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【ついに進化】DigiTech Hammer On Whammyを超える革新ピッチペダルの全貌【サウンドデモ・評判】

Whammyの血を引き継ぎながら、もはや“足で弾く楽器”と言っても過言ではない──それが2025年に登場した
DigiTech Hammer-On
2つのフットスイッチと7つの革新的モードを駆使し、足元でトリルやハンマリング、アルペジエイター的な動きまで表現可能。しかも従来のWhammyシリーズのようなエクスプレッションペダルは不要で、よりコンパクトかつ直感的な操作性を実現しています。
「Ricochetの即時オン機能がほしかった」
「DropやPitch Fork以上に遊べるピッチペダルを探していた」
そんな声に応えるようにして登場したこの新機種は、まさに“ピッチ系エフェクターの新次元”。
本記事では、DigiTech Hammer-Onの仕様・機能・口コミ・旧モデルとの違いを徹底的に解説します。
DigiTech Hammer On|スペック


DigiTech Hammer-Onの基本情報
発売価格 | 米国価格 $279.99 日本価格 ¥46,200程度 |
種別 | ピッチシフター/シーケンサー兼用 |
ピッチ変化範囲 | 2オクターブ上〜2オクターブ下(4オクターブの可変幅、半音ステップ) |
モード | 7種類(Hammer-On、Hammer-On+Trill、Harmony-On、Impossible、Drop/Capo Sequence、Sequence+Trill、Sequence+Dry+Trill) |
入出力端子 | 1/4″ モノラル入力 ×1、1/4″ モノラル出力 ×1 |
コントロール | フットスイッチ ×2(ピッチ1、ピッチ2)、モード切替ボタン、Dry+ボタン、Trillボタン、セレクトノブ |
バイパス方式 | トゥルーバイパス |
電源 | 9V DC(300mA)アダプター駆動、※電池非対応 |
サイズ・重量 | 幅約90mm×奥行130mm×高さ46mm、約508g |
その他機能 | クラシック(単音)モード/コード(和音)モード切替対応 |
本体はアルミ製シャーシによる頑丈な造りで、演奏中に激しく踏み込んでも耐えられるよう設計されています 。外観は2015年発売のWhammy Ricochet(リコシェット)に似たコンパクトサイズですが、Hammer-Onは高さと幅が一回り大きく、踏み込み用フットスイッチが2基に増設されています 。
各種ボタン(Dry+・Trill・Mode)と大型ノブは直感的に操作しやすく配置され、フットスイッチの踏み心地もしっかりした抵抗感があるため素早いオンオフに適しています 。入出力はモノラル仕様でMIDI端子等は搭載しておらず、この点は従来の大型Whammyペダル(MIDI対応)と異なるポイントです。 また電源は9Vアダプター専用で、電池駆動には対応しませんが、そのぶん筐体を小型化しペダルボードへの収まりも良好です。
DigiTech Hammer On|特徴・機能
DigiTech Hammer-On最大の特徴は、“足を使ったハンマリング奏法”とも言うべき独創的なピッチシフト機能にあります 。2つのフットスイッチと3つのモードボタンの組み合わせにより、多彩なピッチ変化を瞬時に生み出すことが可能です。
その柔軟性はまさに「7台のペダルが1台に凝縮されている」と公式に謳われるほどで 、用意された7種類のモードを駆使することで、従来のペダルでは実現が難しかった高度な演出ができます。以下に各モードの概要をまとめます。
①Hammer-Onモード
フットスイッチを踏んでいる間だけ瞬時に設定音程へピッチシフトし、離すと元に戻る基本モードです。例えば1つ目のスイッチで音を上方にシフト(ピッチアップ)、もう1つで下方にシフト(ピッチダウン)といった割り当ても可能で、演奏中に「瞬間的な音程ジャンプ」を自在に織り交ぜることができます 。
②Hammer-On+Trillモード
ハンマリングを繰り返す「トリル」効果を自動再現するモード。フットスイッチを踏み込んでいる間、原音とシフト音程とのあいだを高速で行き来(オルタネイト)します。トリルの速度(テンポ)はペダル上部のセレクトノブで自由に設定でき、ゆったりしたピッチ揺らしから機械的な高速トリルまで調整可能です 。※Tapテンポ機能にも対応しています 。
③Harmony-Onモード
シフトされた音に原音(ドライ信号)をブレンドして和音を作るハーモニー機能です。選択したピッチの音程差によって様々なインターバル(例えば3度や5度など)で原音に重ねることができ、一人でツインギターのハーモニーや分厚いコードサウンドを再現できます 。Dry+ボタンを押すだけで原音を加える仕組みのため操作も簡単です。
