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【ギタリスト必見】モニターヘッドホンおすすめと選び方【コスパ重視からプロ品質まで】

自宅練習や宅録のクオリティは、「どのヘッドホンで聴くか」でガラッと変わります。
一部に偏りがあるリスニング用では、歪み量やピッキングノイズの判断を誤りがち。
モニターヘッドホンなら音の脚色が少なく、ギターのニュアンスをそのまま確認できます。“正しい音の物差し”を早めに持つのがおすすめです。
本記事では、価格重視/中価格帯/高品質ハイエンドの3カテゴリで厳選モデルを紹介。
密閉型と開放型の違い、インピーダンスと音量の関係、装着感やケーブル取り回しなど、ギター視点の選び方も要点だけに絞って解説します。ヘッドホン端子での練習、マルチエフェクター直、オーディオIF経由の録音まで、一本で迷いを解消します。
モニターヘッドホンとは?ギター練習で使うメリット


モニターヘッドホンとは音の脚色を極力排除し、原音をフラットに再生することを目的としたヘッドホンです。
音楽鑑賞用のヘッドホンのように低音や高音を誇張せず、録音現場やスタジオで音質チェックに使われるプロ用途の製品が多くあります。ギター練習においてモニターヘッドホンを使う主なメリットは以下のとおりです。
- 周囲を気にせず練習できる
アンプや生音を直接鳴らすと近所迷惑になりますが、ヘッドホンを使えばマンションでも夜間に練習が可能です 。密閉型ヘッドホンなら音漏れを抑え、周囲の騒音も遮断できるため集中できます 。 - 演奏の細部まで確認できる
解像度が高くフラットなモニターヘッドホンなら、ピッキングのミスやノイズ、音作りのクセまで演奏の鏡のように映し出します 。ギターの6本の弦それぞれの音像が分離して聞こえ、耳コピやミックスにも役立ちます 。 - 録音やDTMにもそのまま活用できる
宅録ではマイクにクリック音や伴奏の音漏れが入るのを防ぐ必要がありますが、遮音性の高い密閉型なら安心です 。またモニター用のフラットな音質は、ミックス・マスタリング時の判断を的確にし、完成度の高い録音につながります 。
モニターヘッドホンの選び方
① 密閉型か開放型かを選ぶ




周囲への音漏れを気にせず練習できる環境なら、開放型(オープンエアー)のヘッドホンも選択肢です。開放型は音場が自然で耳への圧迫感が少なく、長時間でも疲れにくい利点があります 。一方、集合住宅で夜間に使うなら密閉型を選びましょう。密閉型は音漏れが少なく外音も遮断するため、自分のギター音に集中できます 。※開放型は音漏れするので、家族や隣室への配慮は必要です。
② インピーダンスと直挿し可否
モニターヘッドホンの中にはインピーダンス(抵抗値)が高く、音量を稼ぐのにヘッドホンアンプが必要なモデルもあります。ギター用マルチエフェクターや小型アンプのヘッドホン端子に直接挿して十分な音量が出るか確認しましょう 。
一般的に32Ω前後のモデルは扱いやすく、150Ω以上だと専用のアンプがないと音が小さい場合があります。自宅にアンプが無い場合、スマホやPCに直結しても鳴らせる低インピーダンスモデルや、アンプ内蔵の楽器用ヘッドホンを検討すると良いでしょう。


③ 装着感とケーブル
ギター練習では長時間の装着や体の動きも考慮し、快適さと取り回しも大切です。イヤーパッドの素材やクッション性、ヘッドバンドの締め付け具合(側圧)をチェックしましょう。側圧が強すぎると「長時間で耳が痛い」と感じる場合があるため、自分の頭のサイズに合ったものを選ぶのがおすすめです 。またケーブルは充分な長さがあり、絡みにくいものが理想です。
演奏中に踏んでも外れにくい着脱式や片出しコードだと練習時に邪魔になりにくい利点があります 。初心者はまず有線モデルから使い始め、慣れてきたらワイヤレスも検討すると良いでしょう (※ワイヤレスはわずかな音の遅延があるため、最初は有線がおすすめです )。
モニターヘッドホン|価格重視のリーズナブルなモデル
audio-technica / ATH-M20x


