Benson Amps (2)
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Bogner (4)
BOSS (3)
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Darkglass Electronics (2)
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electro-harmonix (6)
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Friedman (2)
HOTONE (4)
IK MULTIMEDIA (3)
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Keeley Electronics (6)
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WALRUS AUDIO (4)
Wampler (5)
Warm Audio (2)
Xotic (10)
Paul Gilbert/ポール・ギルバートの使用機材【アンプ・ギター・エフェクター】

国内外で活躍するギタリストの愛用機材をまとめて取り上げる「プレイヤーズ・リグ」
今回はアメリカより、テクニカル系スーパーギタリストの代表格
Paul Gilbert/ポール・ギルバート
正確無比な超絶テクニックに印象的なメロディやリフ。
Mr.BigやRacer X、ソロなど活躍の幅も広いポール・ギルバートのギターやアンプ、エフェクターなど愛用機材をまとめて紹介します!
Paul Gilbert/ポール・ギルバート|Profil


Paul Gilbert/ポール・ギルバート
生年月日:1966年11月6日
出身:アメリカ・イリノイ州
Biography:驚速と歌心の軌跡
幼少期〜ギターとの出会い
ポール・ブランドン・ギルバートは1966年11月6日、イリノイ州カーボンデールで生まれました。5歳の誕生日に叔母から玩具のギターを贈られて以来、彼の興味は一貫して“6本の弦”に向かいます。8歳で家族がペンシルベニア州ピッツバーグへ転居すると、地元のラジオから流れるキッスやエアロスミスに衝撃を受け、10歳で本格的なエレキギターを手にしました。両親は音楽家ではなかったものの、息子の情熱を理解し、週末ごとに中古レコード店へ連れて行きブルースやクラシックロックの LP を買い与えたと言います。
“速弾き少年”と呼ばれたティーンエイジャー
13歳になる頃にはコピーだけでは飽き足らず、自作リフで地元バンドに加入。学校のタレントショーではエディ・ヴァン・ヘイレンのタッピングを再現し、観客を呆然とさせたという逸話が残っています。16歳で結成したバンド〈Tau Zero〉では、メタリカ以前のスラッシュ・メタルめいた楽曲を披露し、地元紙から“ペンシルベニア最速のギタリスト”と評されました。
GIT進学とRacer Xの衝撃
高校卒業後、憧れのミュージシャンズ・インスティテュート(当時GIT)へ入学するため単身ロサンゼルスへ。わずか1年でカリキュラムを修了し史上最年少講師に抜擢されます。1986年、クラスメイトだったドラマーのスコット・トラヴィスらと結成した〈Racer X〉がデビュー。アルバム『Street Lethal』で披露されたライトハンドとストリング・スキップは、“ネオクラシカル以外にも超速は存在する”という新風をLAメタルに吹き込みました。
Mr. Big結成と世界的ブレイク
速さだけでなく“歌モノ”への欲求を抱いていたポールは、1989年にベーシストのビリー・シーンらと〈Mr. Big〉を結成。セカンド・アルバム『Lean Into It』(1991)からシングル「To Be With You」が全米1位を獲得し、バラードと超絶ギターが共存する新たなロック像を提示します。以降「Green-Tinted Sixties Mind」「Colorado Bulldog」などで速弾きをポップスに溶け込ませる手腕を発揮しました。
ソロ活動と“歌う速弾き”への深化
1997年のMr. Big脱退後はソロ名義で精力的に作品を発表。ブルースやパワーポップまで飲み込んだ『Get Out Of My Yard』(2006)、旋律美を極めた『Fuzz Universe』(2010)で“歌う速弾き”を確立します。一方で2001年と2008年にはRacer Xを再結成し、原点回帰のスピードメタルにも応えました。
難聴との向き合いと現在
2017年、突発性難聴により右耳の聴力を一部失うアクシデントに見舞われますが、遮音ヘッドフォンを装着してステージ復帰。「耳を守りながらも音楽を諦めない」と宣言し、2023年にはロニー・ジェイムス・ディオへのオマージュ作『The Dio Album』を発表。速弾きフレーズでリードボーカルを“代弁”するという独創的アプローチで再び注目を集めました。
未来へ続くギター道
オンライン・クリニックやMI講師時代から続く教育活動にも力を注ぎ、若手ギタリストへ「速さだけではなくメロディを歌わせる大切さ」を伝え続けています。“速さ”“歌心”“ユーモア”の三位一体――その変わらぬ信念が、還暦を迎えてなお進化するポール・ギルバートの原動力となっています。
Paul Gilbert/ポール・ギルバート|Play&Music
Addicted To That Rush – Mr. Big
Daddy Brother Lover Little Boy – Mr. Big
Scarified – Racer X
Fuzz Universe
Paul Gilbert/ポール・ギルバート|愛用機材【参考動画】
Paul Gilbert/ポール・ギルバート|愛用機材【ギター】
Ibanez / PGM