④Impossibleモード
「不可能」と名付けられたユニークなアルゴリズムモード。 2つのフットスイッチの使い分けにより、設定した2種類の音程へ交互にピッチシフトします。例えば「踏むたびに1オクターブ上昇→5度下下降を繰り返す」といったパターンで、通常の演奏ではあり得ない飛び跳ねる音程変化を実現します 。その名の通り“不可能な演奏を可能にする”ために設計されたモードで、元々ギタリストのエイドリアン・ブリュー氏との共同開発で生まれたコンセプトが取り入れられています 。
⑤Drop/Capo Sequenceモード
あらかじめ設定した2音または3音、5音から成る音階シーケンスを順番にたどるモードです 。フットスイッチを踏むごとに音程が次のステップへ移行し、まるでキーボードのアルペジエイターのようなフレーズを演奏可能。半音下げ~1オクターブ下げ等の定番ダウンチューニングを組み合わせておいて疑似的なドロップチューニングに使うこともできます(曲中の一部フレーズだけ半音下げる等)。
⑥Sequence+Trillモード
上記シーケンスモードにTrill機能を組み合わせ、自動演奏のリフを生成するモードです。フットスイッチを踏み続けると設定シーケンスをペダルが自動で高速再生しはじめます 。ピッキングなしで規則的な音階パターンが流れる様子は、まさにシンセサイザーのステップシーケンサーのよう。音使いや設定次第でテクニカルなフレーズの新しい表現が可能です。
⑦Sequence+Dry+Trillモード
シーケンス音に原音をミックスできるモードです。上記の自動シーケンスにドライ信号を加えることで、ピッチの異なる音が同時に鳴るテクノ風ギターシーケンスを作り出せます 。2音・3音・5音のシーケンスに対応し、コードモードと組み合わせれば複雑な和音リフも一人で表現可能です。
Hammer-Onは1台で瞬間的なピッチジャンプペダル、ハーモニーペダル、2系統のモーメンタリーピッチシフター、さらにはアルペジエイター/シーケンサーとしての顔まで併せ持っています。 従来のWhammyペダル同様にクラシック(モノフォニック)モードとコード(ポリフォニック)モードの切替も可能で、単音プレイ時はよりナチュラルな音程追従、コード弾き時には和音全体のピッチを処理することもできます 。ピッチシフトの解像度や追従性は最新世代ならではのクオリティで、設定によっては本物のハンマリングやタッピングと遜色ない滑らかさで音程変化を付けられる点も特筆すべき進化でしょう 。
こうした豊富な機能を支える操作系もシンプルです。2つのフットスイッチは基本的にピッチ1(左)・ピッチ2(右)に対応し、それぞれに異なる音程を割り当て可能。ピッチ1は常に「ハンマリング用の瞬時シフト」用に設計されており、ピッチ2はモードによって動作が変わります 。中央のModeボタンでモードを順送りに切り替え、Dry+ボタンで原音のミックスON/OFF、Trillボタンでトリル機能のON/OFFを制御。右上の大型ノブ(Selectノブ)は選択中モードに応じてシフトする音程やシーケンスパターン、トリル速度の設定など多目的に使用します 。多数のLEDインジケーターも搭載され、現在選択中の音程やモードが一目で確認できるなど視認性にも配慮されています 。
DigiTech Hammer On|サウンドデモ
DigiTech Hammer On|レビュー・評判
ポジティブな評判
- 「今まで聞いたことのない唯一無二のサウンドが出せる。Satch(ジョー・サトリアーニ)のようなレガートやEVH(エディ・ヴァン・ヘイレン)並みのタッピングが思いのまま。ギターをシンセのシーケンサーに変貌させることさえ可能だ。」
- 「機能を使いこなせば、現行ギターペダルでも最もユニークな音の世界に到達できる。 時間をかけて設定を詰める価値があるエフェクターだ。」
- 「マーケティング上のネーミングはともかく、このペダルのおかげで一般的なWhammyやPitch Forkではできないようなぶっ飛んだピッチシフトが実現できる。」
- 「Digitechの奇抜なピッチ系エフェクトはどれも大好きだが、これは特に遊んでいて最高に楽しいエフェクトの一つ。 クリエイティブな実験がいくらでもできる。」
- 「ずっとWhammy Ricochetに即時オン機能が欲しいと思っていたけど、Hammer-Onならそれができる。 おかげで望み通りのピッチシフトが簡単に実現したよ。」
ネガティブな評判
- 「習熟するのに時間がかかる。確かに直感的に扱えるペダルではない。 ただしこれは欠点というより仕方ない部分かも。」