- フラットで聞き取りやすい音質
強磁力のボイスコイルドライバーを搭載し、低音~高音まで癖のないフラットな音を再現 。広い帯域で得意・不得意がなく、ギターの音色をしっかり確認しやすいのが魅力です 。 - 長時間でも快適な装着感
遮音性を高める楕円形イヤーカップを採用し耳にフィット。圧迫感が少なく、長時間の練習でも耳が痛くなりにくい設計です 。 - 取り回しの良いシングルケーブル
左片耳のみから出るコードで絡みにくく、ケーブル長も3mと余裕があり練習中も邪魔になりません 。付属の変換プラグでギターアンプの標準端子にも対応します。
エントリーモデルながら「この価格でこの解像度はすごい」と評判の高コスパ機です 。日本の老舗ブランド製で品質も安心でき、「最初の1台はこれで間違いない」との声も多く聞かれます。
手に取りやすい価格帯で、DTM入門者や練習用ヘッドホンの入門機として定番の存在です。フラットな音で原音に忠実なため、普段使っているアンプやエフェクターで作り込んだギターサウンドもモニターしやすく、練習効率アップに貢献します。
ポジティブな口コミ
- 音質が価格以上に良い
「価格以上の音質!」と絶賛する声が多く、フラットで解像度の高いサウンドが好評です 。原音に忠実なので楽器のニュアンスまで聞こえると評価されています。 - 軽量で耳が痛くならない
締め付けが強すぎず装着感が良いとの口コミがあり、長時間つけても疲れにくい点が初心者にも安心と好評です 。楕円イヤーパッドのフィット感を褒める声もあります。 - 初めてのモニターヘッドホンに最適
国内ブランドの安心感と圧倒的コスパで「最初からこれを買っておけばよかった」というユーザーも 。DTMや楽器練習用に購入する人が多く、価格以上の価値があると支持されています。
ネガティブな口コミ
- 側圧がやや強め
「長時間着けていると耳やこめかみが痛くなる」との声も一部あります 。特にメガネをかけている場合や頭の大きい人は圧迫感を感じやすく、長時間使用で痛みを訴えるケースが見られます。 - イヤーパッドが硬い・小さい
密閉性を高めるためかイヤーパッドが少し硬めで、小さいと感じるユーザーもいます 。「耳周りが圧迫される」との指摘があり、快適性向上のため社外イヤーパッドに交換する人もいるようです。


OneOdio / Pro-10


- 低価格でも十分な音質と音量
実売3~4千円と格安ながら50mmドライバー搭載でパワフルなサウンド。やや低音寄りで高音は控えめというドンシャリ傾向ですが、バランス自体は悪くなく普段の練習用途には十分な音質です 。音圧も高めでしっかり鳴らせます。 - 楽器練習に便利な2つの入力
片側が3.5mm、反対側が6.35mm端子というユニークな構造で、付属の2本のケーブルを使えばギターやアンプと直接繋ぐことが可能です 。変換プラグ無しで接続でき、スマホで曲を流しながら反対側でギターを弾くなど、2つの音源を同時再生できる機能も持ちます 。 - 折り畳み可能で持ち運び良好
ハウジングが回転・スイベルし、コンパクトに折り畳める設計です。付属のポーチに収納すれば持ち運びや保管も容易で、自宅練習だけでなくスタジオへの持ち込みにも便利です。
OneOdio(ワンオーディオ)はAmazonで人気の中国発ヘッドホンブランドで、Pro-10は「安いのに普通に使える」と評判のモデルです 。音質は高級機ほどの繊細さはないものの、重低音がしっかり出て臨場感があるため練習用には十分という意見が多いです。
密閉型で音漏れもしにくく、自宅で深夜にギターやベースを練習したい人の強い味方になります。付属ケーブルのおかげでギターアンプと音源を同時に接続可能な点も宅録ユーザーに好評です。
ポジティブな口コミ
- コスパ最高で十分使える
「この値段で必要十分」「普通に使える」とコスパの良さが高評価です 。音質も価格を考えれば満足できるとの声が多く、入門用ヘッドホンとして好評です。 - 低音が迫力ある
50mmドライバーによる低音の力強さに驚くユーザーが多いです 。「安価なヘッドホンとは思えないくらい低音がしっかり聴こえる」と、ロックやメタル系の曲練習にも向いているとの意見があります。 - 付属品が便利
変換アダプタ不要の2種ケーブルや収納ポーチが付属する点が評価されています 。「ケーブル長も選べてありがたい」「ポーチ付きで持ち運びしやすい」と、痒い所に手が届く付属品が好印象です。
ネガティブな口コミ
- 高音が物足りない
音の傾向として「高音が少し弱い」「全体にこもった感じ」と指摘する声があります 。プロのモニター用としては解像度が今一歩という意見もあり、繊細な高域表現には限界があるようです。 - 大柄な人にはフィットしづらい
ヘッドバンドのサイズ調整範囲が狭く、「頭が大きい人には圧迫感が強い」という口コミがあります 。実際「最大サイズに伸ばしても少しきつい」と感じるユーザーもおり、長時間装着すると側圧が気になる場合があります。


