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【解説】Two Notes Reload II Celestion公認ロードボックスがもたらす録音環境の自由【デモ・評判】

「深夜でもフルテンのチューブアンプを鳴らせたら」
ギタリストなら一度は抱くこの願いを、ついに現実に変えてくれる
フランス発のロードボックス&アッテネーターの最新モデルは、Celestion公認リアクティブ回路でアンプ本来の張りとコンプレッションを損なわず、ダイヤルひとつで“ささやき声レベル”からライブ会場級の音圧までを無段階にコントロール。
さらにステレオFXループや215 W×2の内蔵パワーアンプ、付属DynIRキャビネット24種といったプロ仕様の機能を凝縮し、宅録派にもステージ派にも「もう音量に振り回されない自由」を提供します。
本記事では競合機との比較を交えつつ、Reload IIがなぜ“次世代ロードボックスの決定版”と呼ばれるのかを徹底解説していきましょう。


Two Notes Reload II|スペック


Two Notes Reload IIの基本情報
種別 | リアクティブ・ロードボックス+連続可変アッテネーター(アナログ) |
チャンネル | 2チャンネル(デュアルモノラル) |
対応インピーダンス | 4Ω / 8Ω / 16Ω 切替 (Celestion公認の反応特性を実現) |
許容入力 | 最大200W RMSのアンプに対応 (各チャンネル215Wまでの出力に対応) |
主なコントロール | 電源スイッチ、Amp Inレベル、インピーダンス切替スイッチ Outputレベルつまみ×2、Depthつまみ×2 Presenceつまみ×2、Mojoボタン×2 など |
入出力端子 | アンプ入力(1/4”)×1、ライン入力(1/4”)×2(チャンネルA/B) スピーカー出力(1/4”)×2(A/B)、バランスライン出力(XLR)×2(A/B) エフェクトループ送信(Return)/復帰(Send)端子(1/4”)各2 フットスイッチ端子×2 |
サイズ | 幅365×高89×奥行220 mm |
重量 | 約6.9 kg |
付属ソフト | Two Notes社「GENOME Reload II Edition」ライセンス付属 (DynIRスピーカーシミュレーション24種、アンプキャプチャー機能「CODEX」対応) |
価格 | ¥187,000 / $999 |
Reload IIは、アンプとスピーカーキャビネットの間に接続して使用するロードボックス兼アッテネーターです。
木製サイドパネルとメタル筐体による高級感あるデザインで、各種ノブやスイッチが所狭しと配置されています。PresenceやDepthなどトーン調整用のコントロールや、大型ノブの出力レベルつまみが2系統分並び、プロ志向の機能性を直感的に扱えるレイアウトです。


Two Notes Reload II|特長


Celestion公認リアクティブ・ロード
4 Ω/8 Ω/16 Ωをワンタッチ切替。各ポジションでCelestionが測定・承認したインピーダンス特性を再現し、キャビネット接続時と同じピックレスポンスを実現します。
一般的な固定抵抗型ロードと違い、真空管アンプ側は「本物のスピーカー負荷」と誤認。フィールと倍音が失われないため、ゲインを上げた際の飽和感もそのまま。
連続可変アッテネーター & デュアル215 Wパワーアンプ
本体ノブを回すだけで“ウィスパー(ささやき声)”からフルステージ音量までシームレスに調整。段階式よりも細かな設定が可能。
チャンネルA/Bそれぞれに215 W RMSのクラスDパワーアンプを内蔵。2台のキャビネットを同時駆動でき、ステレオやWet/Dry構成にも対応します。
ステレオ(デュアルモノ)FXループ
背面に独立Send/Returnを装備し、エフェクトループ非搭載のビンテージアンプでも後段で空間系を掛けられる。
直列/並列モードを選択可能。Returnレベルを調整してWet/Dry比を最適化できるため、リバーブ/ディレイの原音劣化を防ぎます。
A/Bをリンク設定すれば疑似Wet/Dry/Wetも構築可能。ライブで立体的なステレオ像を作りやすいのが強みです。
Depth・Presence・Mojo――トーン微調整機能
Depth:100 Hz 付近を中心に低域の押し出しをコントロール。タイト〜ファットを瞬時に切替。
Presence:3 kHz 付近をブースト/カットし、抜け・倍音の量感を調節。
Mojo ボタン:小音量時でも**“プッシュド・アンプ”のコンプレッションと粘り**を付加。深夜練習でもフルアップ気分をキープ。
GENOME Reload II Edition 付属


24種のDynIRキャビネット(Celestion & Two Notes)を同梱。マイク距離や位置をDAW内で直感操作。
CODEX機能で自分のアンプをキャプチャし、プラグイン上で再現可能。ハードとソフトのハイブリッド運用を実現します。
ライン出力 → オーディオI/O → GENOMEで完結するため、マイク不要で“スタジオクオリティ録音”が自宅で完了。
ラックマウント & プロ向けI/O
2Uラックイヤー付属。ツアーラックに組み込みやすく、持ち運び中の保護も万全。
XLRバランスアウトはグラウンドリフト&-20 dBパッド付き。PA卓やスタジオ機材への接続時にハム・クリップを回避。
フットスイッチ端子×2でチャンネル切替/FXループON OFFを足元から操作可能。ライブセットでもストレスフリー。
Two Notes Reload II|デモムービー
Two Notes Reload II|レビュー・評判


