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Guthrie Govan/ガスリー・ゴーヴァンの使用機材【アンプ・ギター・エフェクター】

世界で活躍するギタリストの愛用機材をまとめて取り上げる「プレイヤーズ・リグ」
今回はイングランドより、世界最高峰のギタリスト
Guthrie Govan
ギター好きなら誰に聞いても名前が上がるであろう、トップギタリスト。
速弾きなどのテクニカルな超絶技巧はもちろん、メロディックな表現やクロマチックフレーズ。
「ギターってこんな音出るんだ…」と驚いた方も少なくないはず。
世界のトップは一体どんなギターやアンプ・エフェクターを使っているのか、チェックしていきましょう!
Guthrie Govan/ガスリー・ゴーヴァン|Profil


Guthrie Govan (ガスリー・ゴーヴァン)
生年月日:1971年12月27日
出身:イングランド
Biography
幼少期から際立っていた天才的才能
ロンドン出身のガスリー・ゴーヴァンは、1971年12月27日に音楽好きの家庭に生まれました。
幼い頃からその才能は明らかで、なんと5歳で初めてのステージに立ち、チャック・ベリーやエルヴィス・プレスリーの曲を弾いていたという逸話も残っています。
父親がクラシック音楽に造詣が深く、また家族全体が音楽に親しんでいた環境の中で、自然とギターに傾倒していきました。
テクニック以上の音楽性を重視した若き日の選択
1993年、イギリスのギター誌「Guitarist」主催の「ギタリスト・オブ・ザ・イヤー」で、自作曲「Wonderful Slippery Thing」を披露し優勝。
この楽曲はその後、ガスリーの代名詞として長年愛される代表曲の一つとなります。
当時、アメリカのシュラプネル・レコーズから契約オファーを受けるも、「技巧だけを売りにしたギタリスト」になることを避けたかった彼はこれを辞退。
その後もレーベルに頼らず、ギター講師、楽譜制作、マガジン連載などを通じて地道にキャリアを積み重ねていきました。
キャリアの転機:エイジア、GPS、そしてソロ活動へ
2001年、プログレッシブ・ロックバンド「Asia(エイジア)」のアルバム『Aura』でギタリストとして参加。
この機会により、プロフェッショナルとしての活動が本格化します。
2006年には自身のバンド「GPS(ジー・ピー・エス)」を結成し、アルバム『Window to the Soul』をリリース。
同年、自身の名前を冠した初のソロアルバム『Erotic Cakes』をリリースし、世界のギターファンにその存在を強烈に印象付けました。
Aristocrats結成とプレイヤーとしての頂点へ
2011年、ベースのブライアン・ベラー、ドラムのマルコ・ミネマンとともに**超絶技巧トリオ「The Aristocrats」**を結成。
ジャズ、メタル、フュージョン、カントリーなど様々な要素をミックスしながら、ユーモアと技術に溢れた演奏で世界中のオーディエンスを魅了しています。
彼らのライブは世界各国で開催され、日本公演でも大成功を収めました。
アンサンブル重視の演奏でありながら、ガスリーは常にバンド全体を引っ張るような存在感を放ち、そのサウンドとプレイスタイルはますます進化しています。
スティーヴン・ウィルソン、ハンス・ジマーらとの共演
ソロ活動やアリストクラッツ以外にも、ガスリーは名だたるアーティストのサポートにも積極的に参加。
2014年にはプログレ界の重鎮スティーヴン・ウィルソンのバンドにギタリストとして加入し、ツアーおよびアルバム制作に参加。
さらに2016年以降は映画音楽界の巨匠ハンス・ジマーのワールドツアーに同行し、ストランドバーグ製8弦ギターを駆使してオーケストラとの共演を果たしています。
重厚な劇伴の中にあっても、彼の繊細で存在感のあるトーンは観客の耳を引きつけました。
ガスリー・ゴーヴァンが“唯一無二”とされる理由
彼のギタープレイは、「超絶技巧」と形容されるほどの速弾きだけにとどまりません。
ジャズ由来のスケール感、ブルージーなフィール、流れるようなレガートや多彩な表現力をもって、「音楽性を軸にした総合力」を高い次元で体現しています。
また、ギターを“音楽という言語の発信手段”と捉える姿勢も独特であり、「ジャンルではなく“文脈”で弾く」と彼自身が語っている通り、常に“会話のような”演奏が魅力となっています。
Guthrie Govan/ガスリー・ゴーヴァン|Play&Music
Fives
ガスリー・ゴーヴァン人気曲の中でも、トップを争う名曲Fives。
ガスリーの演奏動画やLive映像は、原曲どおりのものがほとんどなく、必ずと言っていいほど即興(インプロビゼーション)が入ります。
Wonderful Slippery Thing
高速スラップから始まり、フュージョンらしい曲調が印象的な1曲。
ちなみに、コンペにて受賞した曲ですが、なんと作曲したのは若干20歳のころ。
震えますね…笑
Waves
上下左右、縦横無尽の運指から構成される、その名の通りまるで波のような1曲。
独特ですが、癖になりますよね。
なかなかない指板上の動きなので、運指の練習にも良いかもしれません。


