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デヴィッド・ギルモア(Pink Floyd)が奏でる、成層圏まで届くような伸びやかなリードトーン。J・マスシス(Dinosaur Jr.)やビリー・コーガン(The Smashing Pumpkins)が掻き鳴らす、聴く者の平衡感覚を奪うような轟音の壁。
これら伝説的なサウンドの共通項、それが「Big Muff(ビッグマフ)」です。
1969年の登場以来、このペダルは単なる「歪みエフェクター」という枠を超え、一つの楽器として数々の名盤を彩ってきました。しかし、多くのギタリストが一度は憧れ、手に入れ、そして絶望します。「バンドで合わせると音が抜けない……」。
本記事は、そんな「マフの魔力」に取り憑かれたあなたに贈る、徹底的なリサーチレポートです。歴史的な背景から回路の違い、そして現代のアンサンブルでも「使える」至高の12機種まで。あなたの足元に鎮座すべき「正解」を見つけ出しましょう。

マフが「抜けない」と言われるのは、その特徴的なトーン回路(ミッドスクープ)が中音域を削ぎ落としてしまうためですが、裏を返せば、それが他の楽器と被らない唯一無二の「マフの帯域」を作り出しているのです。

背景
最初期のモデル。3つのノブが三角形に配置されていたことからこう呼ばれます。
サウンド
最も暴れるサウンド。低域は少しタイトですが、高域のエッジが鋭く、和音を弾いた時の分離感も比較的良好。「轟音だが、コード感も残したい」プレイヤー向け。
背景
筐体右下のロゴに羊(のような女性)の顔が描かれている時期。デヴィッド・ギルモアの愛用で神格化されました。
サウンド
ミッドレンジの削れ方が音楽的で、サスティンが非常に豊か。単音リードを弾いた時の、ヴァイオリンのように滑らかで甘いトーンは、この時期特有の魔法です。
背景
EHX社が倒産後、ロシアのSovtek社で生産していた時期。「Civil War」「Green Russian」「Black Russian」などのバリエーションがあります。
サウンド
圧倒的な重低音。ギターだけでなくベース用としても人気が高く、グランジやオルタナティブ・ロック、ストーナーロックの「壁」を作るのに最適。高域は控えめで、野太いサウンドです。

デヴィッド・ギルモアが愛した「あの音」を、手頃な価格とボードに収めやすいサイズで実現。数あるヴィンテージ・ラムズヘッドの中でも、特に評価の高い「Violet(紫ロゴ)」期の回路を再現しており、甘く伸びやかなリードトーンから、荒々しいコードバッキングまで対応します。マフ入門にして到達点と言える一台。

最初期のマフが持つ、凶暴でありながら明瞭なトーンを復刻。ラムズヘッドよりもエッジが効いており、低域のだぶつきが少ないため、カッティングや速いリフでも音が団子になりにくいのが特徴です。サンタナのような初期のサスティンサウンドから、現代的なガレージロックまでカバーします。

The Black Keysのダン・オーバックなどに愛用された、通称「アーミーグリーン」の復刻版。他のマフに比べてゲインはやや低めですが、その分、地を這うような重低音と太さを持っています。ドゥームメタルやストーナーロックのような、重心の低いリフを刻むならこれ一択です。

トランジスタではなく、IC(オペアンプ)を使用した異端のマフ。ビリー・コーガンが愛用したことで一躍伝説となりました。他のマフよりも荒々しく、バリバリとした質感(Crunchy)が特徴です。トーンバイパススイッチをONにすると、フィルターを通らない全帯域の轟音が出力され、まさに「壁」を作ることができます。

「マフ愛」が異常なレベルに達しているWren and Cuffによる傑作。回路図をなぞるだけでなく、当時の基板パターンや筐体のサイズが音に与える影響まで考慮して作られています。弾いた瞬間に広がるリッチな倍音と、どこまでも伸びるサスティンは、まさにヴィンテージ個体そのもの。所有する喜びも別格です。

「どの時代のマフを買うか迷う」という悩みを解決する一台。Civil War、Russian、Pi、Triangle、Ram’s Head、そしてJHSオリジナルの6つのモードをロータリースイッチで切り替えられます。特筆すべきは、これがDSP(デジタル)ではなく、実際にアナログ回路を切り替えている点。マフの歴史博物館を足元に置くようなものです。

「アンサンブルで抜けない」というマフの宿命に真っ向から挑んだペダル。基本はラムズヘッド系ですが、中域を意図的に持ち上げ、低域のダブつきを抑えるチューニングが施されています。結果、マフの質感を保ちつつ、ディストーションのように扱える汎用性を獲得。ギルモアのような「歌うリード」を求めるならこれです。

The Black Keysのダン・オーバックの使用で有名になった名機。ロシアンマフをベースにしていますが、特筆すべきは「Shift」ノブです。これにより、マフ特有のドンシャリ(中域カット)から、ミッドを押し出したサウンドまで無段階に調整可能。「マフは好きだが、音が抜けない」という悩みを完璧に解決した、現代のスタンダードです。

「腫れ上がったピクルス」という名の通り、極太のサウンドを誇ります。既存のマフ回路を拡張し、Scoop(中域)やCrunch(コンプレッション)を外部ノブで調整できるほか、内部トリマーでクリッピングの質感まで変えられます。セッティングは難しいですが、ハマれば誰とも被らない最強のファズサウンドが手に入ります。

2022年に登場した「5状態」ファズ。最大の特徴は、雷マークの「Voltage」ノブです。電圧を下げれば電池切れ寸前の「ブチブチ」としたゲートファズに、上げればヘッドルームの広いモダンなディストーションライクな音に変化します。マフの回路構成をベースにしつつも、シリコン/ゲルマニウム/LEDクリッピングを選べるなど、実験的な精神に溢れた一台。

オリジナルのSabbathが持つ「暗黒の重低音」というDNAを受け継ぎつつ、より現代的な解像度と、空間を埋め尽くすような「壁」を作る能力を強化したモデル。名前の通り、ブラックメタルとシューゲイザーが融合したような、美しくも破壊的なサウンドスケープを描くのに最適です。ヴィンテージ・マフのような飽和感を持ちながら、激しくコードをかき鳴らしても音がダンゴにならず、エモーショナルに響くチューニングは、まさに「現代の芸術」です。

「Black Gaze」が混沌と破壊を象徴するなら、この「Bliss」はその名の通り「至福」を具現化したモデルです。Sabbath特有の壁のような轟音はそのままに、ヴィンテージパーツの選定により、より音楽的で艶のあるトーンへと昇華されています。特筆すべきはピッキングニュアンスへの反応速度で、ファズの厚みがありながらも、弱く弾けば鈴鳴りに近いクランチが得られるなど、まるで生き物のように表情を変えます。内部配線の美しさまで含めて一つの芸術作品です。

近年、日本のエフェクター界で台風の目となっているOrganic Sounds。彼らの作るRam’s Head(The Towerなど)は、単なるクローンではありません。数百台のヴィンテージを解析した知見から、個体差による「当たり」の要素を抽出し、新品でありながら経年変化を経たような「枯れ」と「艶」を再現しています。音が速く、立体的です。
マフ系ファズの世界は、一度足を踏み入れると抜け出せない「泥沼」であり、同時にギタリストにとっての永遠の「ロマン」でもあります。
今回ご紹介した12機種は、どれもその歴史的な「壁のような轟音」と「無限のサスティン」を現代に蘇らせる名機ばかりです。 ギルモアのような哀愁漂うリードを弾くのか、それともオルタナティブなグランジ・リフを刻むのか。あなたのプレイスタイルに合った一台を選べば、ギターを弾く喜びは何倍にも膨れ上がるはずです。
| チャージ金額 | 通常会員 | プライム会員 |
|---|---|---|
| 5,000円〜 | 0.5% | 1.0% |
| 20,000円〜 | 1.0% | 1.5% |
| 40,000円〜 | 1.5% | 2.0% |
| 90,000円〜 | 2.0% | 2.5% |
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