YAMAHA / HPH-150B


- 自然な響きで疲れにくい開放型
オープンエアー型を採用し、音が内部にこもらず空気感のあるナチュラルなサウンドが特徴です 。演奏時の生の響きに近く、長時間練習しても音疲れしにくいため、耳への負担が少ないモデルです 。 - 軽量設計と快適なフィット感
非常に軽量で、イヤーパッドもソフトなため頭や首への負担が少なく済みます 。側圧も弱めでメガネを掛けていても痛くなりにくく、数時間連続で着けても痛みを感じないという声があります 。 - 楽器メーカーならではのチューニング
電子ピアノや電子ドラム用モニターとして開発されただけあり、フラットで癖のない音質で楽器本来の音を忠実に再生します 。中低音が厚めで高音も自然に伸び、クリアかつ聴きやすい音との評価です。
ヤマハHPH-150Bは「電子楽器に最適なモニターヘッドホン」として定評があります 。開放型ゆえ周囲への音漏れはありますが、その分「長時間つけても疲れにくい」とギタリストからも支持されています 。実際「ヘッドホンを付けている感じがしないほど軽い」「音が自然でずっと弾いていられる」との口コミが多いです。自宅でアンプの生音に近い感覚**で練習したい方や、耳の負担を減らしてじっくり弾き込みたい方に適した一台です。
ポジティブな口コミ
- 音が自然でクリア
「スピーカーで聴くよりクリアで自然」との声があり 、フラットでナチュラルな音質が高評価です。ギターやピアノの音色をそのまま再現してくれるので練習に最適だと好評です。 - 長時間練習しても疲れない
開放型で耳への圧迫感が少なく、「軽くてフィット感が良いので数時間弾いても平気」と評判です 。蒸れにくく耳が痛くならないため、夜に何時間もギターを練習したい人に向いているという意見があります。 - 作りがしっかりしている
楽器メーカー製らしく「作り込みがしっかりしていて安心感がある」とのコメントがあります 。耐久性も十分で、毎日の練習のお供として長く使えているというユーザーもいます。
ネガティブな口コミ
- 音漏れが発生する
開放型の宿命ですが、やはり「結構音が漏れる」との指摘があります。静かな夜に使うと周囲に音が漏れてしまうため、家族がいる環境では音量に注意が必要です。 - 低音がやや強め
「中低音が厚く、場合によっては低音が強すぎると感じる」との声も一部にあります 。フラットながら低域が豊かなので、人によっては少しブーミーに感じる可能性があります。ただ高音もきちんと出るため致命的な欠点ではないようです。


モニターヘッドホン|中価格帯のバランス型
SONY / MDR-CD900ST


- 日本のスタジオ定番モデル
1989年発売以来、国内の多くのレコーディングスタジオで愛用されてきた業界標準のモニターヘッドホンです 。プロだけでなく「音楽に関わる人なら必ず持っている」というほど定番機材で、信頼性は折り紙付きです。 - 原音忠実で高解像な音
ソニー独自開発の40mmドーム型ドライバーにより、歪みの少ないフラットな音を正確に再生します 。音の輪郭や定位感が非常に優れており、高い解像度で細部までクリアに聴き取れるのが大きな魅力です 。中高音域の表現力に定評があり、ボーカルやギターのニュアンスを余すところなく描写します。 - 軽量・高耐久で長く使える
約200gと軽量なうえ装着感も良好で長時間の使用でも疲れにくい設計です 。ハウジングやケーブルも業務用として頑丈に作られており、消耗部品(イヤーパッドやケーブル)の交換パーツも豊富に入手可能です 。メンテナンスしながら10年以上使い続けるユーザーも多い名機です。
「MDR-CD900ST」(通称900ST)は日本の音響業界で不動の地位を築いたモニターヘッドホンです。「定番機材なので間違いない」とされ 、ギターやベースの練習用にも愛用者が多数います 。その音は味付けがほとんどなく原音に極めて忠実で 、エフェクターで作り込んだギターサウンドも色付けせずにチェックできます。
ノイズやピッチのわずかなズレにも気付きやすく、レコーディング時にミスを素早く発見できるメリットがあります 。一方で音楽鑑賞用としてはモニターライクすぎる硬質な音ですが、「好き嫌いが大きく分かれるが結局みんな持っている」という存在感があり 、ギタリストにも強く支持され続けています。
ポジティブな口コミ
- 音の分離・定位が抜群
「アコギとハイハットの音が混ざらず分離して聴こえる」「各楽器の位置がハッキリわかる」と、その定位感の良さに感動する声が多いです 。耳コピや細部の聞き取りに最適との評価もあり、ギターの録音チェックに重宝されています。 - ミスやノイズにすぐ気付ける
音が鮮明なため「ピッキングのミスや微細なノイズまで聞こえる」との口コミが多数あります 。演奏の粗を隠さないため練習には厳しい味方ですが、「これで練習すると確実に上達する」というポジティブな意見も見られます。 - 長期間使っても信頼できる
「10年以上使っている」「パーツ交換しながらずっと現役」というユーザーも多く、耐久性とサポート体制に高い評価があります 。壊れても同じモデルを買い直す人がいるほど愛用者が多く、結果的にコスパが良いという意見もあります。
ネガティブな口コミ
- 音が硬くモニター然としている
「音がとてもフラットだが、その分冷たく硬い」という声があります 。低音の量感は控えめで、高音も必要以上に美化されないため、音楽鑑賞用には地味に感じる人もいます。好みが分かれるポイントですが、「味付け皆無なのがこの機種の価値」と理解して使っているユーザーがほとんどです。 - 側圧が強く感じる人も
「装着感はしっかりフィットするが、人によっては締め付けが強い」との指摘があります 。耳や頭が痛くなるというほどではないものの、長時間使うと側圧を感じる場合もあるようです。ただし軽量なこともあり、「むしろ安定してズレない」と好意的に捉えるユーザーも多いです。