製品の概要(PGM50)
1989年登場以来、ポールの代名詞となったPGMは「速弾きでも粒立ちが潰れない固定ブリッジ」を最優先に設計されています。ボディはRGベース、塗装で描かれたfホールは「空洞がなくてもセミホロウの温かさを感じさせたい」という遊び心。初期のPGM100やPGM300はFloyd Roseを搭載していましたが、Mr. Bigの世界ツアーでチューニング維持に苦労した経験から、90年代後半以降はトレモロを外し木片で埋めたハードテイル化が標準となりました。ピックアップはDiMarzio PAF Pro+FS-1(H-S-H)が定番。深く歪ませずアンプ本来のクランチに中域を足すセッティングで、リフはタイト、ソロは歌心を失わない。ステージではボリューム・ノブだけでクリーン⇆ドライブを行き来し、ピッキングニュアンスを最大限に引き出しています。


Ibanez / FRM


製品の概要(300GB)
Icemanを上下反転させるという奇抜な発想から生まれたFiremanは、厚みのあるコリーナ材ボディと24.75インチスケールが特徴。現行FRMはDiMarzio PG-13ミニハム×3を搭載し、ハムの厚みとシングルらしい分離を両立します。ポールはクリーン時にフロント+センターをストラト風のカッティングで使用し、ソロではリア単体を選択。やや厚めのUシェイプネックは「グリップが良い方がリズムの安定感が増す」との理由で採用され、ピックアタックの強弱がそのまま音量差として現れるダイナミクスも魅力です。近年のワールドツアーではほぼこのモデルがメインを占め、インスト曲のロングサステインにも一役買っています。
Neck Type FRM 3pc Okoume/Maple set in neck
Body Okoume body
Fretboard Bound Ebony fretboard w/White dot inlay
Fret Narrow & Tall frets
Nut Graph Tech nut
Bridge Gibraltar Performer bridge
Tailpiece Quik
Change III tailpiece
Neck Pickup DiMarzio PG13 (H) neck pickup
-Middle Pickup DiMarzio PG13 (H) middle pickup-
Bridge Pickup DiMarzio PG13 (H) bridge pickup-
Hardware Color Chrome-
String Gauge .010/.013/.017/.026/.036/.046 (D’Addario EXL110)
Neck Dimensions
Scale:628mm/24.7
Width at Nut:43mm
Width at Last Fret:57mm
Thickness at 1st:22mm
d : Thickness at 12th:24mm
Radius:305mmR


Paul Gilbert/ポール・ギルバート|愛用機材【アンプ】
Marshall / 1959SLP


製品の概要
ヴィンテージ・プレキシ系の決定版。ポールはインプット2のHigh端子に直挿し、ボリュームⅠ=10、ボリュームⅡ=2程度でブリッジ接続する“フルテン・セッティング”を基本とします。パワー管を完全にドライブさせた骨太クランチが狙いで、音量は THD Hot Plate を−8dB前後かませて調整。ピッキングを弱めればクリーン寄り、強く弾けばハードロックへ瞬時に遷移するダイナミクスを重視するのがポール流です。ソロ時は Xotic AC Booster でゲインを軽くプッシュし、中域を浮き上がらせるだけに留めるため、速弾きでも粒立ちが潰れません。近年は1959SLP×2台を左右に置き、センターへローランドJC-120をミックスして空間を広げるステレオ構成を採用。どの国でもレンタルしやすいモデルである点も、長期ツアーを続ける彼にとって大きなメリットとなっています。
Marshall / Vintage Modern 2466


製品の概要
2000年代中盤のMr. Big再結成期に導入。Dynamic RangeスイッチでLOW=クリーン/HIGH=ドライブに切替可能な2レンジ仕様を活かし、2台並列運用で“擬似チャンネル切替”を実現しました。LOW側にはHomeBrew Detox EQでローを絞り煌びやかなクリーン、HIGH側はゲイン7前後でクラシカルなロックドライブをセット。フットスイッチ一発でアンプ丸ごと切り替えるため、ペダル数を抑えつつ楽曲のカラーを劇的に変化させられます。出力管KT66の太い低域と滑らかなコンプレッションは、「Colorado Bulldog」のブリッジミュートやドリル奏法の暴れ気味フレーズでも音像を保持。現在はバックラインに置くことが減ったものの、レコーディングでは「太いのに抜ける中域」を狙う際の秘密兵器として健在です。
Laney / GH100L


製品の概要
Mr. Bigデビュー期〜2000年代半ばまで愛用した英国製100Wヘッド。EL34特有の粘りと、押し出しの強い低中域がポールを魅了しました。ドライブチャンネルを歪ませ切らず、クランチ設定に TC Electronic MojoMojo PG Edition を足して厚みを加えるのが定番。クリーンチャンネルはBrightスイッチONでカラッとした抜けを確保し、「Alive and Kickin’」のアルペジオや「Just Take My Heart」のイントロで重宝しました。ポールはミドルノブを上げ気味にし、プレゼンスを絞って耳に痛くないレンジへ調整。Laney撤退後も自身のスタジオに2台ストックし、レコーディングで90年代サウンドを再現する際に引っ張り出すそうです。