- 「サウンドがデジタルっぽすぎると感じる人もいるかもしれない。 アナログ的な自然さを求める向きには合わない可能性。」
- 「せっかくアルペジエーター的なことができるのにMIDI同期に非対応なのは痛い。外部クロックと連動できないのでテンポ合わせが難しい。 この点はArpanoid+MIDI等の組み合わせに軍配が上がる。」
- 「常時のダウンチューニング用途には不向きだね。ボタンを踏みっぱなしにしなきゃいけないし、曲全体を違うキーで演奏するには現実的じゃない。 Whammy DTみたいにトグルスイッチ式だったら良かったのにと思う。」
まとめ|「不可能」を可能にする次世代Whammyの実力
- 速弾きや特殊奏法を簡単に再現したいギタリストに
Joe Satrianiのような流麗なレガートや、Eddie Van Halen並みのライトハンド奏法(タッピング)を足元の操作だけで再現できる点は大きな魅力です 。ハンマリングやタッピングの練習に苦労している方でも、Hammer-Onを使えばペダルが自動で補完し、難易度の高いフレーズをクリーンに響かせることができます。「失敗すると不協和音になりがちなハンマリングをステージで確実に決めたい」というライブ志向のギタリストにも心強いツールでしょう。 - 斬新なピッチエフェクトやシンセ的サウンドを求める上級者に
従来のWhammyやピッチシフターでは得られなかった前衛的な効果音やシーケンスフレーズを生み出せるのがHammer-Onの真骨頂です。 たとえば数学的フレーズを多用するマスロックやプログレ、あるいはデジタルサウンドを取り入れたメタルコア系の音楽を演奏する人にとって、本機は楽曲に個性と迫力を加える秘密兵器になり得ます。自動アルペジオによるテクノ風リフや、不規則に飛び回るピッチシフトなど、創造力次第で「唯一無二」の音世界を切り開けるでしょう 。他のエフェクターでは体験できない「wild」で実験的なサウンドを追求したい上級プレイヤーには非常に刺激的なペダルです。 - 足元の機材を減らしたいシンプル志向のプレイヤーに
Hammer-Onはドロップチューニング用のDigitech Dropやエクスプレッションペダル式のWhammy, さらにはアルペジエイター的な機能を持つ他社ペダルなど複数の役割を1台でこなせるため、ペダルボードの省スペース化にも貢献します。 実際、「Ricochetに即時オン機能が欲しかったがHammer-Onでその願いが叶った」という声や 、「一般的なWhammyやPitch Forkではできない領域までカバーしてくれる」と評価するユーザーもいます 。限られたボードスペースで最大限のピッチ効果を得たいミニマリスト志向の方にもおすすめできます。 - アイデア次第でギター以外にも活用したいクリエイターに
本機の高度なピッチシフト&シーケンス機能は、ベースやキーボード、録音スタジオでのサウンドデザインなどギター以外の用途にも応用可能です。ポリフォニック対応なのでベースでも違和感なくオクターバー/ドロッパーとして使えますし、シンセと組み合わせて複雑なピッチモーション効果を足元でトリガーするといった使い方も考えられます。DTMや宅録でユニークな効果音を作りたいクリエイターにとっても、新たなインスピレーション源になるでしょう。
DigiTech Hammer-Onは、伝統あるWhammyシリーズの血統を受け継ぎながら大胆な発想で進化を遂げた次世代ピッチシフターです。「ハンズフリーのハンマリング奏法」を実現するユニークな構造と7つの多彩なモードにより、これまで物理的に不可能だったフレーズや効果音までもギターで表現できるようにしました。 従来モデル(Whammy VやRicochet、Dropなど)と比べても、二基のフットスイッチやシーケンサー機能の搭載によって表現力と操作性の幅が格段に広がっているのは大きな進化ポイントです。使いこなすには多少の慣れが必要ですが、その先に待っているのは他では得難い唯一無二のサウンド体験でしょう。
一方で、目的によっては従来機の方が適するケース(例えばシンプルなダウンチューニング用途など)もあり、本機はあくまで創造的なプレイや特殊効果を求めるギタリスト向けと言えます。しかしながら、その独創性ゆえにHammer-Onは早くも多くのプレイヤーをインスパイアし、「DigiTechは期待を裏切らない」といった声も聞かれるほど高い評価を得ています 。ピッチシフト系エフェクターの歴史に新たな1ページを刻んだ本ペダル、興味のある方はぜひチェックしてみてください。きっとその可能性に驚くことでしょう。
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