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【違いと選び方】Fractal Audio Axe-Fx III・FM9 Turbo・FM3 Turbo徹底比較【用途別のおすすめ】

Fractal Audio Systemsは、プロギタリストや宅録クリエイターから絶大な支持を集めるハイエンド・モデリングプロセッサーの名門ブランドです。
特に現行の3モデル──Axe-Fx III Mark II Turbo / FM9 Turbo / FM3 Turbo──は、同じアンプモデリング技術「Cygnus」を基盤に持ちながらも、性能やサイズ、操作性、価格に大きな違いがあります。
- 「自分の用途なら、どれを選ぶべき?」
- 「ライブでも使いたいけど、宅録も妥協したくない」
- 「コストとスペックのバランスが知りたい」
そんな悩みを抱えるギタリストに向けて、全モデルの特徴をフラットに比較し、あなたに最適な1台がわかるよう解説します。
さらに、実際のユーザーの口コミ(良い評判・悪い評判)も交えながら、後悔のない選択をサポート。
この記事を読めば、Fractal Audioの3モデルの違いと選び方がクリアになります。
Fractal Audio|各モデルの概要
スペック比較表
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---|---|---|---|
機種 | Axe-Fx III Mark II Turbo | FM9 Turbo | FM3 Turbo |
タイプ | ラックマウント (3U) | フロア型 (9スイッチ) | フロア型 (3スイッチ) |
サイズ | 約48cm × 13cm × 29cm | 約51cm × 8.9cm × 23.7cm | 約28cm × 10.3cm × 23.6cm |
重量 | 約6.9kg | 5.4kg | 約3.3kg |
DSP性能 | デュアルコアTI DSP (Turboで+25%) | デュアルコア×2 (Turboで+10%) | デュアルコア×1 (Turboで+10%) |
アンプブロック | 最大2基同時使用 | 最大2基同時使用 | 最大1基 |
キャビブロック | 2基 (最大8IRブレンド、FullRes対応) | 2基 (最大4IRブレンド) | 1基 (最大2IRブレンド) |
エフェクト数 | 同時多数使用可 (上限ほぼなし) | 多くのエフェクトを同時使用可 | 同時数に制限あり (CPU次第) |
入出力端子 | 入力4系統 / 出力4系統 (XLR・フォーン) | 入力3系統 / 出力3系統 | 入力2系統 / 出力2系統 |
デジタルI/O | AES/EBU + S/PDIF (IN/OUT) | S/PDIF(IN/OUT) | S/PDIF(OUTのみ) |
USBオーディオ | 8イン / 8アウト | 8イン / 8アウト | 4イン / 4アウト |
フットスイッチ | 非搭載 (外部FC接続必須) | 9スイッチ | 3スイッチ |
外部コントロール | FC最大4台 ペダル×2 | FC最大2台 ペダル×3 | FC最大2台 ペダル×2(TRS×2) |
価格帯 | 約48万 | 約38万 | 約24万 |
Axe-Fx III Mark II Turbo – フラッグシップラック型モデル


- 3Uラックマウントタイプ(フットスイッチ非搭載)
- 圧倒的なDSP処理能力(Turbo化でさらに+25%)
- 最大2アンプ、2キャビ、複数エフェクトを同時使用可能
- 4系統のステレオ入出力、デジタルI/Oも充実
- Tone Match・IR Capture・FullRes IRなど独自機能が多数
- 別売フットコントローラー(FC-6 / FC-12)対応
- 宅録〜プロスタジオ・大型ツアーまでカバー可能
Fractalの最上位ラック型モデル。
最大級のDSP性能と入出力端子を備え、プロの制作・ライブ現場でも使われる本格仕様。




FM9 Turbo – 9フットスイッチ搭載フロア型モデル


- フットスイッチ9基搭載のフロアタイプ
- 4コアDSPで高い同時処理能力(Turbo版は+10%以上)
- アンプ2基・キャビ2基・豊富なエフェクトが同時使用可能
- Axe-Fx IIIと同等の音質・アルゴリズム対応
- 単体でライブ完結。宅録にも対応するUSB 8in/8out
- 重量は約5.4kgとやや大きめ
- 最もバランスに優れた「実用最強モデル」との声も多数
フロア型のハイエンドモデル。
ライブ即戦力の9スイッチ搭載、Axe-Fx IIIに迫る処理性能と拡張性を持つバランスの良い万能機。




