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【徹底解説】Roland Blues Cubeシリーズまとめ!Artist・Stage・Hot・Tourモデルの特徴・違いと選び方【口コミ・デモ】

真空管アンプのあの“粘り”や“コンプレッション”を、軽量コンボで手に入れたい。
そんな欲張りギタリストの願いを叶えてくれるのが
Roland Blues Cubeシリーズ
独自の Tube Logic 技術により、真空管を一切使わずにビンテージアンプのフィールを再現しながら、メンテナンスフリーで音量コントロールも自在。
ラインナップは自宅用 30 W「Hot」からプロツアー仕様 100 Wヘッド「Tour」まで全5モデル。この記事では各モデルのスペック・サウンド傾向・口コミを比較し、「どれを選べばいい?」という悩みを解消します。
ステージ派も宅録派も、Blues Cubeで次世代のクラシックトーンを体感してみませんか?
Roland Blues Cubeシリーズとは?|共通の特長と魅力


- Tube Logicによるチューブサウンド再現
Blues Cubeシリーズ最大の特徴は、Roland独自の「Tube Logic」設計です。真空管アンプ内部の回路動作やパーツの相互作用まで精密に解析し、ピッキングの強弱による歪み方や電源部の“Sag”(たるみ)までも再現します 。その結果、ヴィンテージ・チューブアンプに肉薄する生々しいサウンドとレスポンスを獲得しています。実際ユーザーからも「音は真空管なみ。トランジスターとは思えません」と高評価です 。 - パワーコントロール機能で自宅~ライブ対応
全モデル共通で搭載されるPower Controlスイッチにより、アンプの出力を数段階に減衰可能です 。例えば0.5Wから最大出力まで切替えられるため、自宅練習から小規模ライブまで適切な音量で真空管サウンドをドライブできます 。ボリュームを上げて得られるチューブ特有の艶やコンプレッション感も、小音量で楽しめるのは大きな強みです。 - メンテナンスフリー&高い信頼性
真空管を使用しないメリットとして、アンプ本体の軽量化(Blues Cube Hotは約12.6kgと真空管コンボよりはるかに軽い)や 、経年での音質劣化や真空管交換の心配不要といった点が挙げられます 。そのため持ち運びや扱いやすさに優れ、ステージ上でも常に安定したサウンドを提供。ユーザーから「真空管アンプより圧倒的に扱いやすい」との声もあるほど、信頼性の高さが評価されています 。 - トーン・カプセル対応による拡張性
(Hotを除く)Blues Cubeシリーズには背面ソケットに装着する「Tone Capsule(トーン・カプセル)」対応モデルがあります 。トーン・カプセルとは、ギターアンプ内部の回路特性を切り替える着脱式モジュールで、有名ギタリストの音色を再現したカプセルも発売されています(例:Eric JohnsonやRobben Fordモデルなど )。アンプ本体を買い替えずカプセル交換でまったく異なるアンプのサウンドを楽しめるのが魅力です 。実際Blues Cubeユーザーからは「Tone Capsule装着で信じられない音の変化がある。極上の音となり、このアンプの真骨頂だ」との声もあり 、拡張性の高さがシリーズの付加価値となっています。
Roland Blues Cube|一覧比較表
項目 / モデル | Blues Cube Hot | Blues Cube Stage | Blues Cube Artist | Blues Cube Artist 212 | Blues Cube Tour(Head) |
---|---|---|---|---|---|
定格出力 | 30 W | 60 W | 80 W | 85 W | 100 W |
搭載スピーカー | 1×12″ | 1×12″ | 1×12″ | 2×12″ | -(BC-CAB410=4×10″) |
重量 | 約 12.6 kg | 約 14 kg | 約 16 kg | 約 21 kg | ヘッド約 8 kg(キャビ33 kg) |
チャンネル数 | 1(Boost付) | 2(Clean / Crunch) | 2(Clean / Crunch) | 2(Clean / Crunch) | 2(Clean / Crunch) |
Dual Tone機能 | ― | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
Power Control | 0.5 / 5 / 15 / 30 W | 0.5 / 15 / 45 / 60 W | 0.5 / 15 / 45 / 80 W | 0.5 / 15 / 45 / 85 W | 0.5 / 50 / 100 W |
Presenceつまみ | ― | ― | ◯ | ◯ | ◯ |
内蔵トレモロ | ― | ― | ◯ | ◯ | ― |
エフェクトループ | ― | ― | ◯ | ◯ | A/B 2系統 |
Tone Capsule対応 | × | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
付属/対応フットSW | 標準2btn | GA-FC対応 | GA-FC対応 | GA-FC対応 | GA-FC + MIDI |
想定シーン | 自宅・小規模 | スタジオ・小中ライブ | 本格ライブ・録音 | 大音量ステージ | プロツアー・大型会場 |
Roland Blues Cube|ラインナップ
Blues Cube Hot:シリーズ最小モデル