audio-technica / ATH-M50x


- 海外でも定番のモニターヘッドホン
ATH-M50xは米国をはじめ世界中のスタジオで定番となっているモデルで、海外のプロミュージシャンにも愛用者が多いです 。日本国内でもコスパの高いモニター機として人気が定着しており、900STと並ぶグローバルスタンダードな存在です 。 - バランスの良い迫力サウンド
全体のバランスが取れていながら低域に豊かさを持たせたチューニングで、ベースラインの聞こえ方もしっかりしています 。高解像度かつフラット傾向の音質で、低音~高音まで各帯域がクリアに分離 。深みのある低音と明瞭な中高音により、ギターの音も埋もれず聴き取りやすいです 。 - 堅牢な作りと高い実用性
折り畳み機構と着脱式ケーブルを備え、持ち運びやケーブル交換が容易です 。頑丈な構造で耐久性もあり、屋外の持ち出しやハードな使用にも耐えます。片耳モニターもしやすいハウジング回転機構で、演奏中に片側だけ外して周囲の音を聞くといった使い方も可能です。
「ATH-M50x」は「2万円以下の密閉型でトップクラスの実力」と評されるモニターヘッドホンです 。実際8年以上使い続けているユーザーもおり、「音質は十分良く、今でも現役で使っている」と満足度は高いです。
低音の量感がありノリの良い音なので、モニター用途に限らずロックやポップスのリスニングにも「聴いていて楽しい」サウンドが魅力とされています 。それでいて中高域もクリアで各音の分離が良いため 、ギターのフレーズもしっかり追えます。折り畳み含め機能面も充実しており、総合力の高さで世界的に評価されている一台です。
ポジティブな口コミ
- 低音の迫力とキレが両立
「低音がよく出て迫力があるのに、引き締まりも感じられる」と低域のチューニングが好評です 。ドラムやベースの重低音を支えつつ、ギターの音も埋もれない絶妙なバランスで、リズムに乗って演奏しやすいとの声があります。 - 音の解像度が高くクリア
解像度の高さは価格なりとの評価もありますが、「一つ一つの音がクリアで追いやすい」と分離感・明瞭さには定評があります 。楽器音のディテールを捉えやすく、モニター兼リスニング両方で満足しているユーザーが多いです。 - 使い勝手・機能性が優秀
折り畳んでコンパクトに運べる点や、ケーブルを用途に合わせ付け替えられる点が「痒い所に手が届く」と高評価です 。頑丈さも折り紙付きで「雑に扱っても壊れない安心感がある」と、ライブやスタジオにも気軽に持ち出せる利便性が支持されています。
ネガティブな口コミ
- 中音域が引っ込み気味
「低音が強い分、中音がやや引っ込んで聞こえる」という意見があります 。ボーカルや一部楽器の中域重視の人には物足りなく感じる可能性があります。ただ「その割に音はかなりクリア」とのことで、致命的な欠点ではありません 。 - 人によってこもって感じる
一部ユーザーから「音が乾いた感じで艶が少ない」「場合によっては少しこもる」との声もあります 。高域の抜けは良いものの、音色がモニターライクで味付けが無いため、派手さを求めると地味に感じるのかもしれません。もっとも「平凡ではなくオールマイティ」という評価もあり 、慣れれば問題にならない程度でしょう。


