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【進化版】TC Electronic DITTO 2 LOOPER シンプルなのに賢いコンパクトルーパーの魅力は?

DITTO 2 LOOPER


DITTO 2 LOOPER|外観・スペック


DITTO 2 LOOPERの基本情報
メーカー | TC Electronic(ティーシーエレクトロニック) |
製品名 | DITTO 2 LOOPER |
製品カテゴリー | ギター/ベース用 ルーパー・ペダル(単一フットスイッチ) |
発売時期 | 2025年7月25日(日本国内) |
価格 (国内実勢) | 約20,000円 |
価格 (海外参考) | $119(USD) |
録音時間 | 最大約10分(モノラル) ※無限オーバーダブ可能 |
入出力端子 | 1/4″モノラル入力(楽器用)×1、1/4″モノラル出力×1 |
その他端子 | USB-Cポート(PC接続/設定用)、Bluetooth 5.1(アプリ連携用) |
コントロール | ループレベル・ノブ、モード切替スイッチ(側面)、フットスイッチ(大型) |
バイパス方式 | トゥルーバイパス/バッファード・バイパス 切替式 |
電源 | 9V DCアダプター(センターマイナス、≧100mA) |
サイズ | 約50.8mm(高さ)×42.9mm(幅)×92.9mm(奥行) |
重量 | 約0.19 kg(0.42 lbs) |
DITTO 2 LOOPERは超小型サイズでペダルボードの隙間にも収まるルーパーペダルです。初代Ditto Looper(2013年発売)譲りのコンパクト筐体ながら、内部メモリは最大10分の録音に対応し(従来モデルの約2倍)、オーディオは32-bit/44.1kHzの高音質で記録されます。
入出力はモノラル仕様(標準ジャック各1基)で、ステレオ対応こそしませんが、その割り切りがシンプルさと音質の両立につながっています。また電源は9Vアダプター駆動のみでバッテリー非対応ですが、消費電流は100mA程度と省電力です。
DITTO 2 LOOPER|特長・機能
洗練されたワンボタン操作 & 新設計フットスイッチ
DITTO 2 LOOPER最大の特徴は、シンプルなワンボタン操作による直感的なループ録音をさらに洗練した点です。従来通りフットスイッチ一発で録音・再生・重ね録り(オーバーダブ)を行える手軽さはそのままに、新設計の大型フットスイッチには磁石を用いたメカニズムを採用。
踏み心地は「カチッ」という固さではなく、ある一定の力で「スコッ」とスムーズにスイッチが作動する独特の感触で、演奏中でも狙ったタイミングで確実にオン/オフできるようになりました 。靴を履いていても裸足でも正確にコントロールできる設計で、ライブステージ上でも思い通りにループを扱える安心感があります 。
視認性に優れたLEDディスプレイ
本体上部に搭載された鮮やかなLED表示も見逃せません。ループの録音/再生状態に応じて緑・赤などカラーで点灯し、現在のループステータスを一目で把握可能です 。バックライトの明るさと拡散具合にも工夫が凝らされており、暗いライブハウスのステージ上や自宅の照明下でも眩いほど見やすくなっています 。録音中・再生中・オーバーダブ中といった状態変化が色で直感的に判別できるため、「今どのモードだっけ?」と焦ることもありません。演奏中でも足元のペダルをチラ見するだけで状況を把握でき、ループ操作のストレスを大幅に軽減してくれるでしょう 。
LoopSnap機能によるタイミング補正