- 30W出力・1×12”スピーカー搭載
シリーズ最小・最軽量に設計されたコンボアンプ。12インチ(30cm)スピーカー1発で、自宅練習から小規模ステージまで迫力の音を提供 。 - シングルチャンネル+ブースト
クリーン~クランチまで扱える単一チャンネル構成。ブーストスイッチONでゲインが上がり、中程度の歪みまでカバー可能。扱いやすいシンプル設計が魅力です。 - パワーコントロール搭載
出力を0.5W・5W・15W・Max(30W)の4段階に切替可能 。フル出力時の心地よいドライブサウンドを、小音量でも再現でき、自宅でも真空管アンプさながらのサウンドが楽しめます。 - コンパクト&ポータブル
重量約12.6kgとシリーズ中最軽量 。持ち運びや保管も容易で、「小さめでキュートなデザイン」と評されるルックスも特徴 。自宅用アンプとしても違和感のないサイズ感です。なおTone Capsule非対応(Hotはトーン・カプセル用ソケット非搭載)なのでご注意ください 。
Blues Cube Hotはシリーズ入門機に位置づけられる30Wモデルです。真空管アンプ特有の太く甘い音色とレスポンスを継承しつつ、小音量でも良音を維持できるのが強み 。
クリーン~クランチまでワンボリュームで作れる手軽さは、初心者から熟練者まで扱いやすく、自宅練習から小規模ライブまで幅広く対応します。「自宅からステージまで」使える万能ぶりでありながら、本体は軽量コンパクト。ガレージやスタジオへの持ち込みも苦にならず、真空管アンプのような繊細なメンテも不要です。初めての本格アンプとしても魅力的なモデルでしょう。


ユーザーの口コミ
- 良い評判
「家で使うのがメインで、たまにスタジオやライブをするならベストチョイスだと思います。運搬も車なら楽ですし、扱いやすさは真空管アンプより圧倒的です 」
「音作りがシンプルで太く甘い良い音、弾いていて気持ちいいアンプです。ブーストONでも激歪みにはならず、中~軽いクランチまで。激しい歪みはペダル併用前提ですが、そのエフェクト乗りも素晴らしいですね 」 - 悪い評判
「エフェクトループが無いのが唯一弱点ですが、実際必要な場面はあまり無いので問題なしとも言えます 。」
「ロー(低音)の出方が強くシングルコイル向き。ハムバッカーではBASSを0にしても低音が出過ぎてしまうので、ペダルで低域カットしています 。クリーンとブーストの切り替えで音量バランスが少し難しく、ロック系なら歪みペダルが必要かもしれません 」


Blues Cube Stage:汎用性に優れた中核モデル


- 60W出力・1×12”スピーカー
Stageはライブ対応可能な十分な音量を持つ中出力モデル。専用設計の12インチ・スピーカー1基を搭載し、軽量(約14kg)ながらバンド演奏でも埋もれない抜けの良さを実現しています 。 - 2チャンネル+デュアルトーン
クリーンとクランチ、独立した2チャンネル構成。各チャンネルにブースト&トーンスイッチを備え、多彩な音作りが可能 。さらにDual Toneスイッチでクリーン+クランチをブレンドでき、分厚いハイブリッドトーンも創出できます 。 - 基本機能充実(ただしループ非搭載)
: 内蔵リバーブ搭載、外部フットスイッチ(別売)でチャンネル切替やデュアルトーンON/OFFに対応 。USB端子からはスピーカー出力と同じリッチな音を直接PC録音可能 。エフェクトループとプレゼンス調整は非搭載で、その分シンプルな操作性となっています。 - Tone Capsule対応
Stageは背面ソケットによりトーン・カプセル交換に対応します 。オプションのカプセル装着で、たとえば6V6搭載の古いアメリカン・アンプ風サウンドや、ブリティッシュEL84サウンドに変身させることも可能です 。アンプを買い替えずともサウンドのバリエーションを無限に拡張できる点で、拡張性を求めるユーザーにも適しています。
Blues Cube Stageはシリーズ中核となる汎用モデルです。60Wのパワーは小~中規模ライブに十分対応し、自宅練習~リハーサルでも扱いやすい出力レンジと言えます。
クリーンとクランチの2チャンネル仕様により、フェンダー系の煌びやかなクリーントーンから濃厚なクランチまで一台でカバー 。さらにDual Tone機能で両チャンネルブレンドの奥行きあるサウンドメイクも楽しめます。Stage最大の魅力は、シンプルな操作系と多彩な音色のバランスでしょう。上位のArtistと比べ劣る部分(エフェクトループやPresenceつまみ非搭載)はあるものの、その分価格も抑えられてコストパフォーマンスに優れています。自宅からライブハウスまで頻繁にアンプを使い倒すギタリストにとって、頼れる相棒となるモデルです。