Kemper / Profiler Head


製品の概要
国外フェスやTV収録での機動力を担うデジタル主力。自身の1959SLPフルテン設定やLaney GH100Lのクランチをプロファイルし、IR付きキャビを組み合わせてライン出力。ステージモニターには小型FRFRを使用し「空気の振動」を感じるよう工夫しています。「過去に使ったどの真空管アンプも再現できる一貫性は大きな武器」と語り、難聴対策でステージ音量を抑えたい近年のツアーでは欠かせない存在。セットリストごとにリグを整理し、MIDIフットコントローラーでプリセットを瞬時に呼び出すことで、曲間のセッティング変更ストレスをほぼゼロにしました。


Paul Gilbert/ポール・ギルバート|愛用機材【エフェクター】
Xotic / AC Booster


製品の概要
オーバードライブとしても使用できる超広域設計のフルレンジ・ブースター。
ボリューム、ゲイン、ベース、トレブルのシンプルなコントロールにより、温かく上質なサウンドを表現。コード感を崩す事無く多彩なドライブコントロールが可能です。
ポールがソロ前に必ず踏むメイン・ブースター。1959SLPのフルテン・クランチに+6 dBほど音量と中域を上乗せし、ゲインは12時で軽く歪みを足す程度に留めます。BASS・TREBLEはほぼフラット設定ですが、会場の残響が多いと感じた場合はBASSを10時まで下げてモコつきを防止。トゥルーバイパスゆえバッファ臭さが皆無で、ピッキング強弱がそのまま音量差として現れる“素直さ”を高く評価しています。リズム→リードへの切り替え時は「踏み逃げ」式に瞬時オン/オフするのがポール流。ソロ後にはピックアップ・セレクターとギターVOLで音量を落とすだけなので、ボード上でも最前列に配置し足元を最短距離で運べるよう工夫しています。


Xotic / RC Booster


製品の概要
RC Boosterが好評のスコットヘンダーソンモデルを元に「RC Booster V2」へリニューアルを果たしました。
AC Boosterより低ゲインで、原音ニュアンスを色付けせずに+20 dBまで持ち上げられる“ハイファイ”ブースター。ポールはリズム・パートで常時オンにし、ギター側のVolumeを絞ったクリーンにも芯を与えるために使用しています。V2はゲインステージを2系統切替えられるため、ライブ会場ではフットスイッチで瞬時にソロ向けセッティングへ移行。18 V動作に対応しており、ステージ電源が不安定な海外ツアーでも余裕のヘッドルームが得られる点も採用理由です。
●原音に忠実な+20dBのクリーンブースト
●±15dBの2バンド・アクティブEQ
●2種類のゲインセッティングがフットスイッチで切り替え可能
●よりフラットなレスポンスと豊かな倍音でバッファーとしても使用可能
●更にヘッドルームが稼げる18Vまで対応可能な設計
●機能が増えたうえで従来のRC Booster(Ver.1)と同じ価格を実現
Dimensions (w/d/h) : 4.39″ x 2.38″ x 1.98″ (110mm X 60mm X 50mm)
Weight: 0.6 lbs. (270g)
Power Consumption: 9vdc/6ma
Battery Type: 9vdc (006p) x 1
AC Adapter (optional): 9vdc, negative tips (regulated recommended)
Input Impedence: 500k ohm (min)
Output Impedence: 10k ohm
True Bypass Switching


BOSS / OS-2 OverDriveDistortion


製品の概要
90年代Mr. Bigの日本公演から確認されている“2in1”ペダル。COLORツマミでODとDSをブレンドでき、ポールは12時よりややOD寄りに設定し、AC Booster下流で艶やかなミッドを生成します。ハム/シングルを問わず均一な歪み感が得られること、BOSSなら世界中どこでもリプレイス可能な信頼性が決め手。ライヴではチューブアンプ+OS-2の組み合わせで「Just Take My Heart」の甘いリードから「Addicted To That Rush」の鋭利なカッティングまで一台でカバーしています。
●SPEC●
電源 006P(1個)、ACアダプター(PSA-100S)
消費電流 12mA(DC9V)
端子 入力、出力、ACアダプター
入力換算ノイズ -100dBm以下(IHF-A)
出力負荷インピーダンス 10kΩ以上
外形寸法 / 質量
幅(W) 73 mm
奥行き(D) 129 mm
高さ(H) 59 mm
質量 420 g


Ibanez(Keeley) / TS9 Mod Plus


製品の概要
Robert KeeleyによるクラシックTS-9のモディファイ版。TI製RC4558Pオペアンプやメタルフィルム抵抗を採用し、ローノイズかつゲイン拡張を実現。ポールはストラト系Firemanで使用し、ギター側Volume6~7のクランチ時でもピッキング・ニュアンスを損なわず、中域フォーカスを保つ点を評価。More/Lessスイッチでゲイン量を可変し、ブルージーなソロではLess、Racer X曲の高速シュレッドではMoreを選択するのが定番です。
Ibanez / TS808


製品の概要
オリジナル808のリイシュー。粘りある中域と適度なコンプレッションが特徴です。ポールはヴィンテージ個体も所有しており、Laney GH100Lを軽くプッシュする用途に限定して使用。「Green-Tinted Sixties Mind」の繊細なブレイク前でVolumeノブを絞り、クリーンブースト的に活用することも。回路のシンプルさと故障の少なさが長年の相棒たる理由と語っています。