Guthrie Govan/ガスリー・ゴーヴァン|愛用機材【ギター】
Charvel / Guthrie Govan Signature


機材解説
ガスリーの現在のメインギター。
2014年NAMMショーで正式発表された米国製シグネチャーモデルで、2ハムバッカー+シングル(HSH)レイアウトのスーパーストラト系ギターです。
ボディ材には軽量なカラメライズド・バスウッド(焙炭処理されたボディ)が採用され、トップに美しいバーズアイまたはフレイムメイプルがラミネートされています。
ネックも焼夷加工されたメイプル材で、24フレットの指板にはステンレス製フレットを装備。
ロック式ペグや特製フローティングトレモロを備え、チューニングの安定性と演奏性を徹底追求した一本です。
ピックアップはフェンダーカスタムショップのマイケル・フランク・ブローン設計による特注HSHセットで、5段スイッチ+ミニスイッチによりシングルコイル的なサウンドまでカバーする柔軟さが特徴です。
ガスリー自身「一本で何でもできる究極の仕事道具」と評しており、実際クリーントーンからハイゲインまで幅広い音色をこのギター一本で表現しています。
なお2017年にはボディ材を軽量なロースト・アッシュに変更した新モデルも追加され、初期モデルには後付けでシングルコイル⇔ハムバッカー切替スイッチが増設されるアップデートが行われました。
ガスリーはこのCharvelシグネイチャーをメインに、ソロやアリストクラッツで使用。
ピックアップの出力バランス調整や回路設計にも本人の意見が反映されており、「音作りの自由度が高く、自分のアイデアをそのまま音にできる」と語っています。
また、ツアー先でトラブルが起きにくいよう耐久性にもこだわっており、ステンレスフレットや焼入れネックによる強度向上はまさにプロユース仕様です。
ボディトップのバーズアイ・メイプルやフレイム・メイプルが選択できる美しいルックスも魅力で、ファンからの人気も高いモデルです。


Suhr / Modern


機材解説
Charvel以前にガスリーの代名詞だったのがSuhrカスタムショップ製のシグネチャー・モデルです。
2000年代後半にSuhrから発売された「Antique Modern」「Set-Neck」など複数のガスリー・モデルは、いずれも24フレット仕様のモダンスタイル・ギターで、HSHピックアップ配列やフロイドローズ系トレモロなど高い演奏性と多彩な音作りを両立していました。
例えばSuhr Modernシグネイチャーは、艶やかなフレイムメイプル・トップ/マホガニー・ボディに焼入れメイプルネックという組み合わせで、滑らかなネックシェイプとジャンボサイズのステンレスフレットを採用。
ボリュームノブを引き上げて回路を直結し瞬時にフル出力にする「ブロワー・スイッチ」や、アーミングアジャスター「Tremol-No」の搭載など、ガスリーのアイデアが凝縮された設計でした。
Suhr時代のガスリーは、このシグネチャーに加えSuhr StandardやClassic T(テレキャスタータイプ)など計6本以上のSuhrギターを状況に応じ使い分けていました。
艶やかなクリーントーンから分厚いリードまで自在に操れるため、「Suhrを持っていれば他に何も要らない」とまで言わしめたそうです。
当時はアンプも含めSuhr社とエンドース契約を結んでおり、ライブでもSuhr製ギター+Suhrアンプ(後述)という組み合わせが定番でした。
現在はCharvel移行に伴いSuhrギターはステージから姿を消しましたが、「Erotic Cakes」収録曲など一部で聴ける艶やかなトーンはSuhrギターならでは。
ガスリーの歴史に欠かせない名機と言えるでしょう。
Suhr modernシリーズ


