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Blackstar ID:X 50/100 直感操作×高音質デジタルアンプの実力【サウンドデモ・評判】

「自宅練習は静かに、でもライブでは本気の音を。」
そのワガママを1台で叶えたい――そんなギタリストにとって有力候補となるのが
Blackstar ID:X 50 / ID:X 100
モデリングアンプの弱点だった“操作のわかりにくさ”を、本体内蔵ディスプレイと直感的なノブ操作で解消。6系統のアンプボイスと豊富なエフェクト、ISFコントロールで英国~米国寄りまで自在にトーンを追い込めます。
出力はシーンに合わせて切り替え可能。深夜はローパワー、自宅外ではフルパワーで鳴らせるので、練習からスタジオ、ライブまでシームレスに移行できます。さらにID:X 100はXLRダイレクトアウトやMIDIにも対応し、PA直や外部機器連携まで視野に入る本格派。CabRigを使ったキャビ&マイクのシミュレーションも実用的で、宅録や配信でも“アンプを鳴らした手応え”を保てます。
本記事では、ID:X 50とID:X 100の違いをまず整理し、仕様・音作り・操作性を実機目線で深掘ります。




Blackstar ID:X 50/100|外観・スペック






Blackstar ID:X 50/100の基本情報
ID:X 50 | ID:X 100 | |
---|---|---|
定格出力 | 50W(切替:1W/10W/50W) | 100W(切替:1W/20W/100W) |
アンプボイス | 6種類(Clean Warm/Bright、Crunch、Super Crunch、OD1、OD2) | 6種類(※ID:X 50と同じ) |
内蔵エフェクト | 35種類以上(歪み系、モジュレーション、ディレイ、リバーブ等) | 35種類以上(※同上) |
真空管レスポンス | EL84 / EL34 / 6L6 から選択可能 | EL84 / EL34 / 6L6 から選択可能 |
スピーカー | 1 × 12インチ (“Anthem 50”搭載) | 1 × 12インチ (“Anthem 100”搭載) |
主な接続端子 | USB-C、1/4″アウト、ヘッドホン、3.5mmラインイン、フットスイッチ端子等 | USB-C、バランスXLRアウト(CabRig対応)、1/4″アウト、ヘッドホン、3.5mmラインイン、MIDI IN/THRU、フットスイッチ端子等 |
外形寸法 (幅×高さ×奥行) | 約470 × 409 × 221 mm | 約570 × 469 × 252 mm |
質量 | 約9.6 kg | 約14.3 kg |
発売日 | 2025年7月12日(予定) | 2025年7月12日(予定) |
価格※1 | ¥49,280(税込)(国内実売価格) 約 $330(米国) | ¥58,960(税込)(国内実売価格) 約 $400(米国) |
ID:X 50は50W出力で自宅から小規模ライブ向け、ID:X 100は100W出力でより大音量が必要な現場向けと位置づけられます。それ以外の基本性能(アンプタイプやエフェクト数など)は共通ですが、ID:X 100のみバランスXLRラインアウトやMIDI端子を備えており拡張性が高いのが特徴です 。
また両モデルとも1Wのローパワーモードに切り替え可能なため、自宅深夜の練習からスタジオ・ライブでのフル出力まで1台でカバーできる柔軟性も魅力です 。では次に、その柔軟性を支える特徴・機能を詳しく見ていきましょう。




Blackstar ID:X 50/100|特長・機能
直感的な操作性と豊富なエディット機能


従来、デジタルアンプは細かな編集にPCやスマホのアプリが必要だったり、メニュー操作が煩雑になりがちでした。しかしID:Xでは本体に小型のOLEDディスプレイを内蔵し、つまみ操作と連動してリアルタイムに情報を表示してくれます 。選択中のエフェクト名やパラメーター値、プリセット名などが画面に表示されるため、直感的に音作りをコントロール可能です 。しかも各エフェクトごとに最大4つのパラメーターを本体ノブで直接調整でき、操作のために専用アプリは不要です 。つまりアンプ単体で完結して深いエディットができる点は大きなメリットでしょう。