ユーザーの口コミ
- 良い評判
「クリーンがとにかくギター本来の音をそのまま出してくれる感じで、『これはいいぞ』と大満足でした 。リバーブも綺麗だし、ペダルを繋いでも素直に鳴ってくれるので扱いやすいですね。」
「60Wありますが軽量で持ち運びもしやすいです。自宅では0.5Wモードで十分な音圧、ライブで必要なときはフル出力にできる安心感が良いですね。真空管アンプだと音量管理が難しいですが、Blues Cubeなら自宅でもライブでも使えて重宝しています。」 - 悪い評判
「センドリターンが無いので空間系エフェクトの使いどころが難しいかもしれません。 ディレイやリバーブのペダルを繋ぐ場合、アンプ直だと若干音がモワっとする印象がありました。」
「欲を言えば上位モデルにあるトレモロ効果やエフェクトループが欲しかったですが 、なくても音自体は最高なので問題ないです。それと60Wとはいえ大音量バンドではもう少しパワーが欲しくなる場面もありました(80W~100Wあればなお余裕があるかも) 。」


Blues Cube Artist:プロ志向のフラッグシップ・コンボ


- 80W出力・1×12”スピーカー(※212仕様も有)
Artistはステージ志向の最上位コンボモデルで、80Wの大出力と豊かなヘッドルームが持ち味です 。標準モデルは12インチスピーカー1基(80W, 約16kg)搭載。さらに2×12”のArtist 212モデルもラインナップされており、出力85W・スピーカー2基で奥行きあるサウンドを提供します 。 - 2チャンネル+デュアルトーン(高品位)
クリーン/クランチ2ch仕様とDual Tone機能はStage同様ですが、ArtistはPresenceコントロール(高音の質感調整)つまみを追加装備し、音作りの追い込みが可能です 。Presenceを下げれば太く甘い音、上げれば輪郭のはっきりした抜けの良い音と、質感を自在にコントロールできます 。 - 内蔵トレモロ&エフェクトループ
Artistのみアナログ風トレモロ(揺らぎ効果)を内蔵し、フットスイッチでON/OFF可能 。さらにエフェクトのSEND/RETURN端子を搭載し、空間系ペダル等をパワーアンプ部に直結できます 。これにより外部エフェクトを活かしつつBlues Cube本来の良さを損なわない柔軟なセッティングが可能です 。 - 拡張性と操作性
ArtistはGA-FCフットコントローラー(別売)に対応し、足元でチャンネル・デュアルトーン・トレモロのON/OFFを含む多彩な操作ができます 。Tone Capsuleにももちろん対応しており、よりプロフェッショナルな現場での使用に十分応える拡張性を備えています。
Blues Cube Artistはシリーズの中でもプロ志向のフラッグシップ・コンボアンプです。その真価は高出力によるクリーンの「張り」と余裕に現れます。音量を上げても音が濁らず割れないクリーンサウンドは、まさにチューブアンプの名機に匹敵するもの。
加えてPresenceつまみやエフェクトループ、トレモロなど音作り/演出の幅を拡げる機能を網羅しており、ステージやスタジオワークで細部にこだわるギタリストに応える設計です。実際、多くのトッププレイヤーがBlues Cube Artistを絶賛しており、そのサウンドは「Fenderツイード系の整った音」と評されることもしばしばです 。重量は約16kgとチューブの同クラスより軽量で持ち運びも可能範囲。ライブ用アンプの理想形を追求した一台と言えるでしょう。


ユーザーの口コミ
- 良い評判
「自分はストラトとの相性が良いと感じます。音はエリック・クラプトンのサウンドを少しライトにしたような印象で、とても素晴らしいし評判も良いアンプですよ 。」
「極上のチューブクリーンやクランチが飛び出してくる感じで、いつまでも弾いていたくなります。それだけでなくクリーンの設定次第でJC-120に近い響きも出せるので、エフェクターとの相性も抜群です。エフェクトループにマルチ(BOSS GT-100)を繋いでも良い音でした 。」 - 悪い評判
「トレモロに関しては音がカクカクしてデジタルっぽいというか…ちょっと微妙かもしれません 。内蔵エフェクトとしては便利ですが、こだわる人は別途ペダルを使うかも。」
「一つ残念なのはトレモロが付いていることでしょうか。効果や音自体は良いのですが、使う場面が少なく宝の持ち腐れになっています 。もう少し他の機能に割り振って欲しかった気もしますね。」