Vigier / Excalibur Surfreter(フレットレス・ギター)


機材解説
ゴーヴァンは珍しいフレットレス・ギターの使い手としても知られます。
フランス製のVigier Excalibur Surfreterは指板に金属板を貼った6弦エレキギターで、フレットが無いため独特の滑らかな音程変化を生み出せます。
ガスリーはこのモデルの存在を以前から知っており、自身のデモ曲「Slidey Boy」などで追求したいサウンドに合致するとしてステージやレコーディングで採用しました。
Vigierとは公式なエンドース契約は結んでいませんが、自前のSurfreter Special(アルダーボディ+メイプル指板)を所有し、必要な場面で使用しています。
たとえばソロアルバム収録曲「Fives」等のライブで滑らかなグリッサンドを披露し、観客の度肝を抜いたことも。
一見するとエキゾチックな機材ですが、ガスリーは「表現の選択肢を増やすための一つのツール」として自在に操り、その応用力にも驚かされます。
そのほか(PRS・Strandberg)
過去には、一時的にPRS製カスタム24を使用していた時期もあります。
若手時代の教則ビデオなどで確認でき、ウォームなハムバッカー・サウンドを求めて使っていたようです。


また2010年代後半にはストランドバーグ製8弦ギターをハンス・ジマーのライブで使用し、映画音楽の重厚な低音パートを担当したこともあります。
このようにガスリーは楽曲に応じて最適なギターを選択する柔軟性を持ち、どのギターでも彼ならではの個性を発揮している点は特筆に値します。
Guthrie Govan/ガスリー・ゴーヴァン|愛用機材【アンプ】
Victory / V100


機材解説
Victory V100は、ガスリー・ゴーヴァンとマーティン・キッド(Victory創設者)の協力で開発された、100Wのハンドワイヤード真空管アンプです。
V30 “The Countess”の完成後、より大規模な会場やレコーディング用途に向けて開発され、2チャンネル+マスターブースト搭載、EL34パワー管によるクラシックブリティッシュ系の中音域が特徴です。
ガスリーはこのアンプをアリーナ規模の公演やレコーディングで活用し、「V30がポータブルツアー用、V100がフルスケール・サウンド用」という位置づけで使い分けています。
MkII以降ではリードチャンネルにより厚みが加えられ、本人も「ヴィンテージMarshallのように感じられる」と評しています。
Victory / V30 “The Countess”


機材解説
ガスリーのメインアンプは、イギリスの新鋭ブランドVictory Amplification製のV30ヘッドです。
2013年頃に当時Victoryのチーフ・デザイナーだったマーティン・キッド(元Cornford創設者)と協力し、「旅客機の機内持ち込みが可能なコンパクトさと妥協のないチューブサウンド」を両立したシグネチャー・モデルとして開発されました。
金属製ランチボックス型シャーシに2チャンネル/最大30W出力のオールチューブ回路を搭載し、フロントパネルのスイッチで15W、リアのスイッチでさらに9W/2Wまで出力を落とすことも可能という柔軟さが特徴です。
ガスリーはこのV30を「飛行機に持ち込めるマイアンプ」として世界中のツアーに携行し、クリーンからヘヴィまで幅広く使い倒しています。
2018年にはクランチモードとローエンド引き締め機能(Nomodスイッチ)が追加されたMkII版が登場し、現在はこちらのV30 MkIIを主に使用。
ガスリーは「このサイズから想像できないほど巨大な音が出る」とV30を絶賛しており、自宅からアリーナまで一貫して愛用しています。
またキャビネットにはCelestion Vintage 30スピーカー搭載の4×12キャビを好み、Mesa/BoogieやOrange製の堅牢なキャビネットを組み合わせて厚みのあるサウンドを追求しています。
もっとも近年は環境に応じた機材使い分けも行っています。
大音量が難しいオーケストラ共演のステージではKemper Profiler(デジタル・アンプシミュレーター)を使用し、インイヤーモニター主体でステージ音を抑制する工夫も行いました。
2022年以降は遂に実アンプをステージから外し、後述のFractal製マルチでアンプ音をシミュレートするスタイルに完全移行しています。
ただしレコーディングやクリニックでは今なおVictory V30を鳴らす姿が見られ、ガスリーにとって真空管アンプは「理想のレスポンスを得るためのリファレンス」的な存在と言えるでしょう。
Guthrie Govan/ガスリー・ゴーヴァン|愛用機材【エフェクター】
こちらの動画でボードについてガスリー本人が紹介