JHS Pedals / Bonsai


製品の概要
9種類の“Tubescreamer系”回路をロータリースイッチで切替え可能な多機能TS系。レコーディングでは808モードで骨太リズム、OD-1モードで倍音を抑えたリード、といった使い分けを実践。ポールが「一台で歴代TSの音を再現できる“教材”のよう」と評する通り、クリニックでは歴代TSの違いを実演するデモ機としても活躍します。
【MODE】
・OD1:1977年にリリースされたBOSS OD-1をベースに したサウンド
・808:1979年にリリースされたTS-808をベースにしたサウンド
・TS9:1982年にリリースされたTS-9をベースにしたサウンド
・MSL:TS系回路をベースとし、よりメタル的なサウンドにしたモード
・TS10:80年代後半にリリースされたTS-10をベースにしたサウンド
・XR:Exar(エクサー) OD-1をベースにしたサウンドです。
・TS7:TS-7のHotモード時をベースにしたサウンド
・k:Keeley モディファイのIbanez TS-9 Modをベースいしたサウンド
・JHS:JHSからリリースしているIbanez TS-9 Strong Modモード
【Specifications】
・入出力端子:インプット、アウトプット
・コントロール:VOLUME、DRIVE、TONE、モード切替スイッチ
・電源:DC9V センターマイナス


tc electronic / MojoMojo Overdrive


製品の概要
MojoMojoを基にポールの好みで中域を1 dB前に出し、筐体色をパープルへ変更。BASS11時/TREBLE1時、Voiceオンが定番設定。AC Boosterと重ねて二段ドライブを構築すると、ローを締めた分厚いリズム・トーンが得られます。18 V対応でヘッドルームが広く、コードワーク時の分離感も良好。本人は「常時オンでアンプの一部」と語り、ステージでも外されることの少ないペダルです。
■コントロール:DRIVE、LEVEL、BASS、TREBLE、VOICE Switch
■電源:電池(006P),電源アダプター(別売)
■特徴:
・高ヘッドルーム・低コンプレッション・重厚なボトムといったクラシックなチューブアンプの特徴を持ったユニークなオーバードライブ回路を搭載
・タッチ・センシティブ – ピッキングの強弱やギターのボリューム・ノブでトーンとオーバードライブ・レベルをコントロール
・単体使用、または他のペダルやアンプのオーバードライブと併用可能
・ベースとトレブルを独立してコントロールする2バンドアクティブEQ
・ベース・レスポンスを切り替えるVoiceスイッチ
・トーンに色づけを行わないトゥルーバイパス設計
・ネジ一つでバッテリーを交換可能
・過酷なライブ環境に耐えうる頑強なカスタム「ハンマーヘッド」設計のダイキャスト・アルミニウム・ケース
Mojo Mojoペダルは、ギター・サウンドに躍動感溢れるマジックと命を吹き込み、あなたのの演奏を引き立てるオーバードライブ・ペダルです。ソリッドなボトムとクリスプでクリアな味わいを持つこのペダルは、甘いブルージーなリードからチャンキーなリズムトーン、そして天を貫くリードと、極めて多彩なオーバードライブ・サウンドをカバーします。シンプルながらも奥の深いコントロールとヴォイス・トグルの組み合わせが実現する濃厚なトーンと音楽的な輝きは、まさにMojoならではのものです。


Paul Gilbertモデル


WAY HUGE / Red Llama


製品の概要
1992年登場の伝説的オーバードライブの30周年記念モデル。ツイードアンプを思わせる張りと煌びやかさが特徴で、Firemanのミニハムと相性抜群です。ポールはローファイなブルース・ナンバーやインスト曲の中間セクションで踏み、Volume操作だけでクリーン〜クランチを往復。「ギター側で歌わせる練習に最適」とクリニックでも紹介しています。


WAY HUGE / Green Rhino


製品の概要
ミッドレンジを±12 dBで精密にブースト/カットできる“モダンTS系”。内部スイッチで100 Hz/500 Hzを切替でき、ポールは500 Hz設定+freqノブ2時で“歌うミッド”を強調し、単音リードを前面に押し出します。小型化されたMKIVはペダルボード省スペースに寄与し、海外フェスのフライバックセットでも重宝。TS-808と比較してローエンドがタイトに保たれる点を好んでいます。


MXR / M-104 Distortion +


製品の概要
70年代末に登場したシンプルな2ノブ・ディストーション。ゲルマニウムダイオードの軽いコンプレッションと、中域に寄ったザラッとした歪みが特徴です。ポールはRacer X再結成ライヴでPGMハムへ組み合わせ、ボリュームを上げ切らずDrive9時/Output2時という“低ゲイン・高出力”設定を愛用。アンプ側をクランチに留め、Dist+で図太いミッドとわずかな荒さを加えることで速弾きの粒立ちを際立たせています。類似ペダルが多い現在でも「Dist+の荒々しさは替えが利かない」と語り、録音時にはオーバーダブ用のテクスチャーとして必ず候補に挙げるそうです。ステージではゲイン抑えめゆえノイズが少なく、トゥルーバイパス改造を施した個体を常用しています。