FM3 Turbo – 3フットスイッチ搭載コンパクトモデル


- 3スイッチ搭載の小型フロア型
- 2コアDSP(Turbo化で+10%以上)
- アンプ1基、キャビ1基、基本的なエフェクトを同時使用可能
- USB 4in/4outで宅録に最適
- コンパクトで持ち運びしやすく、重量は約3.3kg
- 外部フットスイッチ・ペダルで操作性を拡張可能
- 入門用/サブ機/持ち運び用として人気
Fractal最小・最軽量のコンパクトモデル。
宅録やシンプルなライブ運用に最適で、Fractal入門にもおすすめ。




Fractal 比較|フットスイッチとユーザーインターフェースの違い
Axe-Fx III – 本体パネルとソフトウェアでの操作


Axe-Fx IIIはフットスイッチ非搭載ですが、本体の大型LCDと5つのエンコーダーつまみにより直感的な操作が可能です。
さらに、Fractal公式のPC用エディター(Axe-Edit)は全モデルに対応しており、ドラッグ&ドロップでの視覚的なルーティング操作が可能。
プリセット作成や複雑なエフェクトチェーンの編集をPCで行うことで、ハード側の操作性をカバーできます。
FM9 – 9スイッチで多彩なレイアウト


FM9は9つのフットスイッチを搭載しており、タップ(短押し)・ホールド(長押し)の二重動作が可能。
さらにカラーLEDリングとミニLCDディスプレイによって、現在のスイッチ機能を視認しやすくなっています。
「レイアウト」機能により、シーン切替・プリセット呼び出し・エフェクトON/OFFなどを柔軟に割り当て可能。
操作性・視認性ともにライブでの実用性が高く、現場で信頼できる設計です。
FM3 – 3スイッチを駆使した操作体系


FM3はスイッチ数が3つと少ないため、モード切替による運用が前提になります。
- スイッチA:プリセット/バンク切替モード
- スイッチB:シーン切替モード
- スイッチC:エフェクト操作モード
このように、1つのスイッチに複数の役割を持たせて操作する設計。
ただし「ライブで長押し操作が煩雑でストレスだった」という声もあり、外部スイッチ(FC-6など)を追加することで運用が安定する場合があります。
Fractal 比較|音質・サウンドクオリティの違い
Fractal Audioのサウンドはすべてのモデルで非常に高品質です。
Cygnusモデリングエンジンにより、実機アンプさながらのピッキングへの追従・質感が再現されています。
基本的な音質は共通
- 全モデルで約289種類以上のアンプモデルを搭載。
- IR(インパルスレスポンス)も共通フォーマットで扱える。
- 同じプリセットを使用した場合、FM3〜Axe-Fx IIIでほとんど音質差はなし。
Axe-Fx III
FM9 Turbo
FM3 Turbo
アルゴリズムの違い(FM3に制限あり)
- Axe-Fx IIIとFM9では最新アルゴリズムをフル動作可能。
- FM3はCPU制限により一部旧バージョンのアルゴリズムを使用。
例:最新のリバーブ/ピッチシフターがFM3では簡易版となることも。
ピッチシフトやポリフォニック系処理の限界
- FM3ではVirtual Capoなどの処理において遅延・音質の劣化が起こるケースあり。
- ピッチブロックの追従性もAxe-Fx III・FM9に比べてやや劣る。
A/D・D/A変換性能
- 全モデルで24bit / 48kHz、ダイナミックレンジはおおよそ114dB。
- 入出力ノイズは極小で、「Fractalは他社製品より静か」との評判も多い。
ヘッドフォン出力
- Mark IIモデル以降のFM3 / FM9 / Axe-Fx IIIは全てヘッドフォン出力を搭載。
- 自宅練習や宅録にも安心の仕様。
Fractal 比較|口コミ・評判
Axe-Fx III
- 「本物のアンプに迫る音と手応え」
→ 実機アンプとの比較でも遜色ない反応性と表現力に驚きの声。 - 「制作・レコーディングで圧倒的に便利」
→ Tone MatchやIR Captureなど、制作向け機能の充実度が高評価。 - 「入出力が豊富でセットアップの自由度が高い」
→ マルチアウトや複数エフェクトループを構築するプロユースに最適。 - 「ラックに常設できる安心感」
→ 床置きせずに済むため、トラブル時のリスク回避にもつながる。 - 「フットスイッチと本体を分離できるのが便利」
→ ステージ袖やラック内に本体を設置、足元は最小限に。
- 「価格が高すぎる」
→ 本体+フットコントローラーで50万円超え。趣味レベルでは手が出しにくい。 - 「サイズと重量が大きく、ラックスペースが必要」
→ 自宅や個人スタジオにラックがないと導入ハードルが高い。 - 「ライブ用にはやや不便」
→ 単体では足元操作ができず、別売のFCが実質必須。


FM9
- 「全体のバランスが最も良い」
→ 音質・性能・操作性・価格のバランスで「ベストモデル」との声多数。 - 「ライブでも即戦力」
→ 9スイッチで操作完結。別途フットスイッチ不要でライブにも即投入できる。 - 「Axe-Fx IIIと遜色ないサウンド」
→ 同じアルゴリズム・IR対応で音質差はほぼ感じないという声が多い。 - 「プロギタリストもFM9へ移行している」
→ Guthrie GovanやNeal SchonがFM9をライブで採用。 - 「宅録にも強く、USB I/Fとしても高性能」
→ 8in8outでリアンプもスムーズ。
- 「少し重い」
→ 約5.4kgと、フロア型としては重め。頻繁な持ち運びには不便と感じる人も。 - 「入手性が悪かった時期がある」
→ リリース直後は長期の予約待ち。今は改善傾向。 - 「外部拡張には限界がある」
→ FC追加は2台まで。Axe-Fx IIIに比べると柔軟性はやや劣る。


FM3
- 「小さいのに驚異的なクオリティ」
→ アンプ1基で十分な人にはこれ1台で大満足という声多数。 - 「最も手が届きやすい価格帯」
→ Fractalを初めて導入するユーザーにとって理想的なエントリーモデル。 - 「持ち運びが圧倒的に楽」
→ 重量3.3kgで、リュックに入れての移動もOK。 - 「必要十分なエフェクト数」
→ ドライブや空間系も揃っており、宅録や小規模ライブには困らない。 - 「外部スイッチで操作性を拡張できる」
→ TRS端子で追加スイッチ接続可、後からカスタムも可能。
- 「フットスイッチが少なくライブでは厳しい」
→ 長押しやページ切替が多く、直感的に使いにくいと感じるユーザーも。 - 「DSP性能に限界あり」
→ アンビエント系や重いパッチでCPU不足に陥るケースがある。 - 「一部エフェクトが簡易版」
→ ピッチシフト、リバーブなどにおいて、上位モデルとはアルゴリズム差あり。 - 「拡張していくと結局高くつく」
→ FC追加などをすると、最終的にFM9と同等の出費になる場合も。


Fractal 比較|用途別の選び方
ライブを想定
FM9 Turbo
→ 9スイッチ搭載、単体でライブに完全対応。
→ 高い視認性と柔軟なレイアウト切替で、現場でも安心。
→ 「自分の用途では99%カバーできる」とのユーザーボイスも。
FM3 Turbo
→ 軽量・コンパクトで持ち運びやすい。
→ スイッチ数は少ないが、拡張で対応可能。
→ 小規模ライブや省スペースセッティングに向いている。
Axe-Fx III Mark II Turbo
→ 別売のFC-6 / FC-12との組み合わせでライブ対応。
→ 複雑なルーティング・マルチアウト構成などに強い。
→ ラック式で信号処理部をステージ袖に置ける安心感あり。
宅録・スタジオ用途を想定
Axe-Fx III
→ Tone Match、IR Captureなど制作向け機能が充実。
→ USB 8in / 8out、豊富なI/Oで柔軟な録音が可能。
→ ラック設置で常設システムに最適。
FM9 / FM3
→ USBオーディオインターフェースとしても高性能。
→ FM9は録音トラック数やIR処理に余裕がある。
→ FM3は最低限の構成で十分な音質を確保できる。
最終的にユーザーの共通認識として語られるのがこの言葉:
「宅録だけならAxe-Fx III。ライブやるならFM9」
この言葉に、多くのFractalユーザーのリアルな体験が集約されています。
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