Beyerdynamic / DT 770 PRO (80Ω)


- 世界中のスタジオで愛用
ドイツ製のDT 770 PROは、同社のDT 880/990と並び世界のレコーディングスタジオで定番となっているプロ向けヘッドホンです 。放送局やスタジオミュージシャンにも広く使われており、確かな信頼性と実績を持つモデルです。 - パワフルなサウンドと高い定位
迫力ある低音とクリアな高音を両立し、バランスが神がかっていると評されるフラット傾向の音質です 。モニター用として音の分離・定位感が抜群で、「明瞭なサウンドと抜群の定位感」でミックスや演奏者のモニタリングに最適との評価があります 。特にドラムやベースなどリズム帯の再現力に優れ、ギターのカッティングやリフもグルーヴ感を損なわず聴き取れます。 - 装着感に優れた密閉型
分厚いベルベット調のイヤーパッドと適度な側圧により、装着感が非常に良いとされています。耳をすっぽり覆うオーバーイヤー型で遮音性も高く、長時間のセッションでも疲れにくい快適さが魅力です。ケーブルは3mのカールコードで取り回しが良く、スタジオ内で動きながらの演奏にも向いています 。
DT 770 PROは「録音現場でのモニターにぴったりな密閉型」とされ、演奏者向けにパワフルなサウンドを提供してくれるモデルです 。ギター用としても、アンプからの力強い音をしっかり受け止めてくれるため、クランチ~ハイゲインまで心地よくモニターできます。高音域はややきらびやかで、ギターソロの伸びも気持ち良く再生してくれます。
ただしモニター用途ゆえのやや強めの高音は、人によっては長時間で疲労を感じる場合もあります 。総じて「明瞭で定位感抜群、演奏が捗る」と多くのユーザーに評価されており、ヘッドホン沼を終わらせた一台とまで称する声もある人気機種です 。
ポジティブな口コミ
- モニターとして完璧なバランス
「低域から高域までフラットで驚く」「全体のバランスが素晴らしい」という声が多数あります 。どんなジャンルでも使える万能な音で、ギターも含めあらゆる楽器の音を正確に捉えられると高評価です。 - 定位感・音場の広さに感動
「音の分離が良く定位がハッキリわかる」「立体感があり音場も広い」と、そのモニター性能に感動するユーザーが多いです 。ギター録音時も他パートとの位置関係が掴みやすく、ミックスの仕上がりをイメージしやすいとの声もあります。 - 装着感が良く長時間使える
ふわふわのベロア調イヤーパッドが「最高に気持ち良い」と好評で、側圧も程よいため「数時間着けても耳が痛くならない」との口コミが多いです。密閉型としては珍しく蒸れにくい点も挙げられ、長時間の練習・制作でも快適だと評価されています。
ネガティブな口コミ
- 高音が少し強く感じる
一部「高音が耳に刺さり気味で、多少聞き疲れする」との指摘があります 。モニターヘッドホンゆえ細かな高音ノイズまで再現するためですが、敏感な人は長時間で疲労感を覚えるかもしれません。対策として音量を下げたり、慣れることで解決するケースが多いようです。 - ケーブルが着脱不可
古い設計のためケーブルが固定式で、断線時は自力交換が難しい点を残念がる声があります。ただ、「頑丈なので滅多に断線しない」との意見も多く、大きなデメリットにはなっていないようです。総合的に見れば欠点らしい欠点が少ない優秀なモデルと評価されています。