JHS Pedals / Prestige


製品の概要
Prestigeは、以前廃盤になったMr.Magicというペダルに代わって誕生しました。
0〜+27 dBのクリーンブースト+ハイインピーダンスバッファを備えた“マイクプリ型”ペダル。ポールはボード最後段に置き、Vol.25 %固定で高域ロスの補正用に常時オン。ギターを差し替えてもトーンが安定するため、FiremanのミニハムでもPGMのH-S-Hでも同じアンプEQを共有できます。ソロで音抜けが欲しいときはノブを踏み回して瞬時+12 dBへアップ——音量差をダイレクトに稼ぎつつ歪み質は変えない点が重宝されます。9 Vでも動作するが本人は18 V駆動を選択し、ヘッドルームを確保して低ノイズ化。バッファON/OFFを切替えられるため、会場ごとのケーブル総延長に応じて柔軟に対応できるのもツアー派らしい運用です。


JHS Pedals / Moonshine Overdrive


製品の概要
Moonshine V2 はトランスペアレントではなく独特な個性をもったオーバードライブを探しているプレーヤーに向けたペダルで、あのもっとも有名な緑色の筐体のオーバードライブに多くのモディファイを施したオーバードライブペダルです。ブルース、ロック、カントリー、ジャズはもちろんハードコアやメタルの様なジャンルにも使用できる万能なトーンシェイピングツールです。
TS系を基に内部昇圧18 Vでレンジを拡張した“濃厚オーバードライブ”。
Cleanノブで原音をブレンドでき、Proofスイッチでゲイン二段階。ポールはFiremanリアPU+Proof LOWでブルース寄りクランチ、Proof HI+クリーンブレンド0 %で厚みあるリードという二役使い分け。特にソロ曲「Spirit of the Wind」ではMoonshineでミッドを押し出し、AC Boosterで音量を足す“二段ロケット”を披露します。ハイゲインでもノイズが少なく、トーンを上げても耳に刺さらない丸みが本人好み。筐体が小型でボードに収まりやすい点も導入理由と語っています。


MXR / M103 Blue Box


製品の概要
ファズに二オクターブ下の矩形波をMIXする異端オクターバー。Blend50 %で原音と低域シンセを半々にし、「Scarified」下降リフで不気味な重低音を生成。トラッキングは甘く和音では暴れますが、それを“偶発的アート”として楽しむスタンス。ゲイン12時を超えると発振気味になるため、Vol.側でレベルを整えつつピック位置をリア寄りにして高調波を際立たせるのがポール流です。


MXR / M134 Stereo Chorus


製品の概要
BBD×2基で広がる90年代型ハイファイ・コーラス。Rate最遅、Width30 %でJC-120側へ送り、Marshallの骨太クランチとステレオ合成すると奥行きと透明感が共存します。BassFilterをONにしてローを削ることでリズム隊と混濁せず、アルペジオがガラスのように煌めくセッティングに。Intensityを上げればロータリー感も得られ、「Green-Tinted Sixties Mind」のイントロで長年定番となっています。


electro-harmonix / Deluxe Electric Mistress


製品の概要
フランジ+フィルターマトリックス搭載の名機。ポールはSweepを止めて自己発振寸前のホワイトノイズを作り、ソロ前のブレイクとして観客の緊張を高める“演出装置”に活用。FlangerモードではRate10時/Color1時で70年代ライクなジェットサウンドを薄く掛け、コードストロークに空間揺らぎを付与します。新しいXO筐体はトゥルーバイパス化と電源整合性が向上し、ツアー先の電圧差による動作不安も解消。


BOSS / CS-3


製品の概要
スレッショルドを深めに取れる定番コンプ。ポールはClean IntrosでSustain2時/Attack11時、Level12時に設定しピッキングの粒立ちを均一化。歪み時はノブを9時以下に抑え、ノイズ増加を防ぎつつ艶を付けるのみ。LED隣の改造穴はKeeley 4-Knob Modを受けた個体で、Release別調整によりショートノート主体の速弾きフレーズでも不自然な尻切れが出ません。


JHS Pedals / Haunting Mids


製品の概要
周波数可変Qのピークブースター。Sweep1 kHz/Volume2時/Hiモードで単音ソロを前面に押し出し、カッティングではSweep700 Hz/Loモードでローをそぎ中域を引き締める二刀流。RC Boosterの後段に置くことで、原音透明度を保ったままEQポイントだけを鋭く操作でき、「真ん中が空くバンドアレンジでも自分の居場所を作れる」と評されています。
Feature
– ミッドレンジ周波数を最適な量でブースト/カットするシンプルで効果的なツールです
– 任意のミックスをスライスするのに最適なEQを見つけることができる、調整可能なミッドレンジ周波数
– アンプやペダルを本来とはまったく違う身の毛もよだつモンスターに変貌させます
– Volume Boost機能も装備しています
Specifications
・入出力端子:インプット、アウトプット
・コントロール:VOLUME、MIDS、SWEEP、HI/LO SWITCH
・電源:DC9V センターマイナス


Catalinbread / Karma Suture


製品の概要
NPN/PNP切替とDensity搭載のハーモニックパーコレーター系。ポールはNPN+Density2時で倍音豊かなロングサステインを得て、インスト曲終盤で放置するフィードバック奏法に使用。Driveを絞ればクリーンブースター的にも働き、低出力ミニハムのPG-13 PUに“ガラス質のエッジ”を加えるサブドライブとしても組み込みます。


