【ギター初心者】エフェクターは必要?いらない?先に知っておきたい注意点と落とし穴を解説
- ギターを始めたけど、エフェクターも必要?
- 足元に並んでいるエフェクターに憧れるけど、難しそう
- 自宅練習ではエフェクターはいらない?
- 今のうちに知っておくべきポイントは?
ギターを練習する中で、エフェクターに興味はあるものの、自分に本当に必要かどうか迷う方も多いはず。
今回は、後悔しないための注意点や、ある程度経験してから知ることが多い思わぬ落とし穴について解説します。
せっかくギターやアンプを揃えたら、モチベーション高く快適に練習できるようにまとめました。
ギター初心者にエフェクターは必要?|エフェクターを使う理由
エフェクターが必要になるのはこんなとき
- 様々な音色のサウンドが必要になる
- 場所やアンプなど、環境が変わってもなるべく同じ音を出すため
- 自分が納得できるこだわりの音を作り込みたい
エフェクターが必要になるシーンで共通しているのは、
「アンプで出せない音が欲しいとき」ということ。
1つ1つ自分の好みの音を組み合わせて、カスタマイズできる自由度の高さも大きな魅力の1つ。
ギター初心者にエフェクターは必要?|エフェクターの種類
エフェクターとは、その名の通り「音を変える機械」ですが、大きく分けると
- コンパクトエフェクター
- マルチエフェクター
の2種類に分かれます。
それぞれ大まかに特徴を確認してみましょう。
コンパクトエフェクター | マルチエフェクター | |
---|---|---|
価格 | 1台数千円〜数十万までピンきり | 2,3万〜数十万まで |
機能 | モノによるが基本シンプル | 多機能 |
品質 | 〜1万でも使えるものもあり 高ければ品質が良いわけでもない | 低価格帯でも 使いやすいものが増えた 価格と品質は概ね比例 |
操作性 | 機械が苦手な初心者でも 比較的使いやすい | 機械が苦手なら非推奨 数万のエントリーマルチは意外とシンプルで使いやすい |
次に、エフェクターのジャンルごとにどんな種類があるのか解説します。
歪み系
オーバードライブ、ディストーション、ファズなど
多くの方が1番はじめに覚えるであろうエフェクター。
アンプのクリーンな音を、荒々しいロックサウンドに変えてくれるエフェクターです。
このロックサウンドをギター界隈では音が「歪(ひず)む」と呼びます。
歪の種類と区別について
ファズ>ディストーション>オーバードライブ
違いは厳密にはこれだけではありませんが、歪み方が激しい順に並べるとこんな感じ。
空間系/揺らし系
リバーブ、ディレイ、コーラス、フランジャー、トレモロなど
音が広がって聞こえたり、反響したり、揺れているように聞こえるエフェクターは「空間系」とまとめて呼ばれます。
空間系はアンプ側に機能として搭載されているものも少なくありません。
ダイナミクス系
コンプレッサー、イコライザーなど
非常にわかりづらいですが、ダイナミクス系は音量差や音の粒を揃えてくれるエフェクター。
「コンプレッサー」は音の輪郭がはっきりし「パキッ」としてくれるので、カッティングなどでよく使用されます。
弱めにかけっぱなしで使う方もいますね。
ギター初心者にエフェクターは必要?|注意点と落とし穴
【激ムズ】アンプの品質や相性が重要
かなり難易度が高くなってしまいますが、真実をお伝えすると
よくある失敗例
1,2万で買ったデジタルアンプに、2,3万かけて買った歪みを繋いでみたけど、Youtubeで聞いたようなプロのかっこいいサウンドが出ない…
楽器屋で試して聞いた音と、家で弾く音が違いすぎる…
よく「エフェクターの乗りが良い・悪い」なんて言いますが、家庭用のデジタルアンプだと、なかなかアナログ回路のコンパクト・エフェクターの魅力を引き出しづらいことが多いです。
じゃあスタジオにあるような真空管のアンプが普段練習用で使えるかというと、それも難しいですよね。
しかも、真空管でもエフェクター乗りが良いもの、そうでないものもあり、結局好みもあるので正解はありません…
【試行錯誤】初めから自分の理想的な音を出すのはほぼ不可能
心構えとして、初めから自分が「この音!」と思う理想のサウンドを出すことは無理だと思いながら、エフェクターと向き合うことをおすすめします。
そうでないと、理想と現実の差に心が折れそうになることも…笑
ただ、結局は自分で色々試しながら経験することが、なによりの近道だと思います。
焦らず少しずつ、触り始めてみましょう!
ギター初心者にエフェクターは必要?|結論
おすすめ:高機能デジタルアンプ or マルチエフェクター
「ギター初心者にエフェクターが必要かどうか」
という本記事の結論としては
ギターライフをより楽しく、理想に近いサウンドに近づくためにもエフェクターは必要!
ただし、それがエフェクターではなく、アンプ側で完結させたほうが良いこともある。
おすすめは「高機能デジタルアンプ」 or 「マルチエフェクター」
- 自宅でギターを練習する際の環境を整えたい
- 演奏中に瞬時にサウンドを切り替えたりはしなくてもいい
- 歪みや空間系など、ひととおりある程度の品質でエフェクターを試したい
- 後から振り返って安く抑えられる方が良い
特に自宅メインでエフェクターを考えている方にとっては、エフェクターではなくアンプに投資したほうが手早く幸せになれることが少なくありません。
金銭的にも「エフェクター+アンプ」よりも「アンプ単体」のほうが様々なリスクや不安も少なくコスパが高いです。
今イチオシの自宅用デジタルアンプはこちら!
自宅用アンプのおすすめと選び方はこちら!
- 自宅以外にスタジオやライブでも使う機会がある
- 演奏の途中でサウンドを切り替えたい
- コンパクトエフェクターの種類やサウンドの特徴を学びたい
- 将来的にコンパクトエフェクターと組み合わせながら使いたい
上記のような方にはマルチエフェクターがおすすめ!
マルチエフェクターは数年前に比べ飛躍的に進化を遂げ、手の届く範囲でも相当使えるようになりました。
マルチエフェクターをはじめに買って、あとからコンパクトエフェクターと組み合わせて使うこともできます。
価格もそこそこ、品質も十分な人気エントリーモデル
コンパクトとも組み合わせやすく、長く愛用できる人気高品質モデル2種
マルチエフェクターのおすすめと選び方はこちら!
コンパクトエフェクターをおすすめするのはこんな方!
- コンパクトエフェクターに憧れるので、とりあえず1台欲しい
- デジタルは邪道、信用できない
- 機械が苦手でデジタルの操作が不安
- マルチエフェクターを買える予算はない
マルチエフェクターを推奨はしますが、コンパクトがダメ、というわけではありません。
まずは1台どんなものか、購入してみるのもありでしょう!
ただ、予算が理由であれば、我慢して貯めてマルチを買うのもおすすめ。
もしコンパクトエフェクターを買うなら?
おそらく9割以上の方が、1台目のコンパクトエフェクターには「歪み系」を購入します。
初心者に人気で定番なのが、以下のBOSSというブランドのもの。
珠玉の歪みだけを厳選