ポジティブな評判
- 「長年使ってきた自宅スタジオに、ぜひこのReload IIを導入したいと思わせてくれた」
プロのレビューアが太鼓判を押すように、その有用性は折り紙付き - 「音が素晴らしく、低音量でもチューブアンプ本来のサウンドとフィールを完全に再現してくれる」
- 「自宅録音やライブリグに無理なく組み込める豊富な機能を備え、驚くほど柔軟だ」
- 「チューブアンプの使い勝手を格段にシンプルにしてくれる素晴らしいキット」
2台のキャビネットを同時に鳴らせる点やステレオFXループ搭載は他社には少ない強み - 「価格は安くはないが、機能面では現行最高クラスで、チューブアンプ派なら導入しない手はない」
ネガティブな評判
- 「かなり重たく、小規模なギグでは持ち運びに苦労する」
実測約7kgのずっしりした筐体ゆえに機動性にはやや欠ける - 「結局のところ典型的なロードボックス的サウンド傾向は残っており、高音域で僅かながら不自然さを感じる」
音質面については概ね好評なものの、いくつか辛口な意見も。 - 「値段が高い」
- 「自分の用途にはオーバースペックだった」
Two Notes Reload II|Reload IIがもたらす「録音環境の自由」


- 自宅で大出力アンプを鳴らしたいギタリスト
50W~100W級のハイワットアンプを所有しているが、防音上フルボリュームで鳴らせず持て余している人に最適です。Reload IIを使えばアンプを全開にしても近所迷惑にならない音量に抑えられ、「アンプが本来持つ歪みの美味しいポイント」を活かしたまま深夜でも演奏や録音ができます 。もう家族や隣人に気を遣ってアンプを封印する必要はありません。 - 妥協なくギター録音を追求する宅録エンジニア
プラグインのアンプシミュよりも、自分のアンプ+キャビネットの音をそのまま録りたい派のレコーディング愛好家にもReload IIは福音です。キャビネットにマイクを立てられない環境でも、本機のロードボックス+ラインアウトでマイク収録に匹敵する生々しいアンプサウンドが得られます 。付属のDynIRキャビネットIRやアンプキャプチャー機能を駆使すれば、マイキングのバリエーションも思いのままです。宅録環境でもプロスタジオさながらの録音ができるでしょう。 - ライブでアンプの音量を制御したいプロ/セミプロ
ステージ上でアンプの音量が大きすぎて困った経験はありませんか?Reload IIはステージモニター的な使い方も可能です。例えばアンプヘッドとキャビネットの間に本機を挟み、キャビネットから出る音を必要最小限に抑えつつ、ラインアウトでPAにベストな音を送ることができます。アッテネーターとして「アンプの鳴り」と「客席に届く音量」のバランスをコントロールできるため、どんな会場でも安定したサウンドを提供できるでしょう。ラックマウントにも対応しているのでツアー機材にも組み込みやすく、既存のラックシステムを持つギタリストには特にハマる製品です 。 - デジタルモデラーでは満足できないトーン原理主義者
近年のプロファイラーやモデリングアンプの完成度は高いものの、「自分の信頼するチューブアンプの手応えには替え難い」というギタリストも少なくありません。Reload IIはそうしたアンプ派ギタリストの心強い味方です。実機アンプの魅力を損なわず活用するための機材なので、「モデラーに乗り換えるくらいなら、このロードボックスで愛機を活かしたい」と考える方にうってつけです 。Two Notes自身も「お気に入りのアンプを捨ててモデラーに乗り換える必要はない」とReload IIの存在意義を謳っています 。
Two Notes Reload IIは、真空管アンプのサウンドを愛するギタリストに新たな自由を与えてくれる革新的な製品です。
自宅では囁くような音量からスタジオ品質のライン録音まで思いのまま、そしてステージではアンプを最適にドライブさせつつ出音をコントロールする――まさに**「アンプ本来の力を解き放ち、しかも自在に制御できる」**夢のようなツールと言えるでしょう。
Celestion公認の高度なロード回路によりサウンドクオリティは折り紙付きで、機能の豊富さは競合機を凌駕しています。もちろん重量級ゆえの取り回しや多機能ゆえの習熟は課題として残りますが、それを補って余りあるメリットを感じるユーザーが多いことも確かです。
ギターアンプの世界はデジタル技術が進んでもなおアナログの価値が光る分野です。Reload IIはその橋渡し役として、クラシックなチューブアンプと最新のIR/ソフトウェア技術を融合させ、ギタリストやエンジニアに録音環境の新たな可能性を提示してくれます。もしあなたが「アンプの響きをそのまま生かしつつ、時間や場所に縛られない録音・演奏を実現したい」と願うなら、Two Notes Reload IIはまさにうってつけの相棒となるでしょう。


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