Catalinbread / Callisto


製品の概要
MN3007 BBDの温かい揺らぎが持ち味のコーラス/ビブラート。Rate最遅・Depth20 %でストラト風シマー、Depth80 %でファンキーなビブラートに変貌。ポールは演奏中にDepthを足先で揺らし、同一フレーズをモジュレーション強弱で色付けするパフォーマンスを披露。トゥルーバイパス+小型筐体で最新ボードにも常駐しています。


MkⅡ
MXR/ Phase90


製品の概要
フェイザーの代名詞と言われる名機中の名機。
ロータリースピーカーが生み出すフェイズサウンドをペダルサイズに詰め込んだモデル。
発売当初から変わらないスピードコントロールのみというシンプルな構成で太いサウンドが特徴的。
エグみのあるウネるサウンドは50年近く経つ今でもフェイザーの王様として君臨しています。


MXR/ ’74 VINTAGE Phase90


製品の概要
Phase90の’74年モデルをハンドワイアリングで完全に再現。
Speed9時でゆったり揺らぐクラシックフェイザー。’74 Vintage版は中域が丸く、ポールは速弾きパッセージの“滑らかさ”を際立たせる目的で使用。ライブではScript版を左、’74版を右へパン振りし、ABYでステレオ化することでサラウンド感を増幅。「Drill Song」ではドリル回転に合わせSpeedを上げ、音と光の加速感を演出します。


MXR/ M-107 Phase 100


製品の概要
4ポジション切替で多彩な揺れ幅を選択。Position 2(中速ジェット)をリズム・ストローク、Position 3(高速Thin)を単音カッティングに使い分け。Phase 90とのレイヤーで濃淡を作り、同じコード進行に表情を付けるのがポール流です。


MXR / Carbon Copy Analog Delay


製品の概要
アナログBBDによる最大600 msディレイ。ポールは450 ms/Mix20 %/Repeats2回でHCソロのテイルを自然延長し、内部トリマでモジュレーションを強調して“アナログ揺らぎ”を追加。ウェット信号のみJC-120へ送り、Marshall原音との定位差で立体感を拡張します。
■完全アナログ仕様
■トゥルーバイパス
■電源9V:乾電池006Pまたは9V AC/DCアダプター


Catalinbread / Topanga Spring Reverb


製品の概要
Fender 6G15リバーブ基準のドリップ感を持つ春リバーブ。Dwell2時・Tone11時で滴るようなサーフテイストを付加し、「Curse of Castle Dragon」のイントロでロングスプリング残響を演出。Volumeを+2 dBに上げプリアンプ的にアンプを押すことで、クリーンでも存在感のあるトーンに仕上げています。
アウトボードスプリングリバーブユニットは、サーフギターの代表的なサウンドであると同時に、60年代の多くの偉大なギターサウンドの大きな要素です。
多くのFenderスタイルのアンプに内蔵されたスプリングリバーブと6G15との違い。それは、6G15が“アンプの前で”使われていたことです。リバーブシグナルがアンプで歪み、深みのある音色を作ります。
また、多くのアンプ内蔵のリバーブには付いていないDwellノブにより、ギターシグナルがスプリングへと伝わる強さを調整。同様にToneノブでリバーブの音色を調整できます。また、6G15は実質的にチューブプリアンプでもあるため、その音色がアンプにも影響します。
それこそ、6G15ユニットが伝説となった理由です。完全に複製することは困難です。しかしCatalinbreadはやりました。Catalinbread Topangaは、6G15の持つすべての要素をペダルに組み込むことができたと実感しています。
また、オリジナル6G15ユニットのクラシカルな3ノブコントロールに加え、Catalinbread Topangaは内部のディスクリートプリアンプにVolumeコントロールを追加しました。これにより、クリーンブーストも可能です。


tc electronic / Arena Reverb


製品の概要
Hall of Fameをベースに大型ホール“Royal”等10モードを追加。Decay40 %/Mix15 %の常時オンで空気感を保ちつつ、TonePrintにカスタム設定したPlateをソロ時に呼び出し艶を強調。MIDI制御で曲ごとにプリセットを切替え、ステレオ出力でMarshall/JC-120双方へ均等に振り分けています。
■主な特徴
・新開発の4種類のリバーブを含む、10種類のTCリバーブを搭載
・TonePrint対応、専用エディターによる内部パラメーターの自由なエディットが可能
・スマートフォン用TonePrintアプリによるTonePrintのビーム転送に対応
・トゥルーバイパス/バッファードバイパス切替
・原音を損なわないアナログ・ドライスルー設計
・ステレオ入出力
・スピルオーバー・オン/オフ機能
・高品位コンポーネントによる構成