YAMAHA / HPH-MT8


- 全帯域でバランス抜群の音
ヤマハのフラッグシップ・モニターヘッドホンだけあり、その音質のバランスの良さは特筆ものです 。低音から高音までクセがなく、高解像度でカッチリとモニターできます 。中音域は粒立ちが良くきめ細かな音像、高音域も天井知らずに伸びやかでクリアと評価されています 。 - 歪みのない自然な音
歪みが極めて少ない自然なサウンドを鳴らすリファレンス機との評判です 。プロのエンジニア達が「こぞって絶賛」しているとも言われ、原音忠実性の高さが特徴です 。ギターを繋いだ際もアンプ本来の音色を素直に再生し、エフェクト効果も正確にモニターできます。 - 頑丈で遮音性も高い
モニターヘッドホンとしての物理的性能も優秀です。ハウジングは堅牢で耐久性が高く、折り畳みはできませんがスタジオ使用に耐える作り込み。 また密閉型で遮音性に優れており、外部のノイズをシャットアウトして集中して演奏・ミックスが可能です 。ケーブルは着脱式で、断線時の交換や持ち運びにも配慮されています。
HPH-MT8は近年プロから趣味家まで高評価を受けているモニターヘッドホンです。「MDR-CD900STに音の傾向は近いが、全体的に一枚上手」との声もあり 、ミキシング・DTM用途でも愛用者が増えています。ギターの練習用途でも、原音のディテールを余すところなく聴けるため一音一音を磨き上げるのに最適です。密閉型で外音を遮断し没頭できる反面、長時間使用では少し耳が熱くなるかもしれません。しかし「バランスが良すぎて全部このヘッドホン一台でいいのでは」との声もあるほど 、モニター環境を一新するクオリティとの評判です。
ポジティブな口コミ
- 中高域の解像度が非常に高い
「中域の粒立ちが細かく、高域も伸びが良い」と音の精細さに感銘を受ける意見があります 。特にギターのアタック音や倍音成分までくっきり聴こえるため、音作りのチェックに最適との評価があります。 - プロも認めるリファレンス性能
「評判通り歪みのないフラットな音」「さすがヤマハ、フラッグシップの音質は確か」とプロの耳を満足させるレビューが見られます 。複数のエンジニアが絶賛しているとのことで、ミックス作業でも信頼できるヘッドホンだと支持されています。 - 装着感・遮音性も優秀
「遮音性が高く音に集中できる」「頑丈なのに意外と軽く長時間でも疲れない」という声があり 、実用面での評価も高いです。イヤーパッドも厚みがあり耳にフィットするため、外音に邪魔されず演奏に没頭できると好評です。
ネガティブな口コミ
- 高音が鋭く刺さる場合がある 一部、「音源によっては容赦なく高音が刺さる」との指摘があります 。モニター用ゆえシビアに高域を再現するためですが、耳が敏感な人はチクチク感じることもあるようです。とはいえ多くのユーザーは慣れれば問題ないとしています。
- インピーダンスが高め HPH-MT8は250Ωとやや高インピーダンスです。スマホ直結などでは音量が稼ぎにくいため、オーディオインターフェースやヘッドホンアンプに繋いで使う必要があります。機材を揃えていない初心者だと最初は戸惑うかもしれませんが、その点を差し引いても音質の良さは群を抜いているとの声が大半です。


モニターヘッドホン|品質重視のプロ志向モデル
SONY / MDR-M1ST


- 900STの後継として開発
日本で不動の定番だったMDR-CD900STを手掛けたソニーが、約4年半かけて開発した自信作がMDR-M1STです 。往年の900STのコンセプトを受け継ぎつつ現代的に進化させたモデルで、2019年の発売以降プロの間で高い評価を得ています。 - 超広帯域の高解像サウンド
特筆すべきは再生周波数帯域の広さで、5Hz~80kHzという人間の聴覚を超える超低音域から超高音域までカバーします 。その極めて広い帯域の音を高解像度で忠実に再現でき、どんな楽器を演奏しても音が欠ける心配がありません 。実際、従来聴こえなかった録音中の微細な環境音までも拾い上げると評判になるほど、情報量の多いクリアな音です。 - 現場の要望を反映した改良
モニター用途に特化し、900STで指摘されていた点を改良しています。長さ2.5mのストレートケーブルを採用(着脱可)し、取り回しと音質を両立。装着感もアップし、側圧が適度に抑えられて長時間の使用でも疲労感が軽減されています。まさに「現代のスタジオ標準」を狙って作られたヘッドホンです。
MDR-M1STは発売以来「まるで音のルーペ」と称されるほどの解像度の高さで注目を集めました。900STと比べても低音のレンジが拡がり、ギターの重厚なリフから繊細なハーモニクスまでしっかりモニターできます。高音域も伸びやかですが刺さりは少なく、全域で滑らかかつ正確なサウンドです。
価格は約3万円程度と高価ですが、「どんな音でもこれで確認できる安心感がある」とプロから信頼され 、宅録ユーザーからも「一生もののヘッドホン」と評価されています。原音忠実かつレンジが広いサウンドはギタリストにとっても理想的で、繊細なニュアンスの表現力向上につながるでしょう。
ポジティブな口コミ
- 全帯域がクリアでレンジが広い
「低域から高域までスカッと抜けが良い」「レンジがとてつもなく広くて感動する」とその音に驚く声が多いです。今まで埋もれていた音が聴こえるという感想もあり、ギターの録音で微かな指の動き音まで拾えたと評価されています。 - モニタリング精度が格段に向上
「音の分離が良すぎてミックス時に手放せない」「細かなエフェクトの効き具合まで分かる」と、プロダクション環境で絶大な信頼を得ています。ギター録りでも音作りのチェックが格段にやりやすいとの声があり、プロ・アマ問わず導入して良かったという口コミが目立ちます。 - 装着感・品質もハイエンド
「900STより側圧が弱く長時間でも疲れない」「イヤーパッドが改良され快適」と装着感の向上を喜ぶ声があります。作りも高級感があり、「まさにプロ用の仕上がり」と満足するユーザーが多いです。所有する喜びを感じる完成度とも言われ、値段に見合った品質との評価です。
ネガティブな口コミ
- 価格が高い
最大のネックは価格で、「さすがに高価だが品質を考えれば仕方ない」という声があります。初めての一台としてはハードルが高く、コスパ重視の人には勧めにくいでしょう。ただ「長く使える投資」と考えて購入するユーザーも多く、満足度は非常に高いです。 - 音楽鑑賞にはシビアすぎる
モニター性能を追求しているため、「市販曲を聴くと粗まで聴こえすぎてしまう」という指摘があります。いわゆるリファレンス機なので、リスニング用途ではシビアになりすぎる場合も。ただしギター練習・制作ではその正確さがメリットになるため、用途に応じて使い分けるのが良いでしょう。


