの△△モデル(エンドーサーのシグネチャー)が最高だった」といった具合に、憧れのプロと同じギターを手に入れたユーザーの満足度は非常に高いようです。Xoticは海外のプロミュージシャンの使用も多く、国内でも菰口雄矢氏など実力派が多数使用しています 。こうした事実が「プロが選ぶんだから間違いない」という安心感につながり、ブランド全体の評価を底上げしている面もあるでしょう。

ネガティブな評判

ネガティブな口コミ
  • 価格が非常に高い
    国産ハイエンドの倍近い値付けで、コスパに悩む声。
    同額で他社カスタム品やヴィンテージが買えてしまうとの指摘。
  • 入手しづらい
    生産数が少なく実機を試奏できる機会が限られる。
    地方だと現物確認が困難で購入ハードルが高い。
  • 音の個性は保守的
    卓越した音質だが基本はフェンダー系の延長線上。
    斬新さや独自色を求める人には物足りない場合も。
  • レリックの好み
    エイジド加工への好き嫌いが分かれる。
    新品の傷に抵抗を感じる人も一部いる。
    音質もモデルにより満足度が異なるという意見。

まず真っ先に挙がるのが価格の高さです。XoticはUSA製ハンドメイドゆえに新品価格が非常に高額で、日本国内ではストラトタイプでおおむね40~50万円前後、カスタム仕様や希少モデルではそれ以上になることも珍しくありません。また「この値段を出すならフェンダーカスタムショップ製が買えてしまう」「ヴィンテージの中古に手が届く」といった意見もあり、値段相応の価値を見出せるかが購入検討者にとって最大の悩みどころになっています。

価格に関連して、流通量や入手性の問題も指摘されます。Xoticのギターは生産本数が限られており、日本国内でも在庫を持つ楽器店がそれほど多くありません。「地方に住んでいるため近くでXoticを試せる店がない」「都心の大手店でも入荷があるとすぐ売り切れてしまう」といった声もあり 、気軽に試奏できないもどかしさがあります。結果として通販やオークションで購入する人もいますが、「高額品を試奏せずに買うのは不安」「実物を見られないのでレリックの具合に満足できるか心配」という意見も見られます。欲しくても現物確認が難しい点はユーザーにとってデメリットでしょう。

次に、一部ユーザーからは**「音の個性」**に関する指摘もあります。Xoticは基本的に王道のストラト/テレ系サウンドをベースにしているため、「良くも悪くもオーソドックス」「尖った個性はあまり感じない」という評価です。例えば「Suhr(サー)やTom Andersonほどモダンハイゲインに特化していない」という声や、「もっと独創的なデザイン/サウンドのブランドに比べると無難」という見解もあります。Xotic自体が“再発明ではなく改良”を旨としている通り、革新的な新サウンドを求める人には物足りなく映る可能性があります。また、「基本がフェンダー系なので、既にフェンダーを持っている人には新鮮味が少ない」という指摘もありました。

要するに、Xoticは極めて完成度の高いギターではあるものの、その音のキャラクター自体はあくまでクラシックな延長線上にあるため、「もっと違う個性を求める人」や「唯一無二のトーンを追求する人」には向かない場合もあるということです。

さらに少数意見として、「レリック加工の好み」が合わないという声もあります。Xoticのエイジド仕上げは概ね高評価ですが、中には「新品で傷だらけなのは抵抗がある」「自分で使い込んでできた傷でないと愛着が湧かない」というユーザーもいます。また、あるユーザーは所有したXSC-2(ヘビーレリック仕様)について「見た目は最高だったが、音の面では以前持っていた旧モデル(XS-3)に比べると少し物足りなく感じた」と述べています 。個体差やモデルごとのキャラクターも影響するとは思いますが、「見た目と比べて音が期待ほどではなかった」というケースもゼロではないようです。特に昔のXotic(旧ロゴ時代)の方がピックアップの出力が強力で好みだった、という古参ファンの意見もあり、年代やモデルによって音の傾向に違いを感じる人もいるようです。

まとめ|Xoticギターの魅力とおすすめの選び方

こんな人におすすめ
  • ヴィンテージの質感を愛しつつ、現代的な演奏性と安定性も譲れない人
  • ストラト/テレ系を極めたいギタリスト
    既存のフェンダー系に物足りなさを感じ、さらなる音抜けやプレイヤビリティを追求したい
  • “一生モノ”のハイエンドを探しているこだわり派
    長期的に付き合える品質とメンテナンス性を重視し、多少の投資を惜しまない
  • プロ志向・現場主義のギタリスト/スタジオミュージシャン
    チューニング安定度と均一な音圧、ノイズの少なさで本番環境のストレスを減らしたい
  • 見た目も音も“自分だけ”に仕上げたいカスタム志向のプレイヤー
    レリック度合いやカラーリングを指定し、世界に一本しかない個体を所有したい

ハイエンド・ストラト/テレの“決定版”を探しているなら、Xoticは一度は弾いておくべきブランドです。
ヴィンテージらしい温かみとモダンなクリアさを同居させるRaw Vintageピックアップ、反りや湿度変化に強いローステッドネック、そして所有欲をくすぐる極上レリック──これらがひとつになった瞬間、アンプから飛び出す音は「まさに欲しかったあのトーン」。

もちろん価格もハードルも高めですが、“音”と“弾き心地”が毎日の練習や本番をどれだけ楽しくするかを考えれば、投資する価値は大きいはずです。ストラトならXSC、テレならXTCを基準に、ピックアップ配列(SSSかHSSか)やレリックの度合いを選ぶのが最短コース。さらに自分だけの1本を狙うなら、カスタムオーダーで細部までこだわるのもおすすめです。

試奏できる機会は多くありませんが、見つけたら迷わずピックアップしてみてください。きっと、最初のコード一発で“モダン・ヴィンテージ”という言葉の意味が腑に落ちるはず――そして次の瞬間には、あなたの機材リストに「Xotic」の名前が加わっているかもしれません。

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