tc electronic / Flashback Delay


製品の概要
MASH圧力センサーでリアルタイムにフィードバックを操作可能。ポールは2290モード550 msでGilmour風ソロ、CRYSモードでシマー倍音を追加しハモンドオルガン的広がりを得ます。MASHを踏み込む深さで発振寸前までFeedbackを上げる“足ワウ的”効果を活用し、長尺ソロのハイライトを演出。
■TonePrint対応 -一流アーティストのトーンを直接移植可能
■7種類のスタジオ品質ディレイ・プリセット+3つのTonePrintスロット
2290/ANA(アナログ)/Tape(テープ)/DYN(ダイナミック)/MOD(モジュレーション)/CRYS(クリスタル)/RVS(リバース)
■ステレオ入出力
■ゼロレイテンシーで原音のサウンドを損なわないアナログ・ドライスルー機能
■仕様
・バイパス:トゥルー/ ブッファー切り替え可能
・入力: 2x 1/4″ TSアンバランス、モノ
・入力インピーダンス: 1MΩ
・出力: 2x 1/4 ” TSアンバランス、モノ
・出力インピーダンス:100Ω
・電源:9V電池 or 9 V DCセンターマイナス(共に別売り)
・消費電流:>300 mA


Miniバージョン


BOSS / DD-3 Digital Delay


製品の概要
12.5–800 msの定番デジディレイにタップテンポが追加。SHORT LOOPモードで800 msフレーズを瞬時録音し、速弾きの“応答”として再生する掛け合いパフォーマンスが定番。Direct Outを活用し、ウェット音だけJC-120へ振ってステージの広がりを確保します。
■DD-3 のサウンド、 シンプルな操作性はそのままに機能性を強化
■即座にサウンドを調整可能なイージー ・ オペレーション
■ディレイ ・ タイムは 12.5ms から 800ms まで、 3 つのタイム ・ レンジによりスピーディーかつ細かなセッティングが可能
■本体スイッチ、 もしくは外部フットスイッチによるタップ ・ テンポ入力が可能
■DD-3 の HOLD 効果を得たり、 フレーズ ・ ループを作成できる SHORT LOOP モード
■ダイレクト音を個別出力するためのダイレクト ・ アウト端子
■アウトプット端子とダイレクト ・ アウト端子を同一サイドにレイアウト
■安心の長期 5 年保証
▼不朽のディレイ ・ サウンドとシンプルな操作性
1983 年に登場した世界初のデジタル・ディレイ・ペダル DD-2 をベースに設計された DD-3 は、その温かみのあるトーンと、シンプルな操作性が長きに渡り高く評価されており、多くのプレイヤーより支持され続けています。DD-3T のサウンドとコントロールは、世界中のギタリストが愛してやまない DD-3 を完全に継承しています。
▼タップ ・ テンポ機能の追加
新たに追加されたタップ・テンポ機能により、演奏中でも足元の操作だけでディレイ・タイムの変更が可能になりました。常に楽曲やプレイ・スタイルに合ったリズミカルなディレイを得ることができます。本体のペダルを 2 秒間押し続けるとタップ・テンポが ON になり、ペダルを踏んだ間隔に応じたテンポを入力できるようになります。また、外部フットスイッチを使用したテンポ入力も可能です。タップ・テンポでは、最大 800ms のディレイ・タイムまでをコントロールできます。また、モード・ノブで音符の長さ(4 分音符、付点 8 分音符、2 拍 3 連符)を設定することもできます。
▼ダイレクト ・ アウト端子を使用したダイレクト/エフェクト音の出力
DD-3T は DD-3 同様、ダイレクト・アウト端子を装備。ケーブルの接続をスムーズに行えるようアウトプット端子の隣にレイアウトを変更しました。ケーブルをダイレクト・アウト端子に差し込むと、アウトプットからはエフェクト音のみが出力され、エフェクト音とダイレクト音の信号を異なるアンプに出力して、広がりと奥行きのあるサウンドを実現できます。パラレル・エフェクト・ループを搭載しているアンプ、もしくはスイッチャーで使用する際は、ダミー・プラグをダイレクト・アウト端子に接続することで、ダイレクト・サウンドをミュートしエフェクト音のみをブレンドできます。
▼クリエイティブな SHORT LOOP 機能
オリジナルの DD-3(および DD-2)には、最大 800ms のフレーズをループ再生し、それにあわせて演奏することができるホールド機能が搭載されています。BOSS はその独創的なコンセプトを発展させ、その後 LOOP STATION として製品化しました。LOOP STATION はデビュー以来、瞬く間に世界中へ広まり、ループ・パフォーマンスは新たな演奏スタイルとして世界中に浸透しました。DD-3T は、DD-3 と同様のホールド機能を搭載していますが、今日では一般的となったルーパーとしての使用法を反映し、名称を「SHORT LOOP」に変更しました。