SONY / MDR-MV1


- 空間表現に優れた最新開放型
2023年発売のMDR-MV1は背面開放型構造を採用し、ヘッドホン内部の不要な反射音を低減することで非常にリアルな音場を再現するモデルです 。広い音場感と定位の自然さに優れ、アンビエントや残響のニュアンスまで正確に捉えられます。 - 広帯域で繊細な音まで再現
新開発のドライバーユニットにより5Hz~80kHzという超広帯域再生に対応し、低音から高音までカバーするスペックです 。微細な音も埋もれず表現でき、ギターの空気感や部屋鳴り、アンプの奥行きまで感じ取れる解像感が長所です。「空気が見える」とまで評されるサウンドは、立体的で臨場感に溢れています。 - 快適な装着感と高級パッド
肌触りの良いスエード調のイヤーパッドを採用し、厚みのある低反発ウレタンフォームにより快適な装着感を実現しています 。長時間でも蒸れにくく、耳当たりが柔らかいため集中してモニター可能です。軽量かつオープン型のため耳への圧迫も少なく、疲労感の少ない付け心地です。
MDR-MV1はソニーが放つオープン型モニターの旗艦で、空間表現力の高さからミキシング・マスタリング用途で注目されています。ギタリストにとっても、リバーブやディレイのかかり具合、アンプからの音の広がり方などをイヤホンでは得られない臨場感でチェックできます。
クリーントーンの微かな残響や、歪み系サウンドの奥に潜むノイズまで逃さず拾い上げるため、緻密な音作りに役立つでしょう。オープン型なので録音中のクリック音漏れには注意が必要ですが、演奏後のミックス確認用としては非常に優秀です。「音の解像度と音場の広さに驚いた」との声が多く、価格約5万円に見合うプロクオリティと評価されています。
ポジティブな口コミ
- 音場が広く定位が自然
「ヘッドホンなのにスピーカーで聴いているような広がり」「定位が自然で驚いた」と、その空間表現に感動するレビューが目立ちます。ギターの空気感やライブ感まで感じ取れるとのことで、アンプシミュレーター音のモニターにも最適と好評です。 - 細かなニュアンスまで聴き取れる
「残響音やリバーブの尾までクリア」「ミックス中の微小な定位のズレにも気付ける」と、解像度と分離感の高さが称賛されています。ギター録音ではピッキングのニュアンスやフィンガーノイズまで克明にわかるため、自宅での録り直し判断がしやすいとの意見があります。 - 開放型としては低音もしっかり
オープン型は低音が薄くなりがちですが、MV1に関しては「低域も不足なく出ている」「スカスカしない」と評価する声があります。必要十分な低音量感がありつつ、中高域は抜け良く、全帯域で満足度が高いと多くのユーザーが述べています。
ネガティブな口コミ
- 録音用途には不向き(音漏れ)
開放型ゆえ「クリックがダダ漏れなので録音には使えない」と指摘されています。マイク録りの際にはモニター音が収音されてしまうため、演奏中のモニター用途には不適です。ただこれは構造上の割り切りであり、「録音は別の密閉型を使い、MV1はミックスや鑑賞用にしている」というユーザーもいます。 - 価格が高め
高性能ゆえに値段も高く、「欲しいけど手が出ない」という声もあります。プロやマニア向けの価格帯のため、コストにシビアな人には選択肢に入りにくいでしょう。しかし実際に購入したユーザーからは「値段以上の価値がある」との意見が多く、費用対効果に満足している様子です。