TC Electronic / PolyTune 2 Mini




製品の詳細
TC ELECTRONIC / POLYTUNE 3 MINIは、バッファーを搭載し、より使い勝手を向上させたペダル型ポリフォニックチューナーPOLYTUNE 3のミニサイズモデル。トゥルー/バッファード・バイパスの切り替えスイッチを本体横に配置し、用途に合わせ切替可能。高精度なチューニング、高光度LEDによる高い視認性をコンパクトボディで実現しています。
Suhr / Koko Boost




製品の詳細
Koko Boostは、ガスリーがソロブースト専用で使っていたクリーンブースター。
ミッドブーストのスイッチを切り替えることで、ソロパートでの音抜けを強化する用途に活用されていました。
- BoostとMid Boostを別々に選べるトグルスイッチ搭載
- ライブ中、ミッドが埋もれがちな会場では常にONで使用していた
- 低域の押し出しも上品で、トーンバランスを崩さない点が評価されていた
Guyatone / Mighty Micro WRm5 Wah Rocker


製品の詳細
この国産ミニサイズのオートワウ「WRm5」は、フィルター系エフェクトの名機として評価されており、ガスリーの旧ボードに組み込まれていたことで知られます。
特にアルペジオやクリーンバッキングにおいて動的なエンベロープ効果を付加するために使用されました。
本人は極端な設定を避け、ナチュラルな開き具合のフィルターセッティングで「ピッキングの強弱をダイナミックに表現できる」と語っています。
超小型筐体で他ペダルとの相性も良く、ツアー時の省スペース重視にも貢献していました。
Providence / ADC-4 Anadime Chorus


製品の詳細
ガスリーが一部ライブセットで使用していたアナログコーラス。
ナチュラルな揺れと透明感のあるモジュレーションが特徴で、アルペジオやクリーン・バッキングに彩りを加える際に使用。
- 深すぎない設定で常時ONにするケースも
- クリーンの立体感を加えるが、主張しすぎないニュアンスが好まれた
- エフェクトループ内またはプリアンプ前段で使用
■リッチなコーラス効果
ANADIME CHORUS/ADC-4は遅延素子にBBDを使用したアナログ・コーラスです。ゆったりとした幻想的なアルペジオ、流れるように軽快で切れのあるコードカッティング、印象的なリフからソロまで、様々なシチュエーションでのコーラスサウンドに対応します。
モノアウトでありながら、横の広がりのみならず深い奥行き感も追求した音作りで豊かな空間を演出し、アナログならではの暖かみと重厚感のあるコーラス効果が得られます。
■より幅広い音作りを可能にしたDEEPスイッチ
コーラスモード(ディレイ・レンジ)がDEEP/MID/LIGHTの3通りになり、今まで通りのピッチ変化が大きく奥行き感のある深いコーラスから、さわやかで軽いクセのないコーラスまで幅広く演出します。
■ミックス機能の搭載
新たに搭載したMIXコントロールは、原音とピッチの揺れる音のミクスチャー・レシオを可変します。DEPTHコントロールと併用することで、濃厚なうねりから軽い揺らぎまで幅広く絶妙なセッティングが可能になりました。
■S.C.T.サーキット
通常のTrue-Bypassサーキットは音声信号がバイパス時にスイッチ回路を2回路通りますが、ANADIME CHORUSのサーキットはバイパス時にスイッチ回路を1回路しか通らないシングル・コンタクト・トゥルーバイパス・サーキットを採用しています。その結果、いままで以上に製品の信頼性の向上と、より高いサウンドクオリティーを得ることができます。
■D.C.G.サーキット
出力ジャックに接続されるモノプラグのシールド側に2接点でエフェクターのグランド側を接続するD.C.G.サーキット(ダブル・コンタクト・グランディング・サーキット)を採用。接点の面積を増やすことで接触不良が起きにくくなり、音質面でも有利に働きます。
■LEDのマルチ機能
ANADIME CHORUSのLEDは、モジュレーションピッチ表示(エフェクトON時、LFOスピードに同期点滅するので視覚的に確認できます。)として機能します。また、エフェクトのON/OFF状態を表示するだけでなく、バッテリーの電圧を監視する機能を持っています。バッテリーの電圧が約7V以下になるとLEDが消灯しはじめます。この状態でもエフェクト音は出力しますが、本機の性能を十分に発揮させるためにバッテリーの交換をお奨めいたします。
Xotic / SL Drive