DITTO 2 LOOPERには新たにLoopSnapと呼ばれるスマート機能が搭載されています。これは録音したループフレーズの微妙なズレを自動補正してくれる知能的なタイミング調整機能で、初心者のみならず中級者でも起こしがちな「ループの継ぎ目のズレ」を目立たなくしてくれます 。例えばフレーズの締めくくりでフットスイッチを踏むタイミングが僅かに早過ぎたり遅過ぎたりしても、LoopSnapが賢くビートを解析し、ループの開始/終了点を音楽的に整えてくれます。これにより最初から完璧なタイミングで録音するプレッシャーから解放され、リラックスしてフレーズを重ねられるのです。「ループが途切れて不自然…」という失敗も激減するでしょう。
SingleTap機能(シングルタップ・ルーピング)
従来のルーパーでは録音→再生→オーバーダブ→停止など複数の操作にダブルタップ(素早い二度踏み)や長押しが必要でした。DITTO 2では新機能SingleTapにより、1回ずつのフットスイッチ操作で録音・再生・停止をシーケンシャルに行うモードが選択可能です 。例えばSingleTapモードでは、最初の一踏みで録音開始、次の一踏みで録音終了と同時に即座に再生開始、さらにもう一踏みで再生停止(ループクリア)と、一連の操作が全てシングルタップで完結します 。これにより踏み間違いや踏み損ねが減り、ループ操作が格段にスムーズになるのが利点です。素早いダブルタップが苦手なギタリストでも安心してループ演奏に集中でき、ライブでもミスタッチを大幅に減らせるでしょう。
クラシックモードとユーザーモード
本機は側面のモード切替スイッチおよびスマホアプリから、従来型の**「Ditto Classic」モードと、先述の新機能を有効にした「Userカスタム」モードを切り替え可能です 。Classicモードでは初代Ditto同様の挙動(LoopSnap無効・通常の2回踏み操作)となり、UserモードではLoopSnapやSingleTap機能が有効化されます。演奏状況や好みに応じて2通りのループ操作体系**を選べる柔軟さも魅力でしょう 。なおモード切替スイッチは筐体側面にある小さなトグルスイッチで、ペダルボードに組み込んだ際は若干アクセスしづらい位置ですが 、頻繁に切り替えるものではないため大きな問題にはならないはずです。
Bluetoothアプリ連携 & USB接続
DITTO 2 LOOPERはスマートフォンとのBluetooth接続に標準対応しており、無料提供される専用アプリから各種設定を編集できます 。例えば前述のUserモードにおけるSingleTap動作のオン/オフやLoopSnap機能の有無、バイパス方式(トゥルー or バッファード)の設定切替などを、手元のスマホ上で行えるため非常に便利です。
またUSB-C端子経由でPC/Macやスマホと有線接続することもでき、ファームウェアのアップデートにも対応しています 。現時点でアプリから操作できる機能は限定的ではありますが「将来的なアップデートで新機能が追加される可能性」も示唆されており 、今後の拡張にも期待が持てます。いずれにせよ、ワイヤレス対応によりペダル本体のツマミやスイッチをいじらずに設定変更ができるのは現代的で実用的なポイントです。
オーディオ品質とバイパス選択
シンプルなルーパーとはいえ音質にも妥協はありません。録音は非圧縮の24bit相当の高音質で行われ、重ね録りを重ねても音の劣化が感じられないクオリティを実現しています 。実際に「ループ音もほとんど原音そのまま出ている」と音質の良さを評価するユーザーもいるほどです 。さらに、本機はトゥルーバイパス/バッファードバイパスを切り替え可能な設計となっています 。エフェクターボード全体で音痩せを防ぎたい場合はバッファード、原音を一切変えずに送りたい場合はトゥルーと、好みに応じて選べるのは嬉しい配慮でしょう。あるユーザーからは「バッファーONで音がやや明瞭になった」との声もあり、音質への良い影響を感じるケースもあるようです 。小型ペダルにここまで柔軟な機能を盛り込んだ点は、さすがTC Electronicと言えます。