さらにBlackstarはPC用の編集ソフト「Architect」も用意しており、アンプとUSB接続すればパッチの詳細編集やクラウド上の音作りコミュニティへのアクセスも可能です 。現場ではアンプ本体だけで完結しつつ、じっくり作り込みたい時はPCで…と使い分けできる柔軟さは、初心者から上級者まであらゆるユーザーに嬉しいポイントです。
多彩なトーンと高品位エフェクト
音の質にも抜かりはありません。ブラックスターは真空管アンプのレスポンス再現にも力を入れており、EL84/EL34/6L6という3種の真空管キャラクターを選択可能です 。例えばEL84を選べば繊細で歯切れの良い反応、6L6ならヘッドルームの広い太い音の押し出し…といった具合に、デジタルでありながらプレイヤーの好みに合わせて“アナログ的な弾き心地”を調整できます。
さらにキャビネットとマイクのシミュレート技術「CabRig」では、“部屋でアンプを鳴らした時の空気感”まで再現する「In The Room」機能も搭載され、従来のIR(インパルス応答)では味わえない自然な臨場感を追求しています 。自宅録音やPA出力でも、まるで実機キャビネットを鳴らしているかのようなリッチなサウンドが期待できます。
現場対応力と拡張性
ID:Xシリーズは自宅用アンプとしてだけでなく、バンド練習やステージでの使用も強く意識されています。出力は1Wからフルパワーまで段階切替できるため、深夜は小音量、リハやライブでは大音量とシーンに応じた使い分けが簡単です 。100Wモデルには特にプロユースを見据えた機能が盛り込まれており、例えばバランスXLRアウトプットを装備してミキサー直結が可能(CabRig対応でキャビネット音響も再現) 。さらにMIDI IN/THRU端子も搭載し、外部MIDI機器やスイッチャーとの連携もできます 。これは大規模なステージで複数機材を同期させるような上級者にとってありがたいポイントです。
入出力端子も一通り揃っています。USB-C端子でPCに直接接続してのレコーディングや、ヘッドフォン出力で夜間の無音練習、ラインイン入力でスマホ音源を流しながらのジャム演奏など、用途に合わせて柔軟に対応できます 。エフェクトループも搭載しているので、お気に入りの外部エフェクターを接続することももちろん可能です 。
足元のコントロールも充実しています。別売のフットスイッチに対応しており、Blackstar製の4ボタンFS-12を使えばプリセットの切替やエフェクトのオンオフなどを完全にコントロール可能です 。また2ボタン式の汎用ラッチフットスイッチ(FS-18相当)でもチャンネル切替等が行えるため、必要に応じて手持ちのスイッチを組み合わせることもできます 。唯一残念なのはフットスイッチが最初から付属しない点ですが 、その分価格を抑えているとも言えるでしょう。
Blackstar ID:X 50/100|サウンドデモ
Blackstar ID:X 50/100|レビュー・評判
良い評判(ポジティブな口コミ)
- 「操作系がとてもわかりやすく、6種類のアンプモデルの音質も素晴らしいです」
- 「クリーンサウンドが驚くほど良い。全体的に堅実で素晴らしいモデリングアンプだ」
- 「PC用ソフトウェア(Architect)で音作りの可能性がさらに広がるのも嬉しいポイント」
- 「この機能とサウンド品質でこの価格はコストパフォーマンス抜群だ」
悪い評判(ネガティブな口コミ)
- 「スマホ用のアプリが無く本体でしか音作りできないのは不便」
- 「専用フットスイッチが付属しないのは残念。別売り購入が必要」
- 「ステレオ出力に対応していないのはマイナスポイント」
- 「ブラックスターのアンプは頑丈さに欠ける印象があり、信頼性に不安が残る」
- 「もう少し安ければ嬉しかった。正直この価格はやや割高に感じる」
まとめ|Blackstar ID:X 50/100
- 自宅練習がメインだが、時々小規模なライブも行う人
1W/10Wモードで夜間練習もOK、いざという時50Wフル出力で小~中規模会場での演奏にも耐えられます 。自宅~ライブの音量ギャップをこの1台で埋めたい方に最適です。 - デジタルアンプ初心者で操作の簡単さを重視する人
内蔵ディスプレイで音作りが視覚的に分かりやすく、「アンプ+数個のつまみ」ですべて完結するシンプル操作は初めてのモデリングアンプにうってつけです 。難しいメニュー操作や追加機材に煩わされず直感的に扱えます。 - 色々な音楽ジャンルを1台でカバーしたい人
6つのアンプタイプと35種以上のエフェクトを組み合わせれば、クリーンなポップスからハードロック/メタルまで幅広い音作りが可能です 。バンドで多ジャンルを演奏したり、コピー曲ごとに音色を変えたい方にも対応できます。プリセット切替も簡単なのでライブ中の音色変更もスムーズです。 - コストパフォーマンス重視で機材を揃えたい人
約5万円という価格でアンプとエフェクターの両役を果たすID:X 50は非常にお得です。実際「競争力のある価格設定だ」という評価もあり 、限られた予算で良い音と多機能さを手に入れたいギタリストに向いています。
Blackstarの新シリーズID:X 50/100は、直感的な操作性と多彩なサウンドを高次元で両立した注目のデジタルアンプです。自宅練習からライブステージまで幅広く使える出力切替や、エフェクトも含めたオールインワン設計は現代のギタリストのニーズにマッチしています。実際のユーザー評価でも概ね好評で、いくつか細かな改善要望はあるものの**「次世代デジタルアンプの決定版」**と呼ぶに相応しい完成度を備えていると言えるでしょう 。
Boss KatanaやLine 6等の競合がひしめく中で、本機が“王座奪取”となるかは今後の評価次第ですが 、少なくとも**「選んで後悔しない一台」である可能性は非常に高い**です。もし直感的に扱えて高音質なアンプを探しているなら、Blackstar ID:X 50/100は有力な選択肢になるでしょう。


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