製品の詳細
Marshall Plexi系の歪みをミニサイズで再現したXotic SL Driveは、ガスリーが「コンパクトな歪みペダルの中では驚くべき完成度」と称した一台です。
アリストクラッツのツアー中、メインアンプにブーストをかけずにドライブ感を加える用途でサブ的に使用されたことがあります。
内部DIPスイッチでBright/Fatモードの切替ができる点を本人も高く評価しており、曲によってミッドの出方を微調整していた模様です。
コントロールの素直さと倍音の出方が「まるでアンプのよう」と言われる所以です。
TC Electronic / Ditto Looper


製品の詳細
シンプルな1フットスイッチ構成のルーパーの定番機種で、ガスリーはクリニックやマスタークラス、ソロデモ演奏で多用しています。
「瞬時にループを作って即興演奏に移れるスピード感」が気に入られており、フレーズ構築やレイヤー演奏のアイディアスケッチにも活用。
録音されたループ音の劣化が少なく、原音忠実な音質がプロユースでも十分対応できるレベルであると本人も評価しています。
シンプルな設計ながら、彼のフレーズ構築スキルと相まって非常にダイナミックな活用がなされています。
TC Electronic / HOF Mini Reverb


製品の詳細
Hall of Fame Miniは、TCのTonePrint技術により1つの筐体に無限のリバーブアルゴリズムを注入可能という設計で、ガスリーもこれを高く評価。
ツアーでは環境に応じてPlate、Hall、Roomなどを切り替えて使用し、「フットプリントを最小限にしつつ高音質な残響が得られる」とコメント。
HOF Miniのようなワンノブ設計でも、フレーズのダイナミクスを活かせる自然なリバーブ感が彼の演奏を引き立てています。
主にクリーン系の曲でさりげなく使用され、空間感を演出しています。
TC Electronic / Flashback 2 Delay


MiniペダルVer


製品の詳細
直観的な操作と高音質が魅力の人気のディレイがパワーアップ。Sub ‘N’ Upの回路を使用した、Shimmer効果を取り入れた新ディレイ・アルゴリズム、クリスタルの追加。さらにはTapeとAnalogアルゴリズムを新たに開発し直し、よりビンテージライクな効果を実現。また、感圧型エクスプレッション・コントロールのMASH技術を導入し、今までのディレイ効果にとらわれない自由な音作り、空間表現が可能です。
ツアー先で機材制限がある場合や、他の機材トラブル時に使用されていたことがある高機能ディレイ。
TONEPRINT機能でガスリー本人の設定を読み込んで再現することも可能。
- 軽量・コンパクトかつ多モード対応
- クリーン〜軽い歪みにかけたステレオ・ディレイでの使用が多い
- 特定の楽曲でタップテンポを用いたエフェクト的使用も
Jim Dunlop / JC95 Jerry Cantrell Signature Wah


製品の詳細
このワウペダルは、Alice In Chainsのギタリスト、ジェリー・カントレルのシグネイチャーモデルとして知られていますが、ガスリーもこのダークなワウ特性とバッファー回路の自然さに惹かれて使用しています。
スタンダードなCry Babyよりも音の立ち上がりが穏やかで、フィルター効果がナチュラルかつ滑らかなことから、レガートやスライド、ハイブリッドピッキングとの相性が良い点が採用理由と考えられます。
一部ライブではこのワウを使い、ブルージーで歌うようなソロパートに色気を加えていました。
Jim Dunlop / DVP3 Volume


製品の詳細
DVP3は、アクティブ/パッシブどちらにも対応可能なミッドサイズのボリュームペダル。
ガスリーは「ピッキングニュアンスを足元でコントロールできる」用途でこれを使用しており、特にバイオリン奏法やクリーンの音量バランス調整に効果を発揮します。
DVP3はトルク調整が可能な構造で、足の動きに対して滑らかに反応するため、繊細な表現を要するフレーズでの使いやすさも抜群です。
ペダルの前段に配置することで、歪み量の変化も自然にコントロールできるようにセッティングされています。
Guthrie Govan/ガスリー・ゴーヴァン|愛用機材【その他】
弦:Rotosound / R10 ROTO YELLOWS REGULAR


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