Blues Cube Tour:シリーズ最上位のヘッドアンプ


- 100W出力のヘッド+専用4×10”キャビネット
Blues Cube Tourはシリーズ唯一のアンプヘッド型式で、100Wの大出力を誇るフラッグシップモデルです。専用キャビネット「BC-CAB410」(別売・4×10インチ=25cmスピーカー4発、オープンバック)と組み合わせることで、クラシックなスタックサウンドを再現します。広いステージでも余裕の音圧とカバー範囲を持ち、バンドの中でも埋もれない存在感を発揮します。 - 2チャンネル+デュアルトーン(独立EQ)
クリーン/クランチの2チャンネル構成は他モデルと共通ですが、Tourでは各チャンネルに独立した3バンドEQを搭載しています。チャンネルごとに音色を作り込めるため、Dual Tone機能使用時には2つのEQがブレンドされたリッチなサウンドメイクが可能です。これはArtistにもないTour固有の強みと言えるでしょう。 - 高度な拡張機能
プロユースを意識し、エフェクトループA/B 2系統を装備。たとえばクリーンとクランチそれぞれに異なるエフェクトチェーンを組むといった高度なセッティングも可能です。さらにラインアウト端子、MIDI In端子、USBオーディオ(録音)機能、ヘッドフォン端子まで備え、ステージから宅録まで柔軟に対応します 。Foot Controller(GA-FC)にも対応し、足元でチャンネル切替・デュアル・トレモロ・エフェクトOn/Offを一括コントロールできます。 - 機動性(ヘッド分離によるメリット)
ヘッド部は重量約8.0kgと比較的軽量で持ち運びやすく、必要に応じて異なるキャビネットと組み合わせることもできます。一方、専用Cabinet410は約33.6kgと大型で、音量・音圧に比例して運搬にはそれなりの労力を要します。ヘッド+キャビという形態ゆえ、コンボよりセッティング自由度が高い反面、機材全体のボリュームは最大級となります。
Blues Cube TourはBlues Cubeシリーズの頂点に君臨する100Wアンプヘッドです。ステージ上でクリーンかつ大音量のクランチを鳴らせる余裕は群を抜いており、大規模会場や野外ライブでも威力を発揮します。Tone設定やPresence、デュアルトーンに至るまでArtist同等かそれ以上のサウンドメイク能力を備え、ピッキングに対する追従性やナチュラルなコンプレッション感など、音質面でも一切の妥協がありません。
そのサウンドはプロギタリストの佐橋佳幸氏も絶賛しており、「まるで極上のヴィンテージ・チューブスタックを弾いているようだ」と評されたほどです(Roland公式デモより)。ただしフルスタック相当のシステムのため自宅練習には明らかにオーバースペックで、重量・価格も含め一般的な用途では持て余す可能性があります。真価を発揮するのは大音量を必要とする現場や、徹底した音作りを求めるプロの現場でしょう。まさに「コンサート対応のBlues Cube」と言えるモデルです。


ユーザーの口コミ
- 良い評判
「広い野外ステージでも余裕のクリーンと音圧でした。100Wヘッド+4×10”キャビという構成ですが、真空管アンプさながらの艶と歯切れの良さに驚きです。音が前に飛んでいく感じで、観客席の隅々までギターが抜けてくれます。」
「スタジオに持ち込んで使いました。音作りはArtist212とほぼ同じ感覚ででき、MIDIで切替えられるのも便利ですね。ヘッド単体で見れば軽いので運搬もしやすく、リハでは4×10キャビではなく2×12のキャビネットに繋いでもいい音でした。どんなキャビでもBlues Cubeの良さは健在なのが素晴らしいです。」 - 悪い評判
「キャビネット込みで40kg超になるので、機材車での移動・搬入が必要です。さすがにBlues Cube Hotあたりと比べると機動力は落ちるでしょうね。 」
「自宅用に試そうかと思いましたが、0.5Wモードでも4発スピーカーだと近所迷惑レベルになりそうで断念しました…。完全にライブ/スタジオ専用機という印象です。価格も高いので、万人向けではないですがプロ志向なら選ぶ価値ありでしょう。」