audio-technica / ATH-R70x


- オーディオテクニカ唯一の開放型モニター
ATH-R70xは同社初のオープン型プロ向けモニターヘッドホンで、シンプルで無駄のないデザインながら手にした瞬間上質さが伝わるリファレンスモデルです 。スタジオモニターに求められる音質と快適性を両立し、2014年の発売以来ロングセラーとなっています。 - クリアで解像度の高い音質
フラット指向の音作りで低域から高域までバランス良く再生します 。開放型とは思えないほど量感たっぷりの低音が出る一方、中高音域は音抜け良く輪郭がはっきりしており、全体に非常にクリアなサウンドです 。ギターのクリーンから歪みまで、音の分離感・解像度が抜群で、繊細かつ自然な鳴りが特徴です 。 - 究極の装着快適性
独自の3Dウイングサポート機構により、装着時の圧迫感がほとんどありません 。軽量(約210g)かつイヤーパッドも柔らかいため、長時間でも着けているのを忘れるほど快適と評判です 。開放型で蒸れにくく、プロのエンジニアが長時間のミックス作業で使用しても疲労を感じにくいよう設計されています 。
ATH-R70xは「音質に妥協しないプロやオーディオファンに最高のパフォーマンスと快適性を提供する」と謳われるモデルです 。その言葉通り、ギターの音を含めあらゆる音源を自然で滑らかに聴かせてくれます。高インピーダンス(470Ω)なので接続機器を選びますが、適切なヘッドホンアンプと組み合わせれば広大な音場と高解像サウンドが得られます 。ギター練習では音の分離と定位が良いため自分の演奏に集中でき、また音楽鑑賞では生々しいステレオイメージに感動するでしょう。「装着感と低域が素晴らしく、開放型で音場も広いのでかなり気に入っている」というユーザーも多く 、値は張りますが満足度の極めて高い逸品です。
ポジティブな口コミ
- 音の分離感・解像度が抜群
「各パートがクッキリ分離して聞こえる」「解像度が高く一音一音が見えるよう」と、そのモニター性能に驚嘆する声が多いです 。ギターの早弾きフレーズも粒立ち良く聴き取れるため、演奏の粗探しにも最適と評価されています。 - 自然で豊かな低音
開放型にも関わらず低音がしっかり出る点が高評価です 。「フラットだが低域が物足りないことは全くない」「中低域の密度感も十分」とのことで、クリーンはもちろんヘヴィなギターリフの重厚さも楽しめるサウンドと好評です。 - 装着感が最高レベル
「長時間かけても全く疲れない」「つけ心地が軽すぎて感動した」と、多くのユーザーが快適性を絶賛します 。ヘッドホンをつけているストレスが極小なため、何時間でも音と向き合える理想的なモニター環境を実現しているとのことです。
ネガティブな口コミ
- 駆動にパワーが必要
インピーダンスが非常に高いため、「オーディオインターフェース直だと音量が足りない」「スマホでは鳴らしきれない」という声があります 。本領発揮にはヘッドホンアンプがほぼ必須で、手軽さという点では劣るかもしれません。しかし適切に駆動できれば素晴らしい音が出るので、機材環境と相談して導入しましょう。 - 耐久性に不安を感じる例も
一部ユーザーから「ハウジングの接合部が弱そう」「長年使っていたら樹脂部分が割れた」という報告があります 。軽量化ゆえに構造的な脆さがあるのかもしれません。取り扱いには注意が必要ですが、通常の使用では問題なく、不安な場合は延長保証に入るなどで対策すると安心です。


まとめ|環境を大きく左右するヘッドホン選び
ギタリストにおすすめのモニターヘッドホンを価格帯別に紹介しました。
ヘッドホン一つで練習効率や録音クオリティは大きく向上します。静かな環境で周囲を気にせずギターに没頭できるのはもちろん、モニターヘッドホンで自分の音を客観的に聞くことで演奏の課題も明確になります 。
ぜひ本記事を参考に、自分の用途と予算に合った一台を選んでみてください。「優秀な楽器用ヘッドホンは演奏上達の近道」です 。お気に入りのヘッドホンを相棒に、快適なギター練習ライフを送りましょう!
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