DITTO 2 LOOPER|サウンドデモ
DITTO 2 LOOPER|レビュー・評判
良い評判(ポジティブな口コミ)
- 「タイミングが取りやすく直感的。いくつか他のルーパーも試したが本機ではループのタイミング感がバッチリで、練習用として完璧 」
- 「他のペダルではループが上手く作れなかったがDitto 2なら思い通りにできる」
- 「ループ再生音がほぼ原音と変わらない」
- 「応答が良くストレスがない」
- 「ライブで使っても反応の速さに信頼感がある」
- 「今弾いているフレーズを客観的に聞き返すのにSingleTap録音がすごく便利。これからの練習が楽しみになった」
悪い評判(ネガティブな口コミ)
- 「Ditto+のように複数のループを保存したりPCからオーディオを取り込んだりすることはできない」
- 「せっかくBluetooth対応なのだから、スマホ経由で録音したループをWAVファイルで保存・管理できるようにしてほしい」
- 「現時点で専用アプリでできることはモード変更やLoopSnapのオン/off、バイパス設定くらいで、思ったほど多くない。劇的に多機能になるわけではない」
- 「フットスイッチが一つしかないため複雑なループには向かない」
まとめ|DITTO 2 LOOPER
- シンプル操作でループ練習を強化したい人
DITTO 2 LOOPERは、その名の通り「録って重ねる」ループ練習をシンプルかつ効果的に行いたいギタリストに最適です。例えばスケール練習や即興ソロの練習で、コード進行を自分でループ再生しながらアドリブを重ねたい場合、煩雑な操作に煩わされず演奏に集中できる本機は強い味方になります。特にSingleTapモードによってワンアクションで録音→再生に移行できるため、フレーズの出だしから途切れずに弾き続けることが可能です。「ルーパーの操作に手間取って練習に身が入らない…」というジレンマを感じていた中級者には、大きな改善となるでしょう。さらにLoopSnap機能のおかげでループの継ぎ目のズレが自動修正されるため、リズム感に自信がない方でも安心してループ練習を継続できます。 - 自宅からステージまで幅広く使いたい人
内蔵メモリにフレーズを保存しておく機能こそありませんが、その場で弾いたフレーズをどんどん重ねてアイデアスケッチやアドリブ練習に活用したい方にうってつけです。録音時間10分とたっぷりなので、長尺のコード進行やソロも一発で録り切れます。また、「自宅練習だけでなくいずれは人前でルーパーを使ってみたい」と考える中級プレーヤーにも本機はおすすめです。シンプルゆえにライブでのトラブルが少なく信頼性が高いこと、そして足元の操作系が最小限なので演奏に集中しやすいことは、ステージ上で大きなメリットになります。実際、あるユーザーも「練習やちょっとしたパフォーマンス用にシンプルかつ小型のルーパーがほしい人向け」と本機を評しています 。DTM的な凝ったループ素材の準備や複雑な同期演奏などはできませんが、その分生演奏の一発録りループに徹することでライブにライブらしい躍動感を生むことも可能です。シンプルな機材ながらアイデア次第で自宅からステージまで活躍してくれるでしょう。 - 初代Ditto Looperユーザーやルーパー入門者
既に初代Dittoや他社のシンプルなルーパーを使っている方にも、DITTO 2 LOOPERは魅力的なアップグレードとなります。操作感はほぼそのままに踏み心地や視認性が向上しているため、乗り換えてもすぐ慣れるうえ細かな不満が解消されるはずです。例えば「旧Dittoではダブルタップが苦手だった」という人はSingleTap機能でストレスフリーになり、「LEDが小さくて見づらかった」という人は大型LED表示で安心感が得られるでしょう。また初めてルーパーに挑戦するギタリストにとっても、DITTO 2は扱いやすさと必要十分な機能を兼ね備えた選択肢です。他の多機能ルーパーのようにループメモリ切替やリズムマシン機能などはありませんが、そのシンプルさこそが扱いやすさに直結します。まずはDitto 2でループ演奏に慣れ、物足りなくなったら上位モデルに進む、というステップでも良いでしょう(逆に言えば、既に高度なループ操作やトラック保存を求める上級者には少々物足りないかもしれません)。いずれにせよ、「シンプルだけど痒い所に手が届くルーパー」が欲しい人全般にDITTO 2 LOOPERはおすすめできます。
初代Ditto Looperの精神を受け継ぎつつ、細部をブラッシュアップしたDITTO 2 LOOPERは、中級ギタリストの練習環境からライブパフォーマンスまで幅広く貢献してくれる頼もしいツールです。シンプルなワンボタン操作にLoopSnapやSingleTapといったスマート機能を加えたことで、「簡単なのに上手くループできる」という理想的な使用感を実現しました。実際に使ってみると、その直感的な操作性と高い音質に驚かされ、練習がはかどること間違いなしです。プロ視点で見ても、必要最低限に徹した設計のおかげで故障リスクや操作ミスが減り、ライブでも安心して使える完成度に仕上がっています。
もちろん、マルチトラックのループや大量のフレーズストックを求める場合には物足りないかもしれません。しかし、それらは上位モデル(たとえば同社のDitto+やBossのRCシリーズ)に委ねるとして、「リアルタイムに一発録りしてループを楽しむ」というルーパー本来の快感を突き詰めたDITTO 2 LOOPERの価値は非常に高いと言えます。価格帯も手頃で入手しやすく、自宅練習の質を高めたい中級者からシンプルなループ演奏を追求するプロまで、幅広い層に“買い”の一台としておすすめできるでしょう。革新的な機能追加で定番ルーパーを進化させたDITTO 2 LOOPER、ぜひその使い心地を体感してみてください。あなたのギターライフに新たな創造力と楽しさをもたらしてくれるはずです。


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