Roland Blues Cube|用途別のおすすめ
自宅練習や趣味のセッションが中心の人
Blues Cube Hot
小音量でもチューブライクなサウンドが楽しめ、重量も最も軽く扱いやすいです。30Wとはいえパワーコントロールのおかげで夜間練習も可能で、「自宅~小規模会場までこれ一台でOK」という声もあるほど万能です 。価格もシリーズ中で最も手頃なので、まずBlues Cubeの音を体験してみたいという方に向いています。


バンド練習やライブ出演が視野にある人
Blues Cube Stage
60W出力とデュアルチャンネルによりクリーン/歪みを即座に切替えられ、ライブでも余裕ある音量と音作りの幅を提供します。エフェクトループ非搭載などの制限はありますが、その分シンプルでトラブルも少なく、現場で直感的に扱いやすいメリットがあります。「音作りのしやすさと出音の良さ」で非常に評価の高いモデルで、プロ/アマ問わず多くの支持を集めています。


ライブでの使用頻度が高く、音質や機能にも妥協したくない人
Blues Cube Artist
80Wのヘッドルームから生まれるクリーンサウンドの気持ち良さ、Presenceつまみによる細やかな質感調整、エフェクトループやトレモロなど痒い所に手が届く機能で、「まさに理想のライブ用アンプ」との声もあります。大音量でも破綻しないクリーンの艶やかさは特筆もので、外部ペダルとの相性も含めプロユースに十分応える懐の深さです。価格は上がりますが、それに見合うリターンが得られるハイグレード機と言えます。


大規模会場や野外フェス、プロツアーでの使用が前提の人
Blues Cube Tour
100Wスタックの圧倒的な音圧とレンジは他の追随を許さず、クリーンの抜け・音の飛びもシリーズ随一です。特にクリーントーン重視でギタリストが求める「音の余裕」を手に入れたい場合、Tourは有力な選択肢となります。もっとも、総重量やコストの面で一般的な用途には過剰なため、本格的なプロ志向の方以外にはオーバースペックかもしれません。実際ユーザー間でも「さすがに自宅では扱えない」「用途を選ぶが唯一無二」と評価が分かれるところです。ただ、ハマる現場ではこれ以上ない威力を発揮するのも事実で、まさに“必要な人には必要なアンプ”でしょう。


Tone Capsule活用のすすめ
Blues Cubeシリーズを選ぶ上で見逃せないのがTone Capsuleの存在です。Hot以外の各モデルはトーン・カプセル対応なので、将来的にサウンドの方向性を変えたくなった際もアンプ本体はそのままで拡張可能です。
例えば、「もう少しヴィンテージ・ツイード的な甘さが欲しい」と感じたらUltimate Blues Tone Capsule(6L6GC相当)を、「ブリティッシュなパンチが欲しい」と思えばBritish EL84 Tone Capsuleを装着するといった具合に、モジュール交換だけで別アンプ級の変化が得られます。
ユーザーからも「トーンカプセル装着で極上の音になった。歪み系ペダルが不要になった」との驚きの声が上がっています。現状で迷った場合でも、まず基本となるBlues Cube本体を選び、後からカプセルで微調整するというアプローチも可能です。これは他社のモデリングアンプや真空管アンプにはないBlues Cubeシリーズ独自の強みと言えるでしょう。
まとめ|Blues Cubeは「本物志向×実用性」の優等生アンプ


Roland Blues Cubeシリーズは、「真空管アンプのトーンと手ざわり」と「ソリッドステートの信頼性と利便性」を見事に両立した稀有なアンプです。ユーザーの口コミを総合すると、クリーン~クランチ領域の音質や弾き心地に対する評価が特に高く、「クリーンすぎるほどクリーンだったローランドが、こんな心地よいクランチを出すとは」と感嘆する声もあります 。一方で「フルチューブアンプの100%には及ばないが、味は十分楽しめる」 、「やはり真空管の独特のニュアンス再現は難しい」という意見もわずかながら見受けられ、そこは各プレイヤーのこだわりや感じ方次第でしょう。しかし総じて、「聴き手はチューブかソリッドかなんて気にしない。安定して良い音を届けたい人にBlues Cubeは良い選択肢」との声に象徴されるように 、本シリーズはプロ・アマ問わず実戦的な音の良さと扱いやすさで高い支持を集めています。
最後に、どのモデルを選んでもBlues Cubeに共通する長所—極上のチューブトーン、音量コントロールの自在さ、メンテナンスフリーの安心感—を享受できる点は変わりません。あなたのプレイスタイルや用途に合った一台を手に入れ、ぜひそのサウンドに触れてみてください。きっと「なるほど、これが次世代の名機か」と唸ること請け合いです。Blues Cubeシリーズは、ギタリストの表現を陰で支える頼もしい相棒として、今日も世界中で極上のブルース/ロックトーンを奏で続けています。
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