タップテンポ機能が追加されたDD-3T


tc electronic / Ditto Looper


製品の概要
Ditto Looper(ディトー・ルーパー)は、ギタリスト用にデザインされたルーパー・ペダルです。超小型ながらも基本性能には抜かりはなく、クオリティ、クリエイティビティ、そしてシンプルさを、絶妙なバランスでまとめあげました。
●Ditto Looper の主な特徴
・ギタリストのためのルーパー。ギタリストによるギタリストのための設計
・シンプルさを極めたルーピング操作
・トゥルー・バイパスおよびアナログ・ドライスルー
・最大 5 分のループ・タイム
・アンドゥー/リドゥー機能
・無制限のオーバーダブ
・24 ビット非圧縮の高音質
・場所を取らない超小型ボディー
●省略の美学
Ditto Looperは、ギタリスト用にデザインされています。設計者もギタリストであり、エフェクトボード上の収まりや、トゥルーバイパス&アナログドライスルーなどといった、多くのギタリストにとって妥協できない一線を理解しています。ギター本来のトーンを損なわないことで、単なる飛び道具ではなく、自分のサウンドの一部としてルーピングを活用できます。
●ワンノブ構成
Ditto Looper はスイッチ一つでルーパーの基本的な機能を網羅しており、録音、アンドゥ/リドゥ、停止、消去といった基本的な操作を合理的にフット操作でコントロールできます。ループの構築、パートの切り替え、レイヤーを重ねるといった操作もスムーズに行えます。
●音質重視
Ditto Looper は、非圧縮 24ビットの高音質を確保しています。楽器のトーンがギタリストにとっての生命線であることを理解しているからこそ、TC は一貫して音質に こだわります。
●音質へのこだわり
TC ペダルは常に音質を重視して開発されています。トゥルー・バイパスおよび広大なヘッドルームを確保し、サウンド・クオリティーの整合性を最大限維持しながら高いサウンド・パフォーマンスを実現します。またアナログ・ドライスルー仕様のため、ドライ音はデジタル変換されず、色づけされることなくスルーされます。
●主な機能・ノブ/スイッチ構成
Ditto Looper は、ギタリストによって作られた、ギタリストのためのルーパーです。ルーピングは極めて中毒度の高い表現テクニックで、ミュージシャンの演奏スタイル自体を変えてしまう程のインパクトを持ったツールです。高音質、シンプルさを極めた操作、そしてギタリストのニーズに合わせて吟味された機能群。Ditto Looper がギタリストの想像力を刺激することは間違いありません。
●クリエイティビティーを刺激する、シンプルさを極めた操作性
Ditto Looper を使ったルーピングは至ってシンプル。直観的でありながら柔軟に行える操作を実現しているため、ギタリストは演奏に集中しながらループの構築が可能です。録音するには、スイッチをいちど押します。もういちど押すと、録音したループが再生されます。スイッチをもういちど押すと、新しいサウンド・レイヤーの録音がスタートします(アイデアが尽きるまで、ここまでの手順を繰り返すこともできます)。スイッチを押して、そのまま保持すると、サウンド・レイヤーの録音を取り消すこと(アンドゥー)ができます。もういちどスイッチを長押しすると、取り消した録音を元に戻すこと(リドゥー)ができます。停止するには、スイッチを 2 回押します。停止状態でスイッチを長押しすると、ループを削除することができます。
●ループ時間
ループの上限は5分と、実用的なメモリーを確保しています。10時間の録音は行えませんが、10時間の曲を演奏するのはプレイヤーにとっても観客にとっても厳しいものです。
●超小型設計
Ditto Looper は、「ボードに収まらない」といった悩みとは無縁のコンパクトサイズ。 逆に、エフェクトボードにより多くのエフェクトを収納できるのが、組み込み時の悩みの種となってしまうかもしれません。
●アンドゥ/リドゥ機能
アンドゥー/リドゥー機能は演奏ミスに「待った」をかけるだけのものではありません。多くのアーティストたちは、ライブ・パフォーマンスの最中、この機能を利用してループのパートを交互に切り替えています。
●ループメモリー
Ditto Looper は、電源プラグを抜いても、最後に記録したループ情報を保持します。リハーサル、ライブ・パフォーマンス、あるいはスタジオでのアイディア出しの際に出た即興演奏も、ユーザー自身のループ削除操作が行われない限り、ループをメモリーしておくことが可能です。
●アナログ・ドライスルー
Ditto Looper 自体はデジタル処理を行いますが、原音は常にアナログのまま出力されます。デジタル変換による音質変化や音の遅れといった問題とは無縁です。
●無限の可能性
Ditto Looper のオーバーダブ回数は無制限です。 想像の趣くまま、様々なアイディアを試してみましょう。
●loop level ノブ
ループのレベルを調整するのに使用します。ループの再生音量をバックグラウンドからかすかに聞こえてくる程度にすることも、逆にレベルいっぱいにセットして、その効果を利用することもできます。
●トゥルー・バイパス
Ditto Looper はトゥルーバイパス設計のため、エフェクトをオフ時には楽器のトーンに一切影響を与えません。クリアで透明なサウンドが確保されます。


BOSS / TU-3


製品の概要
TU-3は、BOSSのチューナーのノウハウを継承した、クロマチック・チューナーTU-2の後継モデル。
野外での視認性をさらに高める「高輝度モード」の新規搭載や、21個ものLEDによる滑らかなメーター表示、最大6半音までのフラット・チューニングへの対応など、便利な機能で快適なチューニングが行えます。
● 野外での視認性を高める「高輝度モード」や、21個のLEDで滑らかなメーター表示を実現
● チューニングの完了をLEDの動作で知らせるアキュピッチ・サイン機能搭載
● 最大6半音までのフラット・チューニングにも対応。
● 他のコンパクトへの電